お日さまの光が 静々と
自室に射しこんできて私を照らす
このあたたかさとは裏腹に
ラジオのニュースが冷たく突き刺さる
こころに深く

私には、その時その時の
苦しみや不安があります ....
こころ囚われる瞬間
からだ解き放たれ、散るわ
羊たちの群にひと粒
黒色がいななく詩句

何もかもを見透かす瞳で
ただ愛した
あなたの為にすべてを
無想にさらす

何故としても
す ....
「不遜な言葉を吐きますな。あなたは無双だとでも言うのでしょうか」
エミル・アザルはエリス・ガザンデに向かって話しかける。
「……あなたの命は守ってみせます!」そう言って、
まずは、護衛兵の二人が ....
エリス・ガザンデは包囲陣を完成させまいと、奮戦する。
「見よ、包囲陣の一端に穴が開いている。あそこを目指すのだ」
エリス・ガザンデは、味方のすべてに聞こえるように叫ぶ。
「あそこが、我々の救済の ....
乱戦の戦場では、戦術とともに戦略も大切である。
どこでどの部隊と落ち合うか、そして、どの方面に進軍するか。
アースランテの軍団長エリス・ガザンデは有能だった。
つねに、次の一歩のことを考えている ....
路地のかどから
愛しい音
特別なワケもないけれど
なでてほしい
なでてほしい

となりの窓から
優しいまなざし
今日も行こうね
一緒に行こうね

もうなにも見えないけれど
 ....
検死官は干潟を藪の中を、非常口から井の中の蛙まで
愚者は黒い推敲を住職と読んで
平行線のクジラをのどぼとけさまに埋め込めたと言い張る

治癒することのない常夏は尻軽なモグラ触角を囃し
街宣車 ....
価値のある負け方かどうかだ
次の種を蒔けたら価値がある
失敗に成功しているんだから
晴れ間が広がり
光の庭
洗濯物はのどかに泳ぎ
遥か遠方の戦場を
透かし彫りに浮き立たせる

微睡む日の本、昼下がり
誰一人居なくなった
遥か遠方の銃声が
無人の庭に響いている

 ....
○「年寄りの魅力」
豊かな経験とおだやかな心ではないだろうか

○「青春歌謡」
いつも失ったものを
思い出させてくれる

○「死」
欲望にとらわれている人には
死は恐怖である
苦し ....
来週

静か

その時は
ようやくうたを歌う理由を
手にすることができた瞬間から
あたしの好きなうたは
聴くことができなくなる

なんども、なんども、
なんども、なんども、
この身をゆだねた
 ....
イチゴ色のゼリーにのせられるわたしの人生
微睡みの匙は脆く
ひと掬いもできないで夢が終る

せめてクリームで飾れば良かったわと
言う
母や 姉や 叔母が
女という呪いを無自覚に吐き散 ....
風は凪ぎ
コンビニの旗ははためかず
過ぎる人影は伸びきって
黒い大地に貼り付き
青い天空を望んでいる

応答せよ、宇宙
渦巻く銀河を木霊させ

不断の日々の反復に
亀裂がいつしか入 ....
数え切れない星たち
休日の夜は何故かスローで
あなたと過ごせる時間が長く感じる

夜景よりも何よりも綺麗な愛
幾つも積み重なった喜びが輝く

幾つも様々なことが積み重なって
良い流れに ....
戦士エイソスは数十名の兵士たちをまとめあげた。
そして、敵陣に攻め込むための小隊を編成する。
そこに立ちはだかった者があった。アイソニアの騎士である。
「戦士エイソスよ、久しぶりだな」

ア ....
そんな折だった。戦士エイソスがこの戦場に到着したのは。
「何ということだ。もう、戦端が開かれているではないか。
 それに、我が方の軍勢のほうが有利に見えるが……」
戦士エイソスは訝しみつつ、見知 ....
エインスベルの魔法石はついに砕け散った。
魔法石は、悪しき方向に使われ続けると、消滅してしまうのである。
その様子を、オスファハンは哀れげに見つめていた。
しかし、エインスベルは違う。背嚢からク ....
その人はよく読む
新聞・広告の類はもとより
ゴシップ雑誌から哲学書まで
どんなものでも選り好みなく
目的は特にない
賢くなりたいわけでも
褒められたいわけでも
ただ
愛を探すように
 ....
手の甲の痣はなにを示すのか
どこかにぶつけたのか
覚えていやしないけれど
この赤紫色の小さな円形は
どうしたことか
痛みなどないけれど
なにをどうぶつけたら
こんなところにこんな色の痣が ....
こんな時間に起きて水面を覗き込んでる
からっぽのコップに見えない水が見える
きみの水面にうつるのは
いつも何回か殺されたあとのぼく
ぼくもまたあなたを殺した
何度も
ぼくはきみの目
きみ ....
繋がり

湯上がり

一人きり
出来損ないの盃に移し出すは何故か蝕み、几帳面で無抵抗な横文字の
澄み切った稜線が紅葉する。スターライトの残滓と垂涎を引き起こし

咲いて実を結ぶ、瑠璃眦の庭園に囚われながら

はしためにも明 ....
思うに俺は、生まれてすぐに、育つはずのない骸の中に押し込まれ、どういうわけか上手い具合に育ってしまったというわけだ、ある初夏の午後、歪み木細工の椅子に沈んでぼんやりとしていた俺はふとそんな考えに行 .... あおいブランコが
艶めかしい金髪みたいな
風の中
閉ざされた午後の公園で
ゆうらりと
ゆうらりと
ゆらされていた



目にみえる
死人に
いのちはあるのだろうか? ....
これから子どもたちは
だれの言葉を
信じて生きていけばいいのだろう
釈迦の言葉か
キリストの言葉か
それとも父母の言葉か
科学技術はどんどん進んでいくけど
心のほうは取り残されたままだ
 ....
今宵、懐かしく
灯が点り
生まれたばかりの感情が
せわしくせつなく
揺れている
(遠い故郷を追いかけた
夢見の中に居るように
深い夜は透明な
滴に濡れて更けていく)

 心の底の永 ....
海が果てまで引いてしまった砂浜で
音が空白に吸い込まれてしまった砂浜で
命が香りを流され尽くしてしまった砂浜で

呼ばれてもいない
道化師がひとり
断絶から浮かび出る

世の中から剥が ....
紙でできた飛行機が
街の上空を飛んで行く
折った人は
わけあって何処にも行けない
代わりに紙の飛行機が
飛び立つというわけだ
日曜の午後
雲一つない青空
街全体に
あきらめとなぐさめ ....
ヒアシム・カインを放ちながら、エインスベルは笑っていた。
彼女が「カーガリンデの魔女」と呼ばれるようになった契機である。
もちろん、そこには恐れと軽蔑がないまぜになった、
感情が込められていた。 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ニュースについて少しこしごえ2*22/5/7 17:02
すべての美しい花soft_m...022/5/7 16:49
それぞれの戦い(六)[group]大町綾音1*22/5/7 16:46
それぞれの戦い(五)[group]1*22/5/7 16:44
それぞれの戦い(四)[group]1*22/5/7 16:41
そらas122/5/7 16:23
疎疎し饑いあらい222/5/7 14:31
価値組イオン2*22/5/7 13:45
白昼夢のようにひだかたけし4*22/5/7 13:23
独り言5.8zenyam...1*22/5/7 9:12
令和4年5月6日(金)みじんこ022/5/7 1:06
そしてまた、うた歌いの夜は、更けゆく秋葉竹122/5/6 23:54
イチゴはるな122/5/6 22:36
凪ぐ街ひだかたけし5*22/5/6 18:30
休日の過ごし方 夜編夏川ゆう222/5/6 18:06
それぞれの戦い(三)[group]大町綾音1*22/5/6 14:20
それぞれの戦い(二)[group]1*22/5/6 14:19
それぞれの戦い(一)[group]1*22/5/6 14:18
愛読者やまうちあつ...7*22/5/6 13:49
右手の痣坂本瞳子022/5/6 11:48
逆さまの月凪目122/5/6 4:01
令和4年5月5日(木)みじんこ2*22/5/6 1:29
Narcissusあらい022/5/6 0:45
断層の誕生ホロウ・シカ...3*22/5/5 23:12
落花秋葉竹222/5/5 22:37
未来を生きる言葉zenyam...0*22/5/5 20:13
灯火ひだかたけし3*22/5/5 18:56
道化師宣井龍人4*22/5/5 16:30
紙の飛行機やまうちあつ...522/5/5 13:15
連合軍の反撃(十六)[group]大町綾音2*22/5/5 10:20

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