夏をたっぷりふくんだ
水、しずかに低下して
胃の腑におちた
文字は部首、さらりと溶解し
鼓膜をつき破る
だるまさん転んだよ
片目つぶって
夏は町をはげしくぶつ夢
まぶしくて、土のにおい ....
ロシアカラーの風船が
大空に呑まれていく
青い青い海原だ
人々の悲嘆が木霊する
この侵略に終わりはないのだと
権力の野望は恐怖に基づくのだと

旗を振りスマホをかざすその傍を
ヒーロー ....
○「大事なことほど」
小さなことは気づきやすいが
大事なことほど気づきにくく
忘れやすい

○「世の中」
世の中お金で買えないものと
買えるものとがある
お金で買えないものって
どん ....
悲しみと憎しみの全部
苦しみと慈しみの全部

儚さも
侘しさも
美しさも
優しさも

全て赦せ
もしくは
一ミリも許すな

それらは同義だから
どちらで ....
信号

軌道

希望
愛して欲しいっていったらダメな時
愛したく無いって言いたい夜の世界

僕はいつものみなとのみえる部屋から
昼間にみた白いカモメと
銀髪の人魚を思い返しながら
夜が照れながら笑っ ....
カセットテープの
59分57秒に
好きだと告げた

出番が来るまでの時間
君のことを考えて
とても幸せだった

沈黙を重ねる度に
星は光るけど 
風邪を引いてしまう

カーディ ....
鼻の穴に五寸釘を
打ち込んで
鼻から脳を出すんです
ロボトミーのやり方とは
ちょっと違いますが
きっと自称詩人には
効果があると思うんです
自称詩人の病巣は
前頭葉にあると踏んでるんで ....
「全員、南進を止めよ。カバルナ・クー・ソランの結界が張られた!」
アースランテの臨時軍団長である、ゴゴイス・リーゲが叫んだ。
「それでは、どうなさいますか?」ゴゴイスの側近が尋ねる。
「西へ向か ....
戦いは混戦の模様に入っていた。そんな時に、
ヒスフェル聖国の偵察兵からの伝令が入る。
「アースランテの軍団長、エリス・ガザンデは戦死した模様です」
「何と? それでは、敵軍の指揮は今は誰が取って ....
アースランテ軍の正魔導士ハミルは、一頭のドラゴンを召喚した。
「まさか! この魔法素子が薄くなっている時に!」オスファハンは叫ぶ。
敵軍は、初めから撤退を決めていたのである。
アースランテ軍は、 ....
死への願望を超え
魂の故郷を予感するとき
もう一つの現実に達するため
このわたくしを祝福する鐘が鳴る

遠く包み込むその響き
黄金の木霊に意識は遠退き
立ちはだかる壁を突破する
憧れて ....
ナチスを悪に見立てて
自分達は善であるという
物言いが嫌い
これは先の大戦における
スターリンの物言いそのままだ
そのくせユダヤ人だろうが
ポーランド人だろうが
辺り構わず皆殺しにしたの ....
お前には根性がないねん!
って言うおっちゃんがおってな
そんな冗談流行らんで
って俺は言うた

でもな
根性みたいなもんが
ほんまにあったらええな
と素直に思ってみたりもした

着 ....
戦史とはイロニーな語りだ。
とても全史などでは記述できない。

T34戦車は自分にとってなつかしい。
模型がすべてだった少年時代。

ロシア史もウクライナ史も単独の歴史にすぎない。
 ....
酒は呑んでものまれるなあ

ポエムは読んでものまれるなあ

名言?

きゃっはっはっ
八手

坂道

にわか雨
二〇二〇年五月一日 「柴田 望さん」


 柴田 望さんから、同人詩誌『フラジゃイル』第8号を送っていただいた。お名前を知ってる方から知らない方まで、20名以上の方たちの作品が載っている。紙の質 ....
粘度の濃い黄土色の海で 汗も掻かずに泳ぎ着かれて
眠りを抱きしめあう 君と僕の合間に流れる

絵編とした溜息と御本とした嘔吐き
はこのなかに爛れた身体と心で作られた
腐った域を被覆で置い ....
意図せずに朝早く目が覚めるのは辛い
歳を取ったということか
目が覚めるものだから起き上がる
起き上がるから顔を洗う
そして朝食を取る
食後のコーヒーを飲み
朝刊を読んでから歯を磨く
それ ....
乗れないはずの船だった

意地になってもわかっている
もう負けたことくらい

干からびることのない海の上で
船はまだ心を留めている

消したい過去さえ綺麗な夜に
逃げ込んだ夢の中
 ....
ひろびろ青がひろがって
鳥の群れが行き過ぎる
街は熱波に曝されて
子らの午睡を浅くする

  *

ちから抜けちから抜け
胸にわだかまる戦慄を
呑み込みおれは街を行く
こんなにひろ ....
ウクライナと
転覆と山梨の女児のおかげで
みんなコロナのことを
忘れることが出来ました
私なんか
家を出て電車に乗るまで
マスクをしていないことに
気付きませんでした
ゴールデンウィー ....
そんな時である。オスファハンがヒアシム・カインの光を見たのは。
「これはエインスベルの仕業だ、間違いない」
オスファハンは、騎馬に乗ってエインスベルの元へと、
駆けつける。「今すぐその呪文を止め ....
ゆんべあれだけ喰って
あるしこ呑んだはずなのに
友人を載せたばかりに秤の針は
奇跡的な数値を目盛る

数字じゃないんだ、人体は
神秘なんだよぉ
奇っ怪な唄が風呂桶を揺るがす
窓なんかひ ....
そのころ、というよりもその少し前、
ヒスフェル聖国軍は、ラゴス・クールラント連合軍の
南西に布陣していた。遊撃隊の役目を果たすためである。
敵兵の数は、こちらの戦力のほぼ倍である。

もしも ....
エミル・アザルに近づいていった数名の兵士は、
ウーラ・フラグによって、命を落とした。焼け死んだのである。
ウーラ・フラグの炎はさらに広がる。
アースランテ軍の兵士はじりじりと後退する。

「 ....
{引用=幸福感}
空は絶望的に高く
駆けあがれる限界を超えて
戯れる黒い手紙たち
光は全てを晒し出すことで
わたしたちを盲信させる

記号あるいは仮面を外して
砂埃と化した男が
なお ....
夢売るかいじゅうに夢見られたくて 水溶性のチケットを握りしめた夏

穴空きズームで遠くを見てるようなぼくの毎日から
声がする

きっとまた会える あの日みたいにハルゼミの鳴き声が 雨が また ....
闇、散り散りになって
ちっぽけな逡巡を嘲笑い
睡魔に弛んだ
色褪せた脳髄の
目を瞑るに任せる
アウトサイド、口内の苦い
苦い苦い傷を噛んで
喉笛に忍び込む
血液を記録した
午前一時、 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
soft_m...222/5/10 19:29
勝利の日ひだかたけし4*22/5/10 18:41
独り言5.10zenyam...0*22/5/10 6:53
あなたの家の庭には柿の木がありますか?TAT022/5/10 1:54
令和4年5月9日(月)みじんこ0*22/5/10 0:37
みなとのみえる部屋から秋葉竹122/5/9 23:07
リバースミナト 螢222/5/9 21:22
自称詩人を治してあげたい花形新次022/5/9 19:15
それぞれの戦い(十二)[group]大町綾音1*22/5/9 19:12
それぞれの戦い(十一)[group]1*22/5/9 19:12
それぞれの戦い(十)[group]1*22/5/9 19:11
灼熱ひだかたけし4*22/5/9 18:01
プーチンのここが嫌い花形新次022/5/9 17:30
根性バチ奥畑 梨奈枝322/5/9 16:20
不史ナンモナイデ...2*22/5/9 14:22
酒とポエムと男と女足立らどみ322/5/9 2:49
令和4年5月8日(日)みじんこ022/5/9 0:35
詩の日めくり 二〇二〇年五月一日─三十一日田中宏輔12*22/5/9 0:01
口火るあらい022/5/8 23:46
幸福な毎日(眠いけれど)坂本瞳子1*22/5/8 22:54
TwoRiv...6*22/5/8 19:28
青い街を行く(改訂)ひだかたけし422/5/8 19:17
忘れられたコロナ花形新次122/5/8 19:06
それぞれの戦い(九)[group]大町綾音1*22/5/8 16:54
お鮨の日soft_m...022/5/8 16:54
それぞれの戦い(八)[group]大町綾音1*22/5/8 16:54
それぞれの戦い(七)[group]1*22/5/8 16:52
リアリストアリスの天国の肖像 その断面からただのみきや022/5/8 15:11
サマージャンボマッドネス末下りょう3*22/5/8 12:24
リスキーな夜の話ホロウ・シカ...022/5/8 10:31

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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