大人になっても手のひらサイズだという
仔犬の栗色の毛を撫で付けながら
この命はいつでも私に掌握されているのだ

と、思う事で
わりと穏やかな生活をおくることができる


上手に泳ぐ事を ....
泣き叫べるほど幼くもなかった
そんな時
お金を入れずにガチャガチャを回す
空回りしないハンドルは
鉛筆を握れなくなった腕を手元へ戻し
確かにそれが自分のものなのを確認でき
別の世界から右手 ....
あの星は燃えています
もう随分昔から
赤々と燃えています

燃え出す前は
誰かが住んでいたやもしれません
白いお城が建っていたやもしれません
王様が口をへの字に曲げて
エメラルドの杖を ....
僕が地球の裏側に行くまで知らなかった真理を
産まれ落ちた瞬間に すでに携えた人もいる

羨んで
贈った賛辞の
純真さ
いかほど

虚勢をはって
したり顔でからっぽな優雅さ

誰に ....
 クリリンが
「くそ〜、俺もいっぺん結婚してみたかった」
 って死にそうなときにいつも言ってた 
 ああ言ってるけど あれはきっと
 死ぬ前に一度セックスしてみたかったということだろうと思った ....
幾分の恥じらいを含んでランナー
右足を上げる
拒みもせず微笑みすら浮かべてランナー
左足を上げる

心弱きものよ運動を直視せよ
ランナーは運動している
恥じ多きものよ停止を知れ
ランナ ....
あの頃の十一歳は、生理で休むなんて言えな
くて、シャワー待ちのマーメイドギャングを
蛇口ひねって一網打尽。がっさがっさとふる
いにかけて出てきたコだけが五年後も信用で
きる。

そんな気持 ....
おまえの書いているものは
詩じゃないと言われたことがある

手垢のついた表現を嫌うあまりに
簡単には読めも書けもしないような字を使い
日常聞いたこともない古い蘊蓄を込め
一読では理解できな ....
わたしって
よく道をたずねられる
どこかやさしげにみえるのかな
近藤さんの朗読した「夕焼け」って作品大好きで
繰り返し読んだりしたけど
登場する娘さんのように
「やさしい心の持ち主」なんか ....
重労働でつかれた日 
夕餉の煮物に入った 
れんこんのきれはしを箸でつまむ 

「れんこん食べると(先が見える)よ」
というお婆さんの言葉を思い出すと  
3っつの穴がぼくに笑った 

 ....
るりいろのらっぱ
かんつばきのクラリネット
ハコベのほるん
天帝さまの庭園オーケストラで
演奏するのは オヤスミ中の春の風


灰色雲の帽子とマフラー
抜ける青色 しばれる空気 ....
わたしはいつも欠けている 
あなたもいつも欠けている 
欠けた互いがむきあうと 
こころのさびしいすきまには 
風のふしぎが吹きぬけて 

別々だった 
あなたとわたしは 
ひとつです ....
{画像=071201103612.jpg}
じっと
立ち止まっていても、
誰も
呼びかけてはくれやしないさ。
都会の
町の
一角で
それでもふと立ち止まる一瞬、
誰かが自分を呼んでい ....
慌ただしくベランダに飛び出した
早朝、
小鳥の首を絞めてやりたい
なんせ眠れていないんだから
爽やかな祝日に寝込みを襲われた気分

何処で誰かが交わしている会話
何処で誰かが交わしている ....
びっこをひいたトルコの兵隊
かがやく行進、チューリップ
どん ぱっぱっぱ どん ぱっぱっ

まちがえちゃっだめ まちがえちゃだめ
まちがえちゃだめったら まちがえちゃだめ
 ....
ネコとにらめっこ
ジーッとこっちを見つめてる
キョトーンとした、まんるい目で見つめてる
ふすまの隙間から互いにじっと見つめあう
ネコさ〜ん、きみは何かんがえてるの?
だけど、ネ ....
                071124


ベランダを持たない山猫たちは
風通しの悪い檻の中で
止まり木に登っては降りて
明日の天気を占っている
止まり木の上には空は無く
金網 ....
ダフ屋のおやじよろしく
少し猥雑な夜へ昇る
赤いゴンドラ君の手をとって

電波錯綜パチンと切って
インターネットの濁流を
泳ぎきるという 決意


僕らの街はぴかぴかの偽物だ!

 ....

ラインドタッチが打てない事は


あな
たに近付けないことの寂しさの


あら
はれなので在りまして、それは



春期に有り勝ちな羞恥心など


とでも
言っ ....
笑うことが出来ないのなら
いまは ムリに笑ったりしないで
心のままにまかせていたっていいのです


理由もなく悲しくて
心が破けそうで辛かったら
もう我慢なんかしないで
人目もはばから ....
自分が
幸せで
ある以上
相手の
幸せを
考えなくてはいけない

命は
自分だけのものではない
幸せでいるのも
自分だけではない

なぜか
間違える人がいる
なぜか転落する ....
青空を
見ていると
こころが
落ち着いてくる

青空を
見ていると
何故だか
こころが
和やかになる

生きていく
力がわいてくる

青空は
広くて
大きい

何だ ....
さよならの後で
僕は泣いた
別れるのが
つらかったから

君には
もう
逢うことはないから

君の笑顔は
消えることなく
僕の思い出の中に
いつまでも
残っている

君を ....
腹が減れば金が愛しくなる
当たり前のように孤独になる
何処から何処までが幸福か
腹が減れば成功が愛しくなる
無くした物を取り戻すんじゃなくて
無くした物から何かを学び
嫌な事は忘れてしまい ....
なんだよ さっきから聞いてりゃ
うだうだ グチグチと理由のわからない理屈ならべて
ただ自分をごまかそうとしてるだけじゃないか
もういい加減にしろよ

哀れんで欲しくない?
やさしくなんかし ....
白い手首から
あかいなみだが滴りおちて
砂に染みた
日をしるたびに乾かされる
ざらついた海の響きが
耳に刺さる

あらゆる事象が眩しい

それまでも花の咲く過程だときみはいう
半信 ....
過酷な労働条件の下で
働く君に花をたむけよう
私はいつだって祈ってる
君の幸せを、そう幸せを
愛を夢を金を降らせたい
核爆弾を、核爆弾を。
共有するほどの

大義名分もなくて

あてもなく

信号がかわるたび

車をすすめる、家路をたどる、


夜が溶けていた

 ○ 浮かぶ

すくなくとも俺は

粗雑な ....
好きな花の名前を聞かれた
うまく答えられなかった
 
スリッパを壊して
水に浮かべていく
溺れてみたかった
あのあたり、と呼ばれる
あのあたりで
 
正しいものと
正しくないも ....
月と過去は悲しい光り
優しい光り
照らしてくれよ
見える様に
もっとはっきり
見える様に

崩れたのはあのビルで
僕じゃない
その隣に立っているのが
僕だから
崩れたのはあのビル ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
仔犬藤原有絵1*07/11/24 23:48
確かにここか佐々木妖精4*07/11/24 23:27
赤い星亜樹107/11/24 23:26
賛辞藤原有絵2*07/11/24 23:19
ねえ鴫澤初音207/11/24 23:02
ランナーを試みる音阿弥花三郎007/11/24 22:57
鼓動みくまく木葉 揺707/11/24 22:23
これは詩か否か一筆3*07/11/24 22:17
手の鳴る方へ恋月 ぴの30*07/11/24 21:53
れんこんの顔 服部 剛307/11/24 21:47
るりいろのらっぱリーフレイン107/11/24 21:40
( 無題 )  服部 剛307/11/24 21:37
街角[group]beebee2*07/11/24 21:33
世界と鳥籠は気分次第で入れ替わる酸素の枷107/11/24 21:24
小僧のピアノリーフレイン307/11/24 21:16
にらめっこ guchi_...007/11/24 21:14
明るい声/ベランダの部屋あおば1*07/11/24 20:49
アンダーワールド藤原有絵2*07/11/24 20:15
内気少年、独白致す。時には馬鹿に成りたくて。manabe...1*07/11/24 18:53
処世術涙(ルイ)1*07/11/24 16:58
妖刀紅桜3*07/11/24 16:52
青空1*07/11/24 16:49
別れ2*07/11/24 16:46
白い水matu007/11/24 15:50
涙(ルイ)0*07/11/24 13:12
花葬アオゾラ誤爆1207/11/24 12:45
君のために花を快晴507/11/24 11:09
満月ぐらい粗雑な孤独吉岡ペペロ207/11/24 11:06
明るい声/ベランダの部屋たもつ1007/11/24 10:38
下り坂、上り月太陽の獣107/11/24 9:43

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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