好きな子に好きと投げつけ
逃げた
それ以来ずっと
頭の上でボールが投げ交わされているのを見る
ボールに描かれているのは日本語でも英語でもなく
受け取っても読めないので
最中は隠 ....
明日、
死ぬとして
あなたに言いたい事がある
あなたは
聞こえないけれども
きれいな心をもっていて
明るい太陽のような笑顔で
私を優しく抱きしめて
力強い
無心に何かを追いかけて ....
とんとんからりとんからり
今日も黙って黙々と
いそいそ片付け床磨き
聞こえる嫌みに耳塞ぎ
黙ってせっせと下準備
隣の作業を盗み見て
ただただ横目で羨んで
嫌み ....
{画像=110605152415.jpg}
ここに丸まっているのはうちのジェニーです。
15才を過ぎて老犬になりました。
若い頃、肋骨の形が悪くて手術した時
勧められて避妊手術をしました。 ....
泣かないで
笑って
人生は吉凶の織りなす
縄の如し
悪い事があっても
またいい事がある
All is well that ends well.
て言うじゃない?
途中はどうでも ....
向日葵がいまだ咲き誇る ある昼下がり
ひとすじの光と 一杯の紅茶
画用紙とクレヨンと水彩を使って
思うまま描く
どデカイひまわり
満面の笑み
黄昏は
銀杏をゆらし
金色、降りそそぐ
風の{ルビ音=ね}、葉の{ルビ音=ね}
寄せては返し
伸びた影にも戯れて
落ち葉の色を並べて遊ぶ
孤独を愛しいと思うとき
胸の内を
やさし ....
寝息を立てられるぐらい
安心できるみたい
消え入りそう
でも確かに掴める
そういった存在だけが僕に映っていた
君は拾うために全てを投げ捨てた
今まで手にした全部を投げ捨てた ....
「それでも構わない」って
あの時君はそう言って
留まり続けようとしたけれど
僕はすぐに手を離したんだ
上辺だけなぞった言葉なんて吐きたくない
君には安定を
僕が見せれる全て ....
あの時今が終わって
あの時過去が始まって
君から無口を添えられた
何も無いのは綺麗すぎて
目に眩しいから
僕はうつむいて
それでも歩いていた
感情が無い体はただ重た ....
グールドを聴きながら
思い出す
自分が何者なのか
わからなかった頃を
毎日は
決まりきったルールで進み
それに合わせているだけでよかった
楽だったのだ
たぶん
余計なことを考 ....
カラスの舞う空の
誰も見上げないように
私は
なんてひとりぼっちだ
カラスの鳴く声の
誰も追わないように
私の
声は静かに消えて
カラスというだけで
愛されない生き方がある
....
逃げた小鳥の籠を舐めている
ミミズ腫れの美少年の隣りに
少年が姉さんと呼ぶ女が朽ち果てながらも
逆に「兄さん」と優しく連呼してくる
ミミズ腫れが
いやらしい汽笛を鳴ら ....
この手で
守りつづけたくて
必死に抱きしめてた
誰からも見えなかったら
意味なんてないのに
ぼくが持ってるだけじゃ
意味なんてないのに
(ぼくだけのものに なるわけがないのに ....
グロテスクな毒々しい殻を
するりと抜けて
青赤い妖精の影が
座って
暗い真夜中にさなぎの柔軟が止まり
瞬く間に羽の大手を弱々しくも
スラリと伸ばし
*
毒の情熱 ....
ひとつ静けさ 眠れずにいる
泣いてしまうほど やわらかなもの
放りなげた願いを数える
断崖 砂漠
わたり鳥の背
ひとつのなかに 異なる目がある
朝と夕が
水面を碧くす ....
11月ともなるとさすがに
コートやマフラーなしでは
寒くて外を歩けなくなってきました
街には枯葉がヒラヒラ風に舞って
君に会えないこんな日々に
落ちては積もり
積もっては風にふかれて
....
文明開化で少し
不便さがなくなって
少し冷たくなった
人の心の中から
少し思いやりが消えて
相手の事を気にしなくなって
少し支配的になって
感謝の言葉を言わなくなった。
感謝の言葉は人 ....
どんなに追い付こうと、
走っても走っても
キミは、気が付けば淡い桃色の泡になってしまう、
僕らはいつだって、『対』になるのか、
鳴呼、交わりたい、
....
実行はできても
実現はできない
ぼくは、きょうも
今を理由に
旅立たなかった。
理由をみつけては
それを原因にして
ここにしがみつく。
....
深く暗い森の中を歩く私
間もなく目的の祖母宅があるはずです
道中、狼に声をかけられ
付き合い半分乗り気半分で遊んできました
お母さんにはばれていないはずです
祖母宅に着くと、いるはずの祖 ....
071122
むじくくまがわくまがわら
隅田の外れに住んだので
むじくの童と呼ばれます
むじくむらくむ隈川原
独りの空は青かったので
無軸の村から人々 ....
雨の日に
傘をさして
公園まで
行った
ブランコも
滑り台も
みんな
みんな
雨に濡れてた
誰もいない
公園は
とても
静かです
雨の音だけは
聞こえます
怖がることも
恐れることも
ないんだよ
死にたいなんて
悲しいから
言わないで
あなたが
この世に
生まれてきただけでも
生きていてくれるだけで
とても
うれしい
....
淋しい人に
愛をなくした人に
この歌を
送ろう
聞けば
元気になれる
前向きになれる
元気で
たからかな
歌声を
淋しい
あなたに
この歌を
送ろう
大きく ....
千切れた神経
直列繋ぎで何ワット?
ウー ウー ウー ウー
パトカーだって腹痛になるんだね
ウン
蹴り飛ばせ後頭部
目の前の世界を塗り潰せ
ボヤっとしてたら置いてかれ ....
今は
臆することなく
未来が語れる
そんな気がした
怖いこと
たくさんあるけど
怯えることなく
希望を語れる
そんな気がしたんだ
吹きゆく寒風に
身をまかせて
丘を越えてやってきた
アダムとイヴの子どもたち
信じ、疑い
決断し、迷い
手を繋ぐことを選んだ
それが本当の愛の始まりだった
や ....
穏やかな悪魔は
とてもゆったりゆらゆら揺れながら
人々の心臓を体内から引きちぎっていく
たくさんの悲鳴と
飛び散った体液でそこら中が真っ赤に染まる
それはまるで戦場のようだ ....
秋の悲鳴が聞こえませんか
高く低く
枯れ葉が風に乗って
舞い降りるように
ゆっくりと
孤独には
飾りのつけようがないので
見つけられないかもしれないけれど
輝くもののように
感じ ....
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