おれはひたすら待つてゐるのだ
一筋の沈黙が駆け抜ける瞬間の
余韻に満ちて味わひ深い感動を
たつた一振りで息の根を止める
一瞬の為に費やせる数多の余興
前座どもを一思いに吹つ飛ばす
至高 ....
寝る前に、一日が終わる前に、鳥が死ぬ話を書こうとしたが、鳥の死ぬ姿を見たことがないので手が止まった。鳥の死体はいくらでも見てきたが、鳥の死ぬ瞬間は見たことがない。いつでもどこでも鳥は死に続けているの ....
戦場を
探している
この身に燻る修羅にも似つかわしい
そんな戦場を 探している
銃声が谺している
硝煙が地の上を独占する
そして聊か血の匂い
戦場を
探している
この ....
昔 ホームレスは僕のヒーローだった
仮面ライダー、キカイダー、バロム1、サンバルカン、ファイアーマン
トリプルファイター、マグマ大使、月光仮面、七色仮面、赤影
キャプテンウルトラ、センセー ....
すべてを失い
なけなしの金で
按摩されている
これ以上の、以下の
底はないなと
固いベッドのうえで押されている
この商売をはじめるまえ
こんな底を味わった ....
ぼくが遅れてきたからね
君のことが見つからなくても
しかたのないことなんだ
いつも遅れてしまう
バスにも試験にも
日焼けしたり、泣いたりするのも
少しだけみんなより後で
時計やカレン ....
ドアをそっと閉め鍵を掛けました
貴方が入って来ないように
カーテンも閉めました
外の光が今の私には
眩しすぎるのです
部屋の隅で壁に身を委ね
天井を見れば
乳白色の灯がゆらゆらと
....
{引用=ふわり ふわり ふわり
ぼくたちふたり うかんだ
ふわり ふわり ふわり
まどろむあさと よるのあいだ
ふわり ふわり ふわり
ぼくたちふたり ....
時計は空を飛んだ
時間のことなどすっかり忘れて
町工場の青い屋根と
遊園地の小さな乗り物と
チャペルへと向かう花嫁が見えた
風景はずっと続いているようだった
やがて良い感じのする原 ....
「気楽」を抱き締めた
精一杯に、一生懸命に
「矛盾」が貼りついてきたので
えいや、と払い落としてごみ袋に入れる
これはもえるごみだろうか、と
湿った「疑い」が落ちてきたので
とりあえず床を ....
陽が落ちた後に観覧車は
一日に浴びた熱に当てられて躁鬱になる
テーマパークに行きたかったけど行けなかった生き物のすすり泣きを
食べなきゃいけない時間だけど
箍の外れ ....
探していたのは6+2
愛しているのは細君の理由
ああ、やはり黄身は御手製のコロンブスの大陸
まずいラクアサンシュベリット
いただき ....
たくさんの琴柄をさ
和薬をもってしても
喰うか眠るは 故意しだい。
偶然の重なりは 壱期の風しだい
雪はまもなく振りに、降り
あな ....
涙をぬぐう手の甲ごしに
おまえが見つめた火の生きものは
空に焦がれて死にかけていた
朝は目のようにゆうるり動き
世界は風のなかの風にたなびく
こすり
火を生み
....
時は溯りくらりとした煙管
沖田はどうして死んだのか 労咳ですよ、
分らない 歴史(ペントクラフト)
あの人が以内 人生とは「棘の道の夢の後」
あの糸が ....
走る。
地面を蹴って。
斜め前に跳ねる。
走る。
そんな気持ちを。
全身で感じる。
走る。
軽快な歌を聴きながら。
口ずさみながら。
走る。
....
投げてよ
こっちに
液体
あなたの笑顔に撃ち抜かれちゃった
なんて
悪い冗談
氷水は飲めない
きらいだから
熱いものもダメ
猫舌だから
常温がいい
常温がいいよ
....
生まれたばかりのぼくの情熱よ
何処まで行くのだろう
此処か其処か
いや、何処でもいいんだよ
疑いたいのさ 単にぼくの実存を
そもそも情熱なんか無くたって……
結末は観て仕舞うなよと貴方に怒 ....
近づくクリスマス・イブに
街は華やいでいる
通りを歩くカップルは
皆 幸せそう
艶やかなイルミネーション
眩しいツリーのショウウインドウ
きらびやかな中に
とり残されてい ....
いまのところいつでも
あなたのなかにわたしがいて
わたしのなかにあなたがいる
・・すごく、すてき。
■「知らない金属の話をしないでください」
■「ぼくと話しても、あなたが知るということはありません」
■「どこかへ金属が行ってしまったのです。話をしてください」
■「 ....
けっこうそれは近いのだ
もし呪いだとしたら
あまりにも空白であり
ところで私は充たされているのだ
あまりにも空白であり
公園の側の枯れた並木を通る
あまりにも空白であり
ところで私は充た ....
ふたりを分かつのは
生死ではない気がするのです
だから
また逢う日までに
あなたについていた嘘を
本当にしておかなくてはならないのです
たとえばぼくは
善 ....
つまり
どうだっていいんだってことを確認するだけの思考回路
わたしはもういいかげん
大人になってしまったので
バカらしいことばかり増えて
「そんなのどうだっていいんだよ」
って言うためだけ ....
対で構成されている//眼球、肺、腎臓、四肢、/どうして命はひとつしか/与えてくれなかったの/かみさま///ひとつしかないから大事な命って/それなんかおかしくないですか///一回死んだら/またどうしよう ....
観耳耳耳
時事時事爺
子呱々茲
聴き聞き危機鬼
痢痢痢痢痢離痢
首里首里首里腫
サラバ
TOKYO
オレハ
旅に出る
あーだこーだとゴタクを並べてないで
目の前にあるペンで思うままに絵を描けよ
模写でもなんでもいいから描けよ
いちいち考えてたら
あっという間だ
どうせ君は暇なんだろう
目の前にペンが無 ....
わたし知らない
あなたの海を
(わたしは知らない)
四季のない南国で生まれたことを
(どんな人間も知っているのに)
銃口を突きつけられたら 黙ってしまうことを
(どんな人間も知って ....
{画像=080513015507.jpg}
自分を果てしなく励ましながら生きていく、
そんな生き方しかできない、
気がしないか?
自信もなく、
実績もない、
あ ....
アスファルトに
心臓を打ち付けて
白線に
手を伸ばす
剥きだした 傷跡
指 は
震 えて
チェックメイト
後ろ指
指さない ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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