布団から離れられず
寝て過ごす
毎日

あなたの好きな
オムライスだって
作りたいのに

そんなささやかな
自由さえなくて

わたしは ひっそり
涙を流す


だけど
 ....
憧れていた物は何だろう
キミといると部屋は広いのに
窮屈に感じてしまう
内側が小さく丸まってゆく

愛しているとキミは
何度も何度も言うけれど
文字が心に届かないよ

何も響かないの ....
夕焼けが雨雲に隠れて
使った後の絵具バケツみたいな色になる
マクドナルドの店先で備え付けの灰皿に吸殻を押し付けながら
やがて来るだろう雨の気配に唇をゆがめている
「オレンジの缶詰を買ってくる」 ....
ぬれると しなだれて
くずれおちる 砂の花
わたしらも ひとしく
装飾の房を ほぐして
うけいれる 水の戒告
腰を痛めて休養中のある日 
一本の万年筆を右手に持ち 
ノートを開いた
机に向かっていた 

窓の隙間から吹く風に 
浮かび上がるカーテンの 
見上げた空にはいつかと同じ 
つばめの群 ....
鼻をかもうと 
男便所の扉を開けたら 
トイレットペーパーは 
三角に折られていた 

便器を囲む壁に取り付けられた
ベビー用の小椅子には 
説明シールの絵が貼られ 
腰を丸めておじぎ ....
黒のグルーヴを、ナイチンゲールの手招きと共に

(嗚呼、僕は夜に取り残された)

お前の色眼鏡からのパースペクティブを、錆び切

った東京の夕焼けの肴に、メインディッシュに

染み入っ ....
『「人」という字はお互い支えあってできています』

と金八先生は言うが



子供に嘘教えちゃいけない

「人」という字をよく見てみなさい



ほら。

 ....
敵の居場所は知っている

私の中の私自身


不細工な顔でこちらをみてる


敵の居場所は知っている

私の中の私自身


敵が憎い

敵が嫌い

敵は無力


 ....
ものがたりをしよう
こんな淋しい夜更けには
ものがたりをしよう


青いペアグラスは粉々にくだけ
私の心は深く傷ついた
銀のスプーンを強く噛んで
一人ドアを閉じ貝になる
永遠などない ....
中学校の2年だったよね
はじめて、君にあったの
覚えてる?

あたらしい教室に入ったとたん
笑顔に出会ったんだ。
大きな瞳のショートカット
小さな華奢な体
が、きらきら
プロミネンス ....
あれはいつの頃だっただろう
こたつに横になりながら
テレビでミュージカルをみていた

うとうとしながら
主演の女優さんの歌を聞いていた
ボリュームのある豊かな声で
彼女は悪者達に負けない ....
眠る前に
いつも
キミのこと考えてしまう
そのまま
眠っている間も
キミのこと考えてしまう
どうしよう
別に
好きなんてことじゃなくて
だって
私が誰かを好きになる
なんて
あ ....
青と緑の区別がつかない
私達は 東の国の出身です

昇らない太陽を見つめている
私達は 寒い国の出身です

満ちない月を夢見ている
私は どこかの国の出身です
神様、いらっしゃいますか


私の話を聞いてくれていますか


私は

話すのをやめて

笑うのをやめて

色がなくなっていきました

こんなものにも

神様は幸せを与 ....
旅行から帰ったら、メールしますねって
彼女はポーランドへ旅立った
体、弱いって言ってたけど、大丈夫かな

日当たりの悪い牛丼屋で食った豚めしは、薬品のにおいがして
自分と同じにおいだった
 ....
日々の行動で見つめたもの
枕で見たもの
忘れられないもの
覚えていないもの
 夢の中の夢
 夢の外の夢
 書いても読む人もいないと
否定されたって
この奇妙さだけで 立派な生きがいだ ....
子守唄のかわりに醜い話をしてください

泣いたりしません
僕はいい子だから
その後
あなたの望み通り
静かに
眠ります

けれど

あなたの望み通り
僕は
瞼を閉じたりはしま ....
夜中にはもう風が去っていたから
僕は喉が渇いて家を出た
今日は記念日だったけど
みんな忘れているみたい

水が滴る緑と
君が触れた傷跡を
月がまぶしく照らして
僕に思い出をくれた
し ....
精通を得て早や数十年
放出したる精液の量は
どれほどであろうか
一升瓶一本どころの話しではなかろう
それで一人の子もおらぬわけであるから
これほどの無駄はない
なんたる人生か
1月20日、早生まれ
フリーダイヤルの誕生日
だからいつでも遠慮せず
僕に電話しておいで
ただ誠に残念なことながら
毎月中旬あたりには
あなたのもとに
請求書という名の
ラブレターが届 ....
永遠に

きみの唇は光って

そこにいる

恋をしている


ぼくは親切になる

首をまっすぐに

遠いしたを見つめて

肩も足も

ひとりじゃ動かない

  に ....
黒電話のダイヤル
十一個目の小穴穿ち
幾何学する白い指
なんてどこにもない
頭の中にしかないと思う
 紙屑に身を潜めるモルモット。君みたいだ―
種をかじるように活字にかじりついている。
消化不良で重たくなった身体は、輪の中で駆け巡らせて
(それで解消しようがしまいが)息をするのも
ままならな ....
おかあさん、
夕暮れのなかに
あなたを見つけました

あなたはなぜそんなにも美しく人間


穏やかな熱で
内側から溶けてしまった
あなたを空に飛ばしながら

あなたはなぜそんなに ....
そう遠くない未来
『誰かの為に・・るのは幸せな事だと思う』
独り暗い部屋
夜明けを眺めながら呟く

死に恐怖を感じない奴は
既に死んでいる
痛みや未練、執着心、生の理由でもある。

 ....
命の終わりは。

やがてやってくるだろう。

早まらずとも。

やってくるだろう。

だから、気にしなくて良いんだ。

ただ、図書室の時計みたいに。

針が、ぷらんと落ちるかも ....
日が真上から射すころ、そいつは塀の上にいた
眠そうな眼をしていた

日が斜めから射すころ、そいつは道路の真ん中で
後ろむきに佇んでいた

日が沈み空が真っ赤に染まるころ、そいつは仲間とじゃ ....
森林の中
ひっそり潜む
小さな月


あさい眠りの
はざ間を泳ぐ
黒い魚影が


ゆらり と
身体をしならせ
ついばんでいく


冷たい魚の接吻に
吸いとられていく
 ....
土曜日

ひとを傷つけて

あのひとは

日曜の

きみは朝を迎える

昼をすぎ

ぼくらは夜を駆け抜ける


この道を

通ることができるだろう

さよなら
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
あまのじゃく池中茉莉花4*07/10/28 23:02
もう終わりたいAKiHiC...107/10/28 22:20
べつに渇いちゃいない(Do you like me?)ホロウ・シカ...5*07/10/28 21:13
そろもん(雨の歌)みつべえ507/10/28 20:56
「 空のつばめ 」 服部 剛207/10/28 19:48
夫の姿勢 6*07/10/28 19:40
防衛機制それは遣り甲斐の無い出来事、manabe...1*07/10/28 17:38
「人」という字はむむ207/10/28 15:54
未来三奈10*07/10/28 15:52
ステラマリス石瀬琳々25*07/10/28 14:48
笑顔草野大悟6*07/10/28 14:03
歌姫砂木4*07/10/28 13:57
言葉の恋人Hitots...007/10/28 13:13
路守 緒世留107/10/28 12:44
Dear GODcass1*07/10/28 12:21
ポーランドはドイツの隣ですよ、ってどういう教え方なんだしゅう107/10/28 10:34
奇妙な夢たち里欣107/10/28 9:26
けれど、許してください太陽の獣3*07/10/28 8:57
浮世に月ありソラノツバキ107/10/28 4:23
無駄A-292*07/10/28 2:13
山羊の餌快晴407/10/28 1:37
人生の沿道吉岡ペペロ307/10/28 1:32
徒然 三鎖骨3*07/10/28 1:25
[:sectプテラノドン2*07/10/28 1:20
母へ哲子0*07/10/28 1:18
誰が為に白か黒か、早急に決断を!酸素の枷107/10/28 0:45
終わる前に。狠志107/10/28 0:45
秋の風景〜猫tomtom...107/10/28 0:24
月をついばむ魚渡 ひろこ30*07/10/28 0:09
ひとを傷つけて吉岡ペペロ007/10/28 0:09

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