***


目を細めて
少しぼやかして


灯りから
猫のひげがあらわれたら

いよいよなのだと思う


***
 
 
しらんだ空が
産んだ青い退屈
駄菓子屋の秘密
ゆうぐれのすきま
 
纏った仮面を振り回す
夏の日の少年
残像の香りはせっけん
ぶんぶんごま
 
鉛筆を構えるより
丸め ....
墓に酒を傾ける
世間の片隅でありつづけた君に
酒で石が黒くひかる


夜明けに
しらじら壁を見上げた
死ぬとはどういうこと



墓に酒を傾ける
羽虫がいっとき酩酊している
 ....
ささくれをこんもりと
やわらげてくださいます
ように

こんな詩を書く必要が
ありませんように

つやつや光る葉っぱ
がありますように
窮理の唄


どーん、どーん
どん、どん
賢き童は申し候
賢きの、賢きの童は
拍子とり,一巻のくすしい唄を
うたい候
髭の相者はおわしせば
髭の相者の髭ひとひねり
窮 ....
パンプキンパイにかぼちゃの提灯
{ルビ魔女=ウィッチ}が月を横切って
仮装行列の子供たちは
「Trick or Treat !」
ポッケをお菓子でいっぱいに
今夜は楽しいHalloween
 ....
三次元で存在できないものは
二次元で存在できた
手元が狂って黄色い場所に着陸した/飛び出た剃刀
ああ、寒い
冬の風が力強く脈打っていた
お尻を向けられた顔面に
煙草の煙が雲散霧消する
入 ....
猿どもが街を歩いてる

さっきも俺はすれ違った

猿の延長線上にいるヒトモドキどもが今日も群れを作ってる

猿にはなりたくない

勘違いの学校を飛び出せ、

勘違いの会社を飛び出せ ....
置き去りにされた僕は
改札から出れずに未だ夏を探している

葉っぱが紅くなるのは夏の名残で
太陽を映しているらしい

君の時計は三秒だけ僕より早く進んでいるの?

冷たい風は快速電車が ....
今夜のおかずは何かしら それは私と子豚が言った
切り刻まれて火に焼かれ その食卓に並ぶのでしょう

誰があの子の息の根止める? それは俺がとパパンが言った
誰があの子の体を捌く? それは俺がと ....
1.
ひとりの旅人と行き逢った。夕焼けのきれいな日で、
暗くなりはじめた道を鮮やかな赤色がずっと染めてい
た。道端の小さな岩に腰掛けて、旅人の勧めてくれた
煙草を吸いながら少しずつ話をする。巡 ....
愛する男を傷つけることしかできない人

哀れな 癒せぬ女


困難なことから 逃げるだけなら簡単で

可愛いだけで 我が侭が通るのは若いうちだけで

年老いた社会は 理不尽なこと ....
存在するために
薬さえ飲む
どうでもよいことばかり
世界にはあふれていて
秋の微弱を感じては
明日という名の薬を飲み
夢を好む
昨日の事が
縮図のように
うごめいていた
春でした
とどくよ、届く。

そんなもん、見りゃわかる。


だったら伸ばせ。

さあ、

手を伸ばせ。

だったら放て。

さあ、

さあ。


とどくよ、届く。

 ....
しーっぃぃ 静かに
静かに

耳を澄ます

耳を澄ますほどにやって来る
夜があるではないか

届こうとする

届こうとする夜が
やって来るではないか


いくつかの笑顔と空 ....
子供は暴力でいっぱいだ
頭のてっぺんから
足の爪の先っちょまで
暴力という暴力で
満ちあふれている

ほら、引っ掻いちゃうぞ
それ、踏んづけちゃうぞ
やれ、押し倒しちゃうぞ
よし、放 ....
派手に着飾って、香水を叩いて
俺を迎え入れる準備をするんだ
不手際を見つけたら二度とは訪ねないぜ
完璧なスタイルで物事を始めるんだ

街路には迷子が散乱してる
年端もいかない母 ....
夜明けとともに
失ってしまう事におびえて
冬の星座がのぼる前にと
眠りにつくふたりには
体温だけが必要で
かたむいていく、その先に
今日の終わりは信じないのです

夜がきます
恐ろし ....
二人暮らし始めて三年
貴方との縺れた愛の糸
解けないのなら
この手で切ってしまいたい

零れる涙に眼を閉じて
瞼の奥で想い出を探す

もうお互い元には戻れない事
解っているはずなのに ....
冬時計の 皮をむく
果肉が やぶれて
どろり ながれだす
おもいでを 涙と
いっしょに すする
せめて、幸せに

親も 子も 兄弟も 貴方も 私も

せめて、幸せに

朝が必ず来るように

せめて、幸せに。
子宮から産道を通って思いっきり息を吐いたら
絶望が打ち寄せてきた
だけどまだ、母の温もりを知らないので
知るまでは死なないでおこうと思った


階段を登ろうとしたら
絶望が打ち寄せてきた ....
先生?

ちゃんと見てよ

小さなSOS

見て見ないフリしないで。


先生?


『イジメられる方も悪い』


って?


あぁ、そうだね。

私にも原因が ....
どうしても君を好きになれなかった

雨の隙間で寄り添っても
思いつく限りに届けても
なるべく話をしないでも
記憶に無い電話をかけても
傷ついた分だけ傷つけても
傷つけた分だけ傷ついても
 ....
母は言う
あなたは本当に優しい子だから

母は言う
それから大事なことだからよく聞きなさい

僕はそのあとを思い出せない


あれから
僕は随分と大きくなったけれど

特に優し ....
{画像=071102135328.jpg}

秋を絞り採る作業を
定数で合わせようすると
声が出ないことに気がついた

黙っていろ、という事なのかと思い
あめ玉を舐める

れーろ、
 ....
この橋の下には
黒い川の流れがあったはずだ
すべてを押し流そうとした
鉛のように重く黒い川の流れが

燈篭流しの燈篭が流されていった
誰かが投げ捨てた麦藁帽子は橋桁で朽ち果て
パンパンに ....
電波が入らない

電波が入らない

依存していることに今更気づいた

電波が入らない

隔絶された世界で

孤独を感じる

空は吹き抜ける秋晴れだけど

吹き抜ける風の寒さ ....
何処へ飛ぼうとしているの?
キミの羽はもうぼろぼろだよ

いや、ボクのも…そう
おんなじだ
随分と乱暴に扱ってきちゃったしね
時にそれは
徒労で終わっちゃったこともあるし
ごめんね
 ....
(そっと 音も色も立てずに
 ただ流れしたたる透きとおりを
 みつめている


ひたされてゆくね
僕たちはどの位
もう走れないのなら
このまま



  アイニク、という
  ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
.о2かたくりо107/10/31 13:54
青いセピアの入道雲[group]ゆるこ2207/10/31 13:39
創書日和【酒】 墓酒[group]大村 浩一7*07/10/31 12:52
照葉樹/////307/10/31 12:25
窮理の唄生田 稔707/10/31 10:57
Halloween未有花6*07/10/31 10:16
不可能物体狩心2*07/10/31 9:38
人間になろう戒途107/10/31 9:30
FALLIN'000207/10/31 6:20
晩御飯風見鶏2*07/10/31 4:02
星の子供たちUtakat...407/10/31 3:41
赦せない[group]北大路京介8*07/10/31 2:35
小川 葉107/10/31 1:58
とどくよメメズワイ107/10/31 1:40
耳を澄ます石田 圭太1707/10/31 1:22
暴力Tsu-Yo407/10/31 1:08
予想以上のことが出来るといいホロウ・シカ...3*07/10/30 23:42
ブレス、夜明けとたりぽん(大...14*07/10/30 23:24
縺れた愛の糸@ショコラ207/10/30 23:16
そろもん(橙の歌)みつべえ307/10/30 23:15
わがままと言ってしまえばそれまでだけどこんな時こそまあ願おう ...短角牛207/10/30 22:58
生きる理由小原あき24*07/10/30 22:41
先生?三奈4*07/10/30 22:00
雨の隙間松本 涼207/10/30 21:49
ときどき407/10/30 21:18
あめ玉はらだまさる13*07/10/30 20:39
黒い川の流れ恋月 ぴの28*07/10/30 19:31
携帯電話テルテル坊主5*07/10/30 19:27
時間の比翼九鬼ゑ女107/10/30 18:53
瞬く氷唐草フウ9*07/10/30 16:28

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