長く
生きた
ものたちよ
ここは
お前たちの
魂を葬る
天の世界だ
何も
苦しむこともなく
悲しむこともなく
滅んだ魂を
休ませるがいい
安らかに
眠れ
亡者た ....
伝えるためには
伝えるための
言葉が必要で
それにぼくたちは
とても不器用で
この冬を越せば
また春がやってくるはず
この冬さえ越せれば
春がやってきて
やがて夏がくる
その頃には
冬の寒さなど忘れてしまって
コタツも仕舞って
忘れてしまって
しまって
....
こんな複雑な風が吹く街の中で
僕のやるべきことがいまいちだ
溢れる涙にやり場はないけれど
受け入れていかなくては
この世界の愛と平和の意味は何?
こんな日常から出た結論は、
君 ....
元気ですか
枯葉がにじむ 夕暮れ時
乾いた風が通りすぎている
借りてた古いレコード
君は憶えていますか
あの頃ちょうど 家族が勝手に崩壊していって
ちょうど 好きだったアーティスト ....
反対車線
境界線
聞き間違い
場所間違い
意思不通
只今話し中
S⇔N
余白 明白 淡白 空白
口約束を吐き
破棄
赤い葉っぱ 黄色い葉っぱ
これは茶色
秋はいろんな色の葉っぱがあって
とっても楽しいね
枯葉を踏む音だって
サクサク ガサガサ
いろんな音がしておもしろい
歩くのがおそかったかいちゃ ....
頭を下げることがダサいんじゃなくて、
いやいや頭を下げているあなたの気持ちがダサいんだ!
頭を下げれば自分の足元が見えるだろう。
自分の弱さをしれば、
優しさの意味を知れるんだ。
....
大地に抱きしめてほしいとでも
本当は思っているんでしょう
浸透して一つになろうと
あがくかのように
わめいて
わめいて
冷えた空気を裂きながら
次から次へと涙をこぼして
....
スコープを覗き込み
ライフルの照準を合わせると
かたかたと震える枠
心の動揺が、この絵の中に
弾丸として込められている
誰も居ない砂丘
水色の空と肌色の丘が
現実と幻想を美しいコント ....
木もれ陽を少し切り取って
フローリングの上にそっと並べた
緑色のきらめきが心に滲んで
手のひらに新しい血が通う
表面的な話をしよう
未だ触れてさえ ....
毎日の電話帳に栞のように眠りを挟んで
無い物を考えずに
止め処なく
笑う
誰かの声を聞きたくなっても
昔みたいに
無言電話が出来ないから
ワッチでもするしか無いらしい
声を聞い ....
小さい頃は帰り道に
よく空を見上げていた
どこまでも青く澄んでいて
自然と笑顔になった
部活帰りに見上げた空は
なんだか輝いていて
手の届かない存在だって
わかっていても憧れてた
....
尻切れとんぼ、の
行く先に
新しい季節が廻る
秋袷、
肌寒い朝夕の証
ビロードの闇、が
刻一刻と
たんたんと
たんたんと
急いてやって来る
太陽は宙へ嫁いだ ....
窓からのぞく
町の遠くのほうは
地面の地肌がみえる
これから
灰色のオモチャが乗っかって
もくもく煙を
たてはじめるだろう
溶かしたり
固めたり
飛ばしたり
流したり
飛行場もち ....
悲しみをこの器に
そっと
全部
流し移せたらいいのに
溢れた分は床に
滴り落ちてしまう
不幸は透明な蜜を垂らし始め
心をゆっくり溶かしてゆくのです
貴方様にも苦しみを
飲み干せや飲み干せと
狭い部屋で独りで過ごすのは
どれ程寂しい事でしょうか
私が消えてしまいそうなのです ....
{画像=110417071821.jpg}
時折自分が何をやりたいのか、
分らなくなる時がある。
ありませんか?
そんな時どうします?
じっと時が過ぎるのを待つ?
自分が我 ....
室温が10度になったけれど
暖房をつけていいのか分からない
寒いとは思うけれど
その寒さは生きて行くのに
耐えきれないものなのか
隣にいる人に触れると
温かい触っていいのか分からない
....
彼女の鼓膜のElectric Guitars、グルーブする。
聖なる犯罪都市のボクサーたちよ、
皆殺しの闇に向かって会心の一撃を放て。
そして彼女は夜へと顔を傾げる。冷めない微熱の夜へと ....
湯屋から帰って来らした姉しゃん
唐に行くげな言っとらる
母ちゃん死んであともなく
父ちゃん床に詰めたまま
そして抱えたおどみゃたち
婆が銭手に姉しゃん誘う
おまんま食えると二返事
必ず錦 ....
悲しいのか
せつないのか
何をそんなに哀れんでいるのか
何をそんなに果敢なんでいるのか
分からない
この感覚を共有できる何か
あれば良いのに
どこかに存在してい ....
する。
しない。
いつまで迷ってんだ?
いつまで血迷ってんだ?
する?
しない?
スルーしない?
うん、そう、するしかない。
飛ぶ。 ....
今宵独り肉塊食す也
胃袋は其の圧迫に耐えきれず
今宵独り便器抱く也
脳は其の独寂に耐えきれず
今宵独り泣き鳴く也
こんな者が人など想って良い訳がないのだ
こんな者は独りがやはり似合って ....
雪が降ってきたので
冬の靴や手袋を用意する
マフラーもと思い
若い頃に編んだものをだす
新婚の頃
夫の帰りを待ちつつ
夜に編んでいた古いものだ
クリスマスのプレゼントに
チョコレー ....
しおからい空気が鼻腔をくすぐるので
目覚める
茶色く変色しているだろうごわごわの髪に
手をやりながら起き上がる
腰が痛い
かつての習慣を再現してもほんとに意味がないなと
ひとりごちてそれで ....
ルビのなかにきみはいない
もちろん
カタカナばかりの心地よい音の連なりのなかにも
つまり説明しなくちゃ
きみには決してわからないだろうけれど
いやきっと
説明したってきっとわからないんだけ ....
「逃げる」ことも
時には重要な
一つの「行動」なんだと
教えてくれた
「F0」の位置にある
「ESC」キーが
彼と別れた
別れたくなかったけど
「別れよう」
って言われたからしかたがない
10月11日の
彼の26歳の誕生日
ボールペンでぐりぐり
ぬりつぶしておいた
買ったばかりのわたしの手帳
....
護ろうとは思わない。
護られたくはない。
二人でちゃんと。
手を繋いで歩こうよ。
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