唇に唇を重ね
あなたの甘い血潮を感じていたい
目を閉じて
あなたの髪の香を嗅いでいたい
胸と胸とを合わせ
あなたの鼓動を聞きたい
抱きしめて
あなたを我がものにしたい
....
いつも待ってくれている
私がここに帰ってくるのを
表情はいつも違うけれど
優しく微笑みかけてくれるような
そんなあったかさがある
毎日毎日またせてごめんね
明日はもう少し早く帰って ....
神戸で真珠が有名なのは
真珠の良不良を見分けるのに
六甲の山にあたった柔らかな光が
最適だからだということを聞いた
なんとステキな話しだろうかと思う
この街でうまれ
....
今だって現状はたいして変わってない
数え上げればキリが無いほどの、嫌な事
片手で数えられれば十分な程度の、良い事
笑顔に意味を求めなくなり
ただ自分を社会に馴染ませながら
日々を振り返る ....
そーっと隣にいる
いつでも話を聞く
やさしく抱きしめる
それが僕にできるすべて
刺激を求めないで
これが僕にできるすべてだから
痣が むこう三軒隣りのお姉さんの腕に塗り込まれていた
(おはようございます)
そう 言わずに 黙礼を交わし合って 互いの痣を青く
....
違法駐車を繰り返す 狂う
音をたてて歩き続ける 狂う
死ねって何度言った ?
唇が
繰り返す
....
この大粒の雨は、
誰かの涙なのだろうか。
肩や頭に、ぽつぽつと。
降り注ぐ。
良い気持ちじゃないけれど。
少しの間、泣かれていよう。
遠い昔だった様な気がしているし、たった今過ぎ去ってしまった過去でもある様に、静かに流れて、少しの間立ち尽くす。
冷たい陽光を睫毛が遮って、風景の彩度を狂わせた。聞いた事のある声はしない、足元から背後 ....
私が貴方を追い掛けた青春時代
若かりし頃の映像に
あの頃へタイムスリップ
あの頃の貴方が
「唄の道だけを
唄だけの事を考えて
生きていけそう」
と言った言葉通り
今も貴方は唄い ....
夜は私に薄くて頑丈なバリヤを与える。
バリヤの中で幾ら絵を描いたって、
ひとりであることに変わりは無い。
手を伸ばすも 月は遥か遠く、
薄っぺらな毛布はツギハギだらけ。
沸き起こる破壊衝動と ....
前足をつかい
口をつかい
つぶさないように
犬はみかんをじょうずにころがします
わたしがきれいにむいて
ひとふさ食べさせてやると
犬はすっぱそうな顔をして吐きだしました
しかし犬は段ボー ....
二人の住む街は
汚れた雪しか降らないから
きみはそれしか
知らないでいる
街灯の光は
ぼくたちの知らない間に
静かに青白くなっていって
だからこんなにさびし ....
乾電池が足りない
と昨夜寝言を言ったあなたは
夢の中で久しぶりに
何を作っていたのだろう
今日は朝から雪が降ってる
あなたの故郷のように
たくさんではないけれど
もう誰も
あな ....
私は平凡ですが
詩人は王族にもなれますし
妖精にだってなれます
けれど
愛されたいからと
あなたの愛する人に
なりすましても
無駄でしょう
あなたの
こよなく愛する
姪 ....
お茶が入りましたよ
せんべいでも食うか
雪降り始めましたねえ
あったかいお茶はいいのう
こたつでみかんでも食べますか
雪が綺麗じゃ
もう少しこうしていますか
....
枯れ木をライトアップして
ごまかしてる家は
きみのであってください
ツリーだとかんちがいをして
サンタはその家を目指すよ
僕はすずをしゃんしゃんってして
サンタを導くんだ
枯 ....
ずどん
と降ってくる
忘れていた
昨日 投函する約束だった
あの手紙のこと
鼓膜を破るほどの 響き
もし 頭蓋骨の中が空洞ならば
きっと 永久に反響し続ける
そんな感じの 響き ....
夜のアスファルトに響く
女の足音は 毎夜何をしに来るのだろう
その足音は 決まって必ず湿っている
扉のまえで それはピタリ
と止まり
重いけれど圧力のまるで無い
気配のまま夜明 ....
土壌が土壌を掬い上げて
つるると滑る
日本人の顔が 45℃傾いて
土壌が
海抜ゼロメートル地帯に
三日月型の太陽を落とす
花火大会のカキ氷マシーンは
トーキングマシーンにそっくり
....
窓の外を眺めろ
夜だ
空白がやってくる
ネオンの光に何があるというのだ
美しさに中身は伴わない
いつも置き去りにされているじゃあないか
本を買わずに店を出る
夜風に我を忘れる時間のな ....
少年が泣いていました
つばのある帽子でしたが、ガラスにぶつかって
へにゃりと泣くのが印象的で
忘れもしない
月曜日
誰もいない観覧車
あの小さなゆりかごに
私たちは別々のBOXのなか ....
朝がわたしを起こす
光の言いなりに顔を洗ってそれから
わたしは適当な時間が来るまで時間を潰そうとしている
適当な時間
適当な時間
適当な時間
被害者Aが言った
被害者Bが言っ ....
冷たい風が吹いていたその日
冬が近いのを感じていた
君がドアを開けた時
僕は地下鉄で眠っていた
君が奪われたものは何だったのかな
ドアを開けた時
知らない顔の君がいた
君から香 ....
フワッと浮いて 空を遊び
パチンと弾けてそれっきり
後にはなにも残らない
僕が抱えている不安など
たぶん
そんなものなのかもしれない
雑踏に佇んで ひとりきりボクは
黄昏てく街の中に 君を探していた
メディアが君の不在理由を作り上げて
本当の君に 少しずつ影を落としてゆく
“また、どこかで会おう”
そう約束して君は消えた
....
見え透いた嘘
無果汁のメロンゼリーを
プラスティックの容器から外して
皿に移す
ゼリー越しの世界は
すけすけ
(ナンテイヤラシイ!)
透けて見えるよ
いろんなものが
銀色 ....
抜け道ばかり寄っている
レールの上での死体遊びは
まるで雲から落とされたみたい
砂利でさえ破れていくよ
林檎が転がる
赤い林檎は点になる
床の上で転がしたビー玉みたいに
....
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想いが全てを越える瞬間はあるのだろうか ?
決意だけはあるんだ。
だから想いだけは零れ落ちていると信じている。
でもそれだけじゃ ....
旅立つ貴女
遠くで見送る
想い出が心をよぎり
哀しみが溢れ出す
夜空を見上げて
貴女の星を探してみる
貴女の遺した念いを
想像すると涙溢れて
心が痛む
最期の時が近づいて ....
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