涙に溜まる、傷
温度は人肌
塩の効いた食前酒
乾杯

体に溜まる、傷
鮮やかな深紅
辛みの痛さがある前菜
促す

心に溜まる、傷
重いとろみと弾力
濃厚な味わいメイン
満たす ....
風から来る音
歩むもののまわり
色を結うひとり


こだま かこみ
うしろのこだま
触れることなく
浮くかたち


雨が起伏を均し
地の光は消える
ひとつがひとつ ....
生産されるのよ
何体も、何体も、何体も

「はい」しか言えない仲間が
何体も、何体も、何体も


「私は、人間として、生きたいの」


君はそういって、自分の殻を破ったね


 ....
さて
どんなふうに君を射止めようか
作戦を練って振り向かせよう

なんて
手の平で転がしていると思ったら
君の手のひらの上で転がってた
こんがり焼けるけむりの下で
ぼんぼちねぎまの熱いほおずり
つくねかわいや かわいやつくね
つづく玉道 こがねに丸い

塩かしょうゆかはたまたたれか
迷うもうれしや 炭火の前で
 ....
亡くなった祖父宅で書庫の整理をしていると
奥にある一番古い棚に
ザムザ虫が大発生しているのを見つけた
古い貴重な文献があらかた喰われていた
あんまり頭にきたものだから
スリッパが汚れるの ....
煙草ふかしながら 流れる人の顔を見る
今夜は誰と飲もうかと ぼんやり考える

ブルースマニアの公務員は 最近付き合いが悪い
オンナができたと噂があったが どうやらホンマみたい

不景気の風 ....
あなたの手首から、ふわりと香る香水が好きでした。
大人びたタバックレザーの香りは少年めいたあなたとの間に
危うい不均衡さを生み出して、不思議とあなたの存在を
空間に焼き付けました。

はい、 ....
走って走って
絡まっちゃって
転んじゃって
痛いのなんのって
やってられっかって
ふてくされて
拗ねちゃって
潤んじゃって


拭って
後ろ向いて
懐かしんで
うつ向いて
 ....
心に
焼き付けるものを
得られた

心で
叫ぶものを
獲られた

それなのに
喪失感が
どことなく
 私は女です
  子供を産めなくても
  私は女です

 私はカエルです
  鶏肉みたいだといわれても
  私はカエルです

 私は鳥です
  空にいけなくても
  私は鳥です ....
ねぇ

ぼくたちは、
もっと、笑っていてもいいと思うんだ

もっと、はにかんでいたっていいと思うんだ



むずかしいこととかじゃなくて
かなしいくらいの澄んだ青空を見上げていて、 ....
電車に乗るわ乗られるわの諸行無常で一体此処は何処なのかと、分からなくなったとてさして世は事も無し、丸の内線はあたしを連れて銀河鉄道なのですから、終着するは機械の体をもらえる星・方南町。射千玉の闇に風神 .... 回るやら絡まるやらぶら下がるやらの困難が大変に憎たらしい鉄棒の、仕組みがいっこうに理解できない、あなたは、どのような装置なのですか、あなたは、どのようなおつもりですか、あたしをこんなにも弱らせて、あた .... 僕は鼻の穴が大きい
小さい頃に鼻クソをほじくり過ぎた
そして今でもこの癖は治らなくて
まだ鼻の穴は広がり続けている
今まで多くの血が流れてきた
もうこの惨劇は耐えられない
だが人間の癖ほど ....
  春……
  人びとのかたわらを
  時が通り過ぎてゆく



  いつでも 命は
  去って行った者の代わり
  そして突然の臨時列車が
  滑らかにフェード・インしてく ....
バス停で
クラシック、
まきちらす

そばで懸命に
愛を拾ってる妖精
かわいいねきみ
ふんずけてやるよ

ぎゅるりと
目の前で
車が爆発してゆく。
素敵だよね

重なる人間 ....
空はいつからか
うそをつくことを忘れたようだ






また 冬に近づいた







寄せ集めた言葉で
とりあえず冬を迎える準備をした






 ....
キミとの思い出に蓋をする
上から錘を載せて
例え其れが未熟だとしても
私は大切に抱き締める

壊されてゆく今を
崩れて泣き叫ぶ事しか
まだ出来なくて
朝が来るのが怖くて

私に誰か ....
現在は遠く離れてしまい
過去が目の前に現れた
どんなフィルターも通さない
深い信頼に満ちた現在は
地球上に舞い降りた天使で
絶え間なく優しさを降り注ぐ
太陽のようであったが
一つの闇
 ....
最近さむいぜ、
手とかかじかむんだぜ
耳もいたくなっちゃうんだぜ! 

こうさむいとさ、やっぱりあったかいココアはおいしいから、

あなたがひどく淋しくなったときに
あなたのここ ....
セックスは小さな死だという

それならばこれは

五万字の熱情がこもった
劇薬による死だ



女は出産することもできるが

男は排泄しかできない

その事実に
絶望一歩手 ....
崩れた崖にしか
射せない陽射しがある

とがった石くれが こぼれ
風に拾われた 影を埋めた

朝焼けを浴びて 土の奥が泡立つ
浮かばなかった あの想いが

花のように上を向いて
踏 ....
紡いだ網を空に投げる
残月と夕雲の一部が
網と一緒に降ってくる
ほのかな緋色の輝きが
頬と月を染めている
もたつきながら網を払うと
のろのろと月と雲は帰っていく
そしてまた網を投 ....
なぜだか
ほんの少しだけ
淋しいのは
どうしてなのでしょう


綺麗な夜景は
思いのほか冷たくて
なぜだか
妙に泣きたくなるのです


悲しい出来事など
捉えてはいないのに
 ....
小道でつぶれた猫をみて
泣いて弔う ふりを、した。

人々は、まるで聖女でも見るかのような顔で空を仰ぎ見たけれど

私はそれを嘲笑した。


ひしゃげた命を踏みつけて、私は鏡を得たので ....
君から逃げた
君を無視した
君から離れて
君を嫌った

そう、君は特別だった

君を想って
君を追った
やりきれなくて
隠れて泣いた



そう、私は素直じゃなかった

 ....
ぼくら凡人は

すぐあやまちを犯す

ぼくら凡人は

すぐあやまちに酔う

そして

別のあやまちを重ねる


もう二度としないと誓う

姉を抱いた

姉に抱かれた
 ....
長く 細い
透き通った階段を
降りていった

さっきまで
長く 長く 昇ってきたのに
 ....
自覚なくリンゴみたいな顔の色
跳ねるたび、イチダン浮き上がるカラダ
片足でタン、タン、とキミのシャツ掴んで

斜面から涙の玉を転がしていくコロコロと
光に反射して弾んだりして笑ってい ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
フルコー≪ス≫カー酸素の枷2*07/11/10 16:49
明けて木立 悟207/11/10 15:53
「イイ子」三奈3*07/11/10 14:22
GAME BOY虹村 凌1*07/11/10 14:01
あぁぁ焼き鳥 きっと焼き鳥リーフレイン3*07/11/10 13:27
書庫で踏む楢山孝介207/11/10 11:21
なんか ええことあらへんかいな北大路京介6*07/11/10 10:07
世界の残り香比口5*07/11/10 10:04
さようならって太陽の獣207/11/10 9:09
糸に土ってFUBAR6*07/11/10 5:07
声のない『私』doon307/11/10 5:03
ねぇわら26*07/11/10 4:04
anywayサトリイハ2*07/11/10 3:57
鉄棒の日4*07/11/10 2:18
はなことば新守山ダダマ0+07/11/10 1:14
草野春心007/11/10 1:07
憂鬱バスストップゆうさく4*07/11/10 1:02
五つ目の季節なつぎ27*07/11/10 1:02
眩暈AKiHiC...207/11/10 0:58
三角関係[group]狩心2*07/11/10 0:27
とある冬のけつい。哀詩107/11/10 0:24
プラス十万字佐々木妖精5*07/11/9 23:47
絵描き砂木11*07/11/9 23:46
緋色の夜空ススメ307/11/9 23:06
別々の時間見崎 光6*07/11/9 22:47
虚栄の鏡比口4*07/11/9 22:30
こうかい三奈3*07/11/9 22:15
戦場のメリークリスマス吉岡ペペロ207/11/9 22:02
青い薔薇刑部憲暁307/11/9 21:56
「あたしとキミとあの満月は二日前」菊尾1*07/11/9 21:51

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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