とうとう 見つけられてしまった
うつ伏せに寝ているわたしの
左足のつけね
紋章のようなかたち
うす茶色
くちづけをしてあなたは
これはなあにと
指でも確かめながら聞く
それは記号
わ ....
ピアノは好きだけど嫌いだった。
鍵盤が硬かった。
嫌いで嫌いで
ハーモニカを習った。
おじさんがタバコで
輪っかの煙を吐いてくれて
嬉しくて
通った
親はすぐにエレクトーンを
....
{引用=夢を見た。}
夢の国に行ったら神様はいなかったけど
ミッキーマウスがいた。
「みんなの人気者」なんて嫌いだったから
ディズニーランドで会っても
手なんか振ってやらないと思ってたけ ....
ほーかい崩壊
放火学会
メラメラ燃えろ メラ燃えろ
メラギラギガ
ギガンテス
鉄
窒素
テッチッソ!
テッチッソ!!
テッチッソ!!!
いいかこの世はスピードが勢いなんだ
....
潜ってみるよ
どこまでもどこまでも
柔らかく軋んでくるから
ぎゅって大きい手で掴まれたみたいに
自分の小ささが解るから
もう
眠ろうよ
丸くなってね
秘密を守るみた ....
きみは気づいていないだけで
既に、もう持っているだろう。
欲しいって言っていたもの
たくさん持ってんじゃん。
零れるくらいにさ。
何に対しても、怖がることなんてないんだ。
....
螺旋状に渦巻く蝶の群れ
一切の{ルビ躊躇=とまど}いも無く舞い上がる
空に蜜があるかのように
呼吸を止めた
雨垂れが石を{ルビ穿=うが}つように
ゆっくりと呼吸を止めた
景 ....
何の変哲もない
小さな町の
小さな踏切が
いきなりニュースに登場したから
びっくりだ
あの日
小さな町の
小さな踏切で
一つの命が消えてった
あれは、確か
16の冬 ....
モノクロの…という言葉が
夢の中での出来事の暗喩だと
生まれて随分経ってから知らされた
そういえば、あの歌詞もそんな感じだった
だけど、僕の夢はオールカラーだ
そうして僕は切り出した
....
恋の壊れる音を
はじめて
私は聞いた
恋は
すがるしかなかったのだ
制度に
あるいは約束に
あなたを
愛しむ理由がないように
あなたを憎しむ
理由もなくて
強 ....
ささやかな
息づかいさえ
聞こえそうな
初めて
ふたりきりの夜
言葉があふれそうで
触れればはじけそうで
ふたりとも
静かに息をして
背中をつけて
うずくまってる
....
冷たい風が吹く夜には
つめたい星空が空を照らしている
烏たちが飛んでいく夕暮れは
茜色の夢へ消えていった
最後の群が散らばったとき
彼方の空へ
一筋の光が消えていった
いなくなってい ....
手を伸ばしながら
肌色の陰影を儚く思って
昨日の出来事や
消えない火傷の跡を想って
逆さづりになったリスや
キスをしてくる犬や
無卵生を守っている卵の殻
なんかを次々に一緒く ....
霧のかかった情景の中に
あたかもそれは当たり前のように
あなたの姿を見つけられなかった
肩を抱いて歩いていられれば
おそらくキレイな星空や街並みは
この情景の中 ....
ほっ とするのはどんなとき?
あったかいお茶を飲んだとき?
それはHOTするときです
こたつでごろごろしてるとき?
それじゃまるでネコでしょう
じゃあ ふとんに入ったとき ....
ぼくにビールをくれないか
嘘もへったくれもないカタルシスなんだ
爆音イット・セルフの洪水の渦中なんだ
さあ、
夜はブラックで
朝は切り裂くようなホワイトがラメのように
まるでインテルが ....
真っ昼間から夜中まで
入り浸ったよストリップ
あの世もこの世もありません
ミラーボールに照らされて
ヘラヘラ笑っておりました
ピアス落ちてたよ
アリガトウマタキテル
デートできない? ....
糞阿婆擦れに騙されている
アイツはカッコつけてるだけで空っぽさ
欺瞞に満ちているんだ
幻想で塗り固めているんだ
そんな風上にも置けないようなヤツに
騙されてるお前等も糞だよ
....
あの世界が朽ち果てて
廃墟の様な世界
いつからだったのだろう
思い出せない
いつからが崩壊の始まりだろう
思いつかない
壊れた戸が外れかかっている
その扉からはもう誰も ....
前世なんて信じやしないし
死後の世界なんて見たこともない
天国も地獄もこの世にしかないから
それならば君と生きたい
今までに誰を傷付けてきたか
数え出したら夜が足りなくなった
必ず朝 ....
こころとからだが千切れてゆく
千切れて砕けて堕ちてゆく
それをどうかひとつひとつ拾い集めて下さいな
それを両手いっぱいに集めて
どうか
どうか
それ ....
おまえとは
別れてしまったけれど
楽しい思いもたくさんしたし
仕事もこわいくらい順調だったよ
おまえは女の子だった
けれど、男だっただけだよ
結婚の話になると
....
空の 鏡 に ひび
はしり く だける かけら
燦燦 と ふる その
う たかたの き らめきに
死 すとも くや まず
なにか重大なことが起こっているという感じを
常に持ち続けていることはできない。
ひとたび心の向きを表へと変えてしまえば
あり得た過失
深く刺さった数々の思い出に
身を
さらす危険もそれだけ ....
風呂でいっぺんしずめる
(あつゅい)
軋む骨 滲む血
白い皿の上に横たわる 頭部のない私の死体
当然の帰結のように
導き出された答えのように
あるいは悪い夢のような日常を終わらせるみたいに
夜毎 夢の中で惨殺される私 ....
ブラウン管の中に広がるのは
現実味のない現実
一秒数える間に
消える命がある
現実味のない現実
「恵まれない子供達に愛の手を」
現実味のない現実 ....
寂しかったけど
それは言っちゃいけない事だと思ってて
あなたの幸せとか
あなたの成功とか
祈っている振りをした
寂しさを噛み締めて
あなたの夢が叶うのを願うなんて
....
目の前に
清らかな川の流れがあった
両手ですくった水を飲むと
足元の小さい花がゆっくり咲いた
村に戻り
壺に汲んで運んだ水を
器にそそいで皆にわけると
口に含んだ人のこ ....
自転車はその肢体を空気の隅々まで伸ばし
僕らのささやかな会話は言葉を放棄して
水の海になってしまった
沖へとゆっくりこぎだして行く
すでに失ったペダルを懸命に踏みながら
陸のいたる所では ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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