おもてむき静かな
地下の濁流のような衝動
ガラス窓に映った顔だけがほくそ笑む
いつか
ナイフで蜂を殺したときの壁のいくつかの穴に
あのこを切り刻んで少しずつ詰め込む幻覚を見た
 ....
僕のこと 愛した君は もうここにいない
君のこと 愛する僕は まだここにいるのに



いつからか 僕の思いは一方通行
君に通行止めくらって
抜け道捜して 必至に迂回してる


 ....
少し大きな動物が
足元に横たわってる
景色にあるどの線にも
斜めになって
昨日からの続きのように
滑らかな呼吸をしている
その鼻先から
しばらく行ったところを
とうがらし売りの少女が
 ....
潮音、拡やかな幸福
海の縁に腰かけていた
中埠頭は青くあり
ごうごうと鳴るごとに
背骨のきしむような気がして
足首をさらう水音で紛らせている


波間に叫ぶようなことばを
持ち合わせ ....
3日前に職場で腰を痛め 
うずくまったまま動けず 
車椅子に乗り
整形外科へ搬送され 
9年目にして初めて 
10日間の秋休み  

今日も午前10時の朝食を終え 
ほがらかな日のそそ ....
コンビニの店員は仏頂面で言う。
夏が終わった。
夏が終わった。
夏が終わった。
夏が終わった。

恋人は時々お前はどっかに行ってしまいそうだ、と言う。
事実、私はシチリアに今すぐにで ....
あいわなびーべいべ
あいわなびーよべいべ

僕は君のことが好きすぎてもう
いっそのこと君になってしまいたいと思うんだけど

僕が君になってしまったら
君になった僕を愛してくれる人が
い ....
日曜の朝はふしぎです

朝のかたまりを感じます

昼には暮れる

朝のかたまり

生きていること以外

自由にあふれたかたまりです


駅からの人の群れ

なにかの試験 ....
知らない町の

うろこ雲

宇宙の丸みが

地球かな

知らない町の

きみ、轍

漂うかおりが

風ひやす


さりとて僕は思うのです

ときどき天気は東から
 ....
■水槽に鳥を入れる。


■「その先はぼくが眠ることにするよ」


■日記からみた夢日記がそうであるように、夢日記からみてそうであるような日記を書くこと。


■ぼくからみた君が ....
寒い部屋


出口は無くて


唯だ独り


袖を伸ばしては


視えない明日を


待ち侘びる


欲しいのは


子宮の温かさ


スープの ....
街に堕ちた爆弾
君の棺には白い花を入れよう
重油の涙を
燃やしてあげるよ

地に還る屍
其れすら越えた先を飛ぶのさ
いつかの誓いを
救ってあげるよ

瓦礫の向こうに続いてゆく空
 ....
人の角度から自分を見る。可笑しくって少し直す。
鏡よりも他人を見ている。必要なのは真実さえも覆う表皮。
日記を書く日が減った。飛び飛びになる記憶と言葉。
手を繋ぐことが無くなった。今は離れ ....
ほんの少し口元緩めて、気を抜いて、喋っていたら、

心を傷付けそうな凶器をあなたに向かって放っていました。
あたしが死んで50年経ったら、


あたしの言葉を勝手に使ってくれる人がいたらいいと思う。
 くるるるるるる・・・ 


羽ばたいて 
空へ吸いこむ
黒影の 
鳩の言葉は訳せない 


 one は one 


   一 は 一 


 「愛」 は 「Lo ....
「明日、笑おう」
と、
夜の向こうで待つ朝に
投げかける
一握りのこ、え、

ピアノの音色はどこまでも
地平線のむこうの
あなたをすり抜けて
そのむこうに在る
小さなお墓の前で、果 ....
☆ ∴..☆ ∴.☆ ∴..☆ ∴...☆ ∴..☆

扉を開くと

優雅な薔薇の
花びらが
ひとひら ひとひら
いとおしく

カトレアの花が
ふわりと風に揺らぎ
紫の香りを
 ....
たくさんの人々の

これは現実か?
借用書を失くした
腕を振り上げる
細くて白い
速いだけじゃダメなんだ
運動量が足りない
手招きする
羽を生やし
黒い森を飛び越え
墜落する
 ....
赤い落日に染まる頃でしょうか。
あるいは、
終焉を意図したのかもしれませんね。
せつなく空間がのどかに広がる遠浅は、
夏という季節を、見せた丘。
終わらせないままでいますが、

折り目。 ....
 
 
 
花の命の儚さを見て
人が泣くように
人の命の儚さを見て
地球は泣いてくれるかな
 
 
 
台所で
母が米を研ぐ音は
別な音がする

えっちら おっちら
えっちら おっちら

母の手が
つめたい水のなかで
ゆきをふみしめる

わたしはうまく研げないので
そんな音がしな ....
瞳を震わす息吹を
すべからく
祈り、と、呼ぶ
 
そんな
少女の小さなまつげは
時折、瞬きとは別に
揺らぐことがあるという
 
胸元で組んだ手の
その周りに、
祈りは宿るのだろう ....
きみがまだ制服だった頃
わたしも同じく包まれる身で
あの毎日が示した未来は
いまも変わらず
ふしぎな熱です


 肩掛けかばんは
 いちりんの花

 種という名に奔放に
 ....
冷たい金属のドアノブを回し
軽い色をした重たい木製のドアを開ける
笑顔で迎え入れてくれた先輩方は
僕の方に腕を回す

僕は震える手で小さなショットグラスを掴み
ひと思いに流し込む
出した ....
生きるために
強度が欲しくて
もがいている

強度を得て
生きながらえる
ぼくら

トラウマだらけの
世界を見て
へ、と笑う
これから僕は皆さんに
世界一難しい問いかけをします
「愛って一体何ですか?」

例えば教師は
百万人の教え子達に
人生の素晴らしさを説くだろう

例えば医者なら
百万回のオペの中で
 ....
得てすらいないのだから
失った わけでもない
それでも周回数は
二回り以上
べた凪の水面がさざなみ立つのは
街で見かけるラクダ ではなくて
贈ってもいないのだから
とうぜん指輪を探すこと ....
街をひずませている調性のない
属性をもったビルディングが
太陽にむかっておじぎしている
じりじりと今
風は耳をすます
調性のない音のうねりから
こぼれおちるものをひとつ
すくいあ ....
ブルー
このことばから導き出される感情
印象、心象、映像、記憶、追憶
日々流れていく風景は
車窓の景色が特急列車で飛んでいくように
はっきりと認識することができず
ぼんやりと視界の ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
きっと鈍痛のほうがより涙を流せるホロウ・シカ...3*07/10/23 21:56
ぐるぐる柚木107/10/23 21:31
少し大きな動物たもつ907/10/23 20:11
青の王国日向夕美407/10/23 20:09
秋休み服部 剛8*07/10/23 19:46
夏なら終わりましたけど。菊池ナントカ2*07/10/23 19:02
合羽奈美udegeu...0+*07/10/23 18:47
日曜日、朝を行く吉岡ペペロ207/10/23 18:06
知らない町の107/10/23 17:39
無題10010207/10/23 17:31
okay.manabe...1*07/10/23 17:23
fractal000207/10/23 17:13
[18歳]東雲 李葉1*07/10/23 15:23
[会話]007/10/23 15:17
[著作権]1*07/10/23 15:15
伝書鳩 服部 剛6*07/10/23 14:37
明け方の記憶哲子2*07/10/23 14:14
優雅な花園鈴鈴2*07/10/23 14:00
娯楽ネット詩の悪...007/10/23 13:53
火をつくる丘。鯨 勇魚207/10/23 13:09
あなたなんか大好きです殿様が得る107/10/23 13:03
米をとぐ鴎田あき5*07/10/23 11:39
その(名前)を、呼ぶ山中 烏流3*07/10/23 10:31
制服だった頃[group]千波 一也10*07/10/23 10:21
創書日和「酒」[group]虹村 凌3*07/10/23 9:08
トラウマudegeu...1+*07/10/23 8:17
アイ[group]1486 1...6*07/10/23 8:10
きままFUBAR4*07/10/23 5:21
マンタレイの沈黙mizu K307/10/23 4:28
ブルー(reprise)7*07/10/23 4:21

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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