グロテスクな毒々しい殻を
するりと抜けて
青赤い妖精の影が
座って
暗い真夜中にさなぎの柔軟が止まり
瞬く間に羽の大手を弱々しくも
スラリと伸ばし
*
毒の情熱 ....
ひとつ静けさ 眠れずにいる
泣いてしまうほど やわらかなもの
放りなげた願いを数える
断崖 砂漠
わたり鳥の背
ひとつのなかに 異なる目がある
朝と夕が
水面を碧くす ....
11月ともなるとさすがに
コートやマフラーなしでは
寒くて外を歩けなくなってきました
街には枯葉がヒラヒラ風に舞って
君に会えないこんな日々に
落ちては積もり
積もっては風にふかれて
....
文明開化で少し
不便さがなくなって
少し冷たくなった
人の心の中から
少し思いやりが消えて
相手の事を気にしなくなって
少し支配的になって
感謝の言葉を言わなくなった。
感謝の言葉は人 ....
どんなに追い付こうと、
走っても走っても
キミは、気が付けば淡い桃色の泡になってしまう、
僕らはいつだって、『対』になるのか、
鳴呼、交わりたい、
....
実行はできても
実現はできない
ぼくは、きょうも
今を理由に
旅立たなかった。
理由をみつけては
それを原因にして
ここにしがみつく。
....
深く暗い森の中を歩く私
間もなく目的の祖母宅があるはずです
道中、狼に声をかけられ
付き合い半分乗り気半分で遊んできました
お母さんにはばれていないはずです
祖母宅に着くと、いるはずの祖 ....
071122
むじくくまがわくまがわら
隅田の外れに住んだので
むじくの童と呼ばれます
むじくむらくむ隈川原
独りの空は青かったので
無軸の村から人々 ....
雨の日に
傘をさして
公園まで
行った
ブランコも
滑り台も
みんな
みんな
雨に濡れてた
誰もいない
公園は
とても
静かです
雨の音だけは
聞こえます
怖がることも
恐れることも
ないんだよ
死にたいなんて
悲しいから
言わないで
あなたが
この世に
生まれてきただけでも
生きていてくれるだけで
とても
うれしい
....
淋しい人に
愛をなくした人に
この歌を
送ろう
聞けば
元気になれる
前向きになれる
元気で
たからかな
歌声を
淋しい
あなたに
この歌を
送ろう
大きく ....
千切れた神経
直列繋ぎで何ワット?
ウー ウー ウー ウー
パトカーだって腹痛になるんだね
ウン
蹴り飛ばせ後頭部
目の前の世界を塗り潰せ
ボヤっとしてたら置いてかれ ....
今は
臆することなく
未来が語れる
そんな気がした
怖いこと
たくさんあるけど
怯えることなく
希望を語れる
そんな気がしたんだ
吹きゆく寒風に
身をまかせて
丘を越えてやってきた
アダムとイヴの子どもたち
信じ、疑い
決断し、迷い
手を繋ぐことを選んだ
それが本当の愛の始まりだった
や ....
穏やかな悪魔は
とてもゆったりゆらゆら揺れながら
人々の心臓を体内から引きちぎっていく
たくさんの悲鳴と
飛び散った体液でそこら中が真っ赤に染まる
それはまるで戦場のようだ ....
秋の悲鳴が聞こえませんか
高く低く
枯れ葉が風に乗って
舞い降りるように
ゆっくりと
孤独には
飾りのつけようがないので
見つけられないかもしれないけれど
輝くもののように
感じ ....
鮮やかに
街を彩っていく
イルミネーション
今の季節だけ
だって
クリスマスが近いから
今からプレゼントを考えてるひとも
きっといるんだろう
あげたい相手を思い浮か ....
寒さを感じ
ふと空を見れば
もうそこに秋は居なかった
狂うこともなく
惑うこともなく
そこに在る空は冬だった
また秋は巡るのだろうか
また冬になるのだろうか
それに答えるも ....
どうして人は独りじゃ
生きていけないの?
もういやだと
全てを投げ出しかけた時もあったはずなのに
どうしてまた
誰かを求めてしまうのでしょう
寂しさと暖かさはきっと
となり合 ....
この世の浅はかさを感じているかい?
何か狂気じみてると思った事はあるかい?
ある日の自分が最低な奴だと悟った事は?
本当の意味での人格者を探した事は?
どうして物事はこう移ろい行くのか ....
今日も少し失敗した
仲のいい人達と
たわいも無い話
いつもうまくチューナーを合わせてる
そちらは感度いかがですか
オールクリア、オールクリア
その為に犠牲にする
信用と私
....
汝は 奇妙奇天烈弁財天
ぼんやりとしたペンキの匂い
なんといふ艶めかしい六弦
醒めた家畜の奴隷なり
薔薇のちひさな頭脳を投げよう
あぢさゐの憂鬱な吸入闇
およぐ森 停止の供給
遊園ち ....
夜更かしして
ビールを飲む
ゲームして
玉突き
タバコくわえ
バイクに乗り
いつか別れる
今だけの関係
バンドを組んで
ビジュアル系
かっこつけて
つれない男
中身がな ....
駅の前のLightが1・2・3・4・点燈
Bicycle/Right右折
前輪は前方に矛盾していたのに
それでもRightは右のように証明された
暗い/ところで/泣いている
以上、以下のよう ....
下校中の小学生が
「すっごい きれいな夕日だね」
と、
聞こえる声で話してた。
なんで大人に近付くと
何の気負いもなく喋れなくなるのか
大人は残酷でないかわりに ....
人を悪く言えるほど
私は優れた人間じゃない
女という生き物は
どうしてこう陰口が多いのか
人をけなす事で
あざ笑う事で
変な絆が生まれたりする
あぁ、嫌な絆だ、嫌 ....
偏平で退屈な日常
注ぎ込む情熱などありもしない
単に認めたくなかっただけの
小僧が夢の中で吠えている
嘆きが聞こえる気がするけれど
そりゃきっと気のせいだ
人生 君らが思うほど
美し ....
吐く息が白くなる部屋で
君の誕生日を忘れていた
遠くの小学校のチャイムで眼が覚めた
今日はゆっくり走ろう
少し遅い電車の二両目に乗ろう
満たされない思いがあるんだ
だから世界の端に腰掛けて ....
{引用=
(1/3)http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=140157 のつづきです
}
さて、炎天とはいえ、日もかたぶけばわずかばかりの乾いた
風が通り ....
***
押しつぶされそうな
空気の圧迫感
まるで両側から
弾力のある何かに挟まれ
ゆっくり飲み込まれているよう
雨が降っている
どしゃ降り
カミナリ
昼間なのに夕方の雰囲気
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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