悲しみをこの器に
そっと
全部

流し移せたらいいのに

溢れた分は床に
滴り落ちてしまう
不幸は透明な蜜を垂らし始め
心をゆっくり溶かしてゆくのです
貴方様にも苦しみを
飲み干せや飲み干せと

狭い部屋で独りで過ごすのは
どれ程寂しい事でしょうか
私が消えてしまいそうなのです ....
{画像=110417071821.jpg}


時折自分が何をやりたいのか、
分らなくなる時がある。

ありませんか?

そんな時どうします?
じっと時が過ぎるのを待つ?
自分が我 ....
室温が10度になったけれど
暖房をつけていいのか分からない
寒いとは思うけれど
その寒さは生きて行くのに
耐えきれないものなのか

隣にいる人に触れると
温かい触っていいのか分からない
 ....
彼女の鼓膜のElectric Guitars、グルーブする。

聖なる犯罪都市のボクサーたちよ、
皆殺しの闇に向かって会心の一撃を放て。

そして彼女は夜へと顔を傾げる。冷めない微熱の夜へと ....
湯屋から帰って来らした姉しゃん
唐に行くげな言っとらる
母ちゃん死んであともなく
父ちゃん床に詰めたまま
そして抱えたおどみゃたち
婆が銭手に姉しゃん誘う
おまんま食えると二返事
必ず錦 ....
悲しいのか
せつないのか
何をそんなに哀れんでいるのか
何をそんなに果敢なんでいるのか

分からない

この感覚を共有できる何か
あれば良いのに

どこかに存在してい ....
する。

しない。

いつまで迷ってんだ?

いつまで血迷ってんだ?



する?

しない?

スルーしない?

うん、そう、するしかない。


飛ぶ。 ....
今宵独り肉塊食す也
胃袋は其の圧迫に耐えきれず
今宵独り便器抱く也
脳は其の独寂に耐えきれず
今宵独り泣き鳴く也

こんな者が人など想って良い訳がないのだ
こんな者は独りがやはり似合って ....
雪が降ってきたので
冬の靴や手袋を用意する
マフラーもと思い
若い頃に編んだものをだす
新婚の頃
夫の帰りを待ちつつ
夜に編んでいた古いものだ

クリスマスのプレゼントに
チョコレー ....
しおからい空気が鼻腔をくすぐるので
目覚める
茶色く変色しているだろうごわごわの髪に
手をやりながら起き上がる
腰が痛い
かつての習慣を再現してもほんとに意味がないなと
ひとりごちてそれで ....
ルビのなかにきみはいない
もちろん
カタカナばかりの心地よい音の連なりのなかにも
つまり説明しなくちゃ
きみには決してわからないだろうけれど
いやきっと
説明したってきっとわからないんだけ ....
「逃げる」ことも

時には重要な

一つの「行動」なんだと

教えてくれた





「F0」の位置にある

「ESC」キーが
彼と別れた
別れたくなかったけど
「別れよう」
って言われたからしかたがない
10月11日の
彼の26歳の誕生日
ボールペンでぐりぐり
ぬりつぶしておいた
買ったばかりのわたしの手帳
 ....
護ろうとは思わない。




護られたくはない。






二人でちゃんと。





手を繋いで歩こうよ。
貝殻は
貝のがいこつだと
君は どこかに
書いていて

貝殻は
たいてい
なにか
美しいのだけれど

人は 美しい貝殻には
なれなくて

君のがいこつは
貝殻ほどには
 ....
10円玉の
ウラオモテに
チカラ込めて
お金は大事だよ
なんて 言われても

ウラむいた
10円玉を
ひっくりかえせる
わけでなく

ここにある10円玉は
やっぱり ウラむいて ....
音楽から聴き取れることは、まっ平らな広場

遠くに海が見えて、何も遮るものはない

そこの広場に行き着くためには2メートルの堤防から飛び降りなくてはならない

落ちて、真っ黒な土を掴む
 ....
漆黒の闇の中で
何処までも願うの
此処にまだ、この体、あるように

真っ白な雲抜けて
気まぐれな嵐に遭遇
祈りじゃなくていい、
此処にまだ、この心、あるように

水面を走り抜ける ....
私の知らないトコロで


また一つ傷が増える。



私は傷つかないまま

誰かの傷がまた増える。


それは私がつけた傷。

無意識のうちにつけた傷。

私がそれに気 ....
白衣のドクターが言った

「おじいちゃんは もう 家での生活は 無理でしょう」


それは 去年の夏だった

まとわりつく空気が ベタベタとしていた

蝉の声が 当たり前に うる ....
  あの晩秋の午後
  我々を包んだ光の粒子
  その中に既に死はひそみ
  きみをとらえていた



  生と死のキメラ体
  それが
  命

   *

  き ....
瞳を閉じて
静かにしていなよ
いまのおまえには
むずかしいことが多過ぎる
瞳を閉じて
自分が呼吸している事を確かめるんだ
空気が鼻から来て
また出て行くのをたしかに感じるんだ ....
2分の1に分割された魂
15億9千4百3分の1に砕かれた欠片を
3億の嘴がひとつひとつ祈りをこめて
立ち昇る紫煙は清々しいあるいは
鼻の曲がるような香り
路上に放置されている犬の轢死体
 ....
机の上に置かれた 
飲みかけの水がゆれるグラスに 
一粒の太陽がひかる 

パスタ屋の2階から見下ろす 
銀杏並木の道を 
まっすぐに人々は 
みえないものに押されるように 
それぞれ ....
過去の錆付いた栄光なんて捨ててしまへよ


履き潰した{ルビ後=のち}に、飲み込んでしまへよ



世界は今日も{ルビ何無く=なんなく}廻る


あなたが自殺志願者に成つて ....
飛蝗のように

猟犬のように

疾走してゆくのだ

運命に抗してゆくのだ

加速と減速をくり返し

きみの人生を織ってゆくのだ


朝日は昇る、すれ違う

夕日は沈む、転 ....
頬ふくらませ
きみが愛を吹く

おっとっとっと
慌ててぼくは
きみがトバシタ愛を追う
なのに
きみはしらんふり
弾けたしゃぶぉんのように
ぼくから逃げる

たちまちシオレタぼくは ....
地面は噴火したがっている
東急の下もマルイの下もドンキホーテの下も。
オカンはアフロにしたがっている
翼のある鳥を飼いたいそうだ。
ダンデライオン、
おまえの息の根の“根っこ”はど ....
ある日森にお散歩に行きました。
アリ塚がありました。
大きい塚でした。
赤い毒キノコがありました。

木苺を食べました。
種が沢山ありました。
道に迷いました。
しかし方向感覚の良さで ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
満月は僕を許さないAKiHiC...207/11/20 2:34
蜜を。107/11/20 2:01
星空を見上げる者たちへ[group]beebee5*07/11/20 2:00
室温水中原動機107/11/20 1:52
It's meんなこたーな...107/11/20 1:29
人待ち唄007/11/20 1:08
デッドストックmaynar...007/11/20 0:54
するうらいふメメズワイ007/11/20 0:48
不適合者智哉107/11/20 0:15
マフラーイズム砂木6*07/11/20 0:04
海は凪いで佐々宝砂407/11/20 0:00
ルビのなかにきみはいない407/11/19 23:50
ファンクション・ゼロむむ007/11/19 23:27
手帳壺内モモ子1*07/11/19 23:16
強くなんかなれない。永遠音 史香007/11/19 23:15
かいがらこむ3*07/11/19 23:11
経済0*07/11/19 23:10
終わりの音楽猫のひたい撫...107/11/19 23:02
此処にまだ、りぃ107/11/19 22:02
マル三奈5*07/11/19 21:46
「おじいちゃんは もう 家での生活は 無理でしょう」准々407/11/19 21:13
晩秋 光と影草野春心107/11/19 20:59
眠りがすべてを抱きしめるなんて嘘さホロウ・シカ...5*07/11/19 20:47
ポエトリーフレイン207/11/19 20:41
一粒の太陽 服部 剛2*07/11/19 20:31
をrld−えんd−すぺrのヴぁ,い−はて−てぃs−をrldmanabe...2*07/11/19 19:57
転生吉岡ペペロ107/11/19 19:57
ぽっぺんぽこぺん九鬼ゑ女207/11/19 19:54
カルボナーラしろう107/11/19 19:08
月光ペポパンプ7*07/11/19 19:04

Home 戻る 最新へ 次へ
4410 4411 4412 4413 4414 4415 4416 4417 4418 4419 4420 4421 4422 4423 4424 4425 4426 4427 4428 4429 4430 4431 4432 4433 4434 4435 4436 4437 4438 4439 4440 4441 4442 4443 4444 4445 4446 4447 4448 4449 4450 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
5.4sec.