輪になって踊る。
いびきをかいて眠っている。
裏をかいて朝です、今は。
表を借りて御覧なさい。
今日という今日は、
君の背中をかいてみようと思う。
君の背中を借りて。
星を信じて。
長い間
暗く重い殻に閉じこもっていた
忘れようとしても
忘れられない記憶と思い出から踏み出せないでいた
私はまるで悟ったような顔で
他人を怖がって
自分を傷つけないように
冷静 ....
クリスマス
枕もとにはプレゼントがあって
そんな日だけ早起きした
幼いころの自分
もう
大人になってしまって
サンタクロースはサンタクロースだって
気がついてしまった
ただ ....
いってくれれば
よかったのに
そういって
あなたは
いってしまう
いってあげれば
よかったのだ
そうおもって
わたしは
おみおくりする
おみおくりのとちゅう
いぬがないて ....
もうねむたくなってきたから
もうねむくなってきたから
おやすみなさい おやすみ
おかあさんの ようすいのなかの
やわらかくて あたたかい まどろみに
ふわりと ただよい ゆめのなか
....
(キリギリスやコオロギに似るが、成虫でも翅をもたず専ら長い後脚で跳躍する。その跳躍力は非常に強く、飼育器の壁などに自ら激突死してしまうほどである。「Wikipedia」)
カマドウマは笑う ....
おまえが好きだ
いちにちに
五十回くらい想ってる
じゃあ
また
百万年まえなっ
しってるよ
伝わってるよ
おまえが好きだ
いちにちに
....
それはきっと嵐の夜で
鈍色の雨に混じって
空が降っている
寒いね寒いねって言いながら
冷たい体を寄せ合って
天井の無い朝を迎える
硬くなったパンを分け合って
薄いコーヒーを ....
眠り屋さんは
眠りの入った小箱を持って
二匹の猫とやってくる
猫の鈴が ちりんと鳴る
箱の蓋が かたりと動く
眠りの箱
いいにおいのする小さな秘密
わたしが以前 買った箱 ....
ここに線路がある
砕石が敷かれ
枕木が均等に並び
二本の金属が延びる
電気もあるのに
走る物がない
ただ線路があるだけ
男が一人
石を撒いて木を置いて
二本の線を固定する
誰か ....
日本の外に出ないと
日本人らしさはわからないという
まあそれが全てではないにしても。
自分らしさって
どこにいったら学べるの?
自分を外から見れる場所
それでい ....
Wednesday
規則正しく星が灯る
首都高では夜が始まる
助手席 たばこをふかす父親
知らない光景をあげる
教えてもらった光景たちには
かないそうにないけれど
シュマリナイ湖のキャン ....
広葉樹か針葉樹か
落葉樹か常緑樹か
単葉か複葉か
対生か互生か輪生か
全縁かそうでないか
鋸歯があるか切れ込みがあるか
先端の形と基部の形
葉脈は網状脈か平行脈か
葉柄は長いか短いか
....
好きな子に好きと投げつけ
逃げた
それ以来ずっと
頭の上でボールが投げ交わされているのを見る
ボールに描かれているのは日本語でも英語でもなく
受け取っても読めないので
最中は隠 ....
明日、
死ぬとして
あなたに言いたい事がある
あなたは
聞こえないけれども
きれいな心をもっていて
明るい太陽のような笑顔で
私を優しく抱きしめて
力強い
無心に何かを追いかけて ....
とんとんからりとんからり
今日も黙って黙々と
いそいそ片付け床磨き
聞こえる嫌みに耳塞ぎ
黙ってせっせと下準備
隣の作業を盗み見て
ただただ横目で羨んで
嫌み ....
{画像=110605152415.jpg}
ここに丸まっているのはうちのジェニーです。
15才を過ぎて老犬になりました。
若い頃、肋骨の形が悪くて手術した時
勧められて避妊手術をしました。 ....
泣かないで
笑って
人生は吉凶の織りなす
縄の如し
悪い事があっても
またいい事がある
All is well that ends well.
て言うじゃない?
途中はどうでも ....
向日葵がいまだ咲き誇る ある昼下がり
ひとすじの光と 一杯の紅茶
画用紙とクレヨンと水彩を使って
思うまま描く
どデカイひまわり
満面の笑み
黄昏は
銀杏をゆらし
金色、降りそそぐ
風の{ルビ音=ね}、葉の{ルビ音=ね}
寄せては返し
伸びた影にも戯れて
落ち葉の色を並べて遊ぶ
孤独を愛しいと思うとき
胸の内を
やさし ....
寝息を立てられるぐらい
安心できるみたい
消え入りそう
でも確かに掴める
そういった存在だけが僕に映っていた
君は拾うために全てを投げ捨てた
今まで手にした全部を投げ捨てた ....
「それでも構わない」って
あの時君はそう言って
留まり続けようとしたけれど
僕はすぐに手を離したんだ
上辺だけなぞった言葉なんて吐きたくない
君には安定を
僕が見せれる全て ....
あの時今が終わって
あの時過去が始まって
君から無口を添えられた
何も無いのは綺麗すぎて
目に眩しいから
僕はうつむいて
それでも歩いていた
感情が無い体はただ重た ....
グールドを聴きながら
思い出す
自分が何者なのか
わからなかった頃を
毎日は
決まりきったルールで進み
それに合わせているだけでよかった
楽だったのだ
たぶん
余計なことを考 ....
カラスの舞う空の
誰も見上げないように
私は
なんてひとりぼっちだ
カラスの鳴く声の
誰も追わないように
私の
声は静かに消えて
カラスというだけで
愛されない生き方がある
....
逃げた小鳥の籠を舐めている
ミミズ腫れの美少年の隣りに
少年が姉さんと呼ぶ女が朽ち果てながらも
逆に「兄さん」と優しく連呼してくる
ミミズ腫れが
いやらしい汽笛を鳴ら ....
この手で
守りつづけたくて
必死に抱きしめてた
誰からも見えなかったら
意味なんてないのに
ぼくが持ってるだけじゃ
意味なんてないのに
(ぼくだけのものに なるわけがないのに ....
グロテスクな毒々しい殻を
するりと抜けて
青赤い妖精の影が
座って
暗い真夜中にさなぎの柔軟が止まり
瞬く間に羽の大手を弱々しくも
スラリと伸ばし
*
毒の情熱 ....
ひとつ静けさ 眠れずにいる
泣いてしまうほど やわらかなもの
放りなげた願いを数える
断崖 砂漠
わたり鳥の背
ひとつのなかに 異なる目がある
朝と夕が
水面を碧くす ....
11月ともなるとさすがに
コートやマフラーなしでは
寒くて外を歩けなくなってきました
街には枯葉がヒラヒラ風に舞って
君に会えないこんな日々に
落ちては積もり
積もっては風にふかれて
....
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