思い出したくもない思い出なら
いくらでもあるわ
子供の頃はいつも
両親はけんかばかり
私にも手をあげたわ
醤油の瓶をなげつけられて
失明しかけたこともあるわ
いまは一人暮らししてるけど
....
一年たったきょう、おもいかえせば
そう、あたしにとってのきみは
ことばであると同時に数個のピクセルでしかなかったが
その影響力はけっしてばかにはできないほど尋常じゃなかった。
どちら ....
30分経った
それから10分
そして15分
私の言葉はいつも余白に負ける
ネットカフェの利用料が用の時点で240円増えた
俺は の可能性について認め ....
バンドを結成したぜ
フォークバンドだ
おまえら全員ぶっ殺す
年内にライブを行うぜ
全員凍り付かす
いや全員笑かす
俺達はライトバンドだ
震えている
ボクとキミ
フルフル
肩を大きく
フルフル
首まで振って
フルフルフルフル
声にならない声で
また会おうね
とボクは言う
声にならない声で
ただひたすら
キ ....
蘇るワタシは
少しもない
睡って
いるから…
招く者が 睡り
招かれざる者が 目醒め
黄泉に
還り
世を
観る
そして
夜を
見る
....
1.
硬質で透明な液体に浸されて浮かんでは沈む体、ぼやけて視える太陽は遠いだけで優しくなんかないから目を凝らす。透明な膜の彼方に遠い光のまるが、小さいまんまるが徐々に膨らんで垂れてゆくどろりは、あた ....
僕の後ろには
一面、真っ白な雪道に足跡がつく
白面にアスファルトの点が生まれ
点が線になり 線が面になり
見上げると 冬に負けない街を
人は作り上げていた。
冬、 ....
剥いたとて何もないと、よく怒られたのを覚えています。剥いたとて硬く冷たく理路整然とした黒い実がてのひらにころんと転がるわけではありませぬと、怒られましたがしかしあたしは思うのです。あたしが欲しいのはそ ....
いつだって
重力を
消せるのだと、信じてる
紺色のわたしたちの
ひざは細く
鋭い
ここに時計は
もはやないよ
だれもいない
壁の向こう ....
日曜の床屋の順番待ちで
向かいに座る少年が
ウルトラマンの本を開いて
手強い怪獣の輪郭を指でなでる
少年の姿に重なり
うっすら姿をあらわす
30年前の幼いわたし
開い ....
後ろをふりかえると
誰かがこっちをみていた
その少女は泣いているようにみえた
見たことがある気がしたが
思い出すことができずに
また重い足取りで歩き始めた
ここは眩しくて前が見えない
....
光る校舎で
囁いたわたしたちは
数年経てば紺色だった影の記憶すら
なくなってしまうのを知っているから
こんなにも微笑んでしまう ....
季節だけにではなく別れを告げるということ
窓のない部屋では聞こえないということ
言葉で削った窓のむこうは万華鏡じゃないということ
中途半端な闇の中
(匂いのしない風がテレ ....
ニューヨーク市場大爆発
株式史上最悪
全米が泣いた
あの名作
フランスとラ・フランス
Zとゼットン
アーノルド対スタローン
藤田対ヒョードル
クリストファーロビン
ロック
....
夢を見た。
現実的で、非現実的な夢。
この夢、
叶えば良いのに。
今日は
小さな日です
風がとても冷たくて
今日は
小さな日です
小さな頭痛を
誰かのせいにして
だけど
大丈夫?って
君のメールが
胸に灯った
....
未来が濁っているのか
現在の俺の目が濁っているのか
果てしない悩みは果てしなく
揺るぎない想いは揺るぎなく
だけど何故だろう?
未来が濁っているのか
現在の俺の目が ....
長い間
部屋の隅に折り畳まれ
埃を被った
老人ホームの誕生表
空色の模造紙を開き
両端に咲く
太陽の花
まっすぐのびる
2本の茎の間に
お年寄りの名前と誕生 ....
「目には見えない神仏は
いったい何処にいるのでしょう」
わたしの問いを聞いた師は
砂を一山{ルビ笊=ざる}に盛り
{ルビ篩=ふるい}にかける
どんなに激しく振り落としても ....
風よ お前は自由でありながら
いつも居場所をかえているね
風よ お前は気まぐれでありながら
時々 やさしさをくれるね
風よ お前は孤独でありながら
ふと 誰かの傍で寄り添っているね
風 ....
黙り込むあなたを見習って
軽はずみに言葉を使わぬよう
恐れるべきなのかもしれない
些細な事柄も全て
退屈は限りなく死に近い
以前、死人だったことのあるわたしは
自分を守るように行動する ....
水色のそらを眺めていると
水ではないのに水であるような
或いは逆でも済むような
忘れものの気楽さを
ひとつふたつと
思い出す
降るものは
雨なのだろうか
不思議そ ....
誰も選ばなかった空白 それが僕の指定席
それ以外の空間が 僕以外の 人の席
こんな僕でも その優しさに会いたい
そう願うのは 醜さでしか ないのか
それでもいいと 言えない心を 殺したくな ....
12月になると それとなく
あなたはジョン・レノンのアルバムを引っ張り出してくれる
音楽なんてアニメの主題歌ぐらいしか知らないくせに
ビートルズも クラウス・フォアマンのジャケットデザイ ....
外では雨が降っていた
この時期なら雪に変わるだろう
ふっと外へ出てみた
Tシャツ一枚で
寒いのは当たり前
もう12月
分かってる
分かってる 寒いこと
分かってなかった あの子のこ ....
おーぃ 山小屋から鬼火がみえるぞぉ
おーぃ 竜宮城から漁火がみえるぞぉ
おーぃ 海のかなたにゆめがうかんでいるぞぉ
おーぃ 空のあなたにまぼろしがうかんでいるぞぉ
おーぃ ....
たった一文字を
入れるべきか
どうすべきかを
悩んでいる。
その一文字は
最終文の
。
なのだけど、
これがあるとないとでは
....
余ることも欠けることもなく
生まれて生きている
過不足なき花鳥風月
それで俺は何を感じよう
これからどう生きようか
いっそ死んでみせようか
未消化のまま進めども
翻弄されてふらつ ....
言葉には命がある
それは自分だけじゃなく
相手にも見える小さく大きい生き物
だから暴言は生んだ人間の首を締めに帰ってくる
どうして私を生んだのか
何で私はこんなに醜いんだ ....
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