自分を憎むしかないのか
それももうやり尽くした感がある
もう充分だろう
輝く自分を
ありのままに愛せればいいじゃないか
鬱蒼とした深緑のカーテン
僅かに差す光が私の頬を掠めて落ちた
柔らかな苔の上に敷きしめられた硝子張の針
歩くたび私の足裏の皮膚を突き破り赤く染める
白目を剥いた猫が白いシミーズの裾を
揺 ....
〈怨めしき事はありつれ春隣 涙次〉
ラーメン いつものインスタントの奴だが
今日の晝飯には家の者が
焼いた餅を載せてくれた
何とはなしに感謝の念が湧く
遅き小春で
うつとりとヴェランダ ....
何くれとなく心を働かせる為には
ペットボトル一本の水では足らず
色々とカネがかゝつてしまふ-
經濟と健康の不均衡が
僕の悩みだ
(藥の事はさて置くとする)
日の光が僕の部屋に
充 ....
悲しみを忘れたいなら
悲しみをすこし穢そう
一編の詩の中にある
悲しみがキラリきらめく
世知辛い生き様を棄て
生きたくて宇宙(そら)をみあげた
堕ちてくる銀の鈴のね ....
赫赫たる蒼穹に舞う翡翠の影、 羽摶き一閃、風を裂く翮の響。 風韻濃密なる虚空に、その声は如き翡翠琴の奏。 哢声は黄鐘調に流れ、 万象の縫い目を紡ぎ、永劫の詩篇を描く。蒼茫たる雲海を翔けるそれは、 神霊 ....
たいくつくつたいくつくつたいくつくっつきたいくつくついでにつくえつっぷしたいくつくつたいくつくつたいくつくついくつくつがえしてたいくつくつたいくつくつくるしみはぬいてたいくつくつたいくつくつく ....
ぷりん
を
食べて
くださいな
そんなの
が
何を
もとめる
はだしの
ことですか ち
なんちて
それだめ
あ
まがまんを
まがまんを
まがまんだ ....
家を忘れ、道を忘れ、記憶を忘れ 怖ささえ忘れたならば
もう、引き返す道さえ ありはしない
家を忘れ、道を忘れ、記憶を忘れ 怖ささえ忘れたならば
もう、たどり着く道も ありはしない
メモを忘れ、 ....
脳髄は夢をみる
確かな足音を聞きながら
子守唄は歌わずに落ちた
誰も聞かなかったのか
いや、聴いていたはず
虚しさと侘しさとそれからそれから
こんなにも輝かしい詩の片鱗がある
....
キリンさんって誰だっけか?
あなた尋ねる
切り裂くヒトじゃね?
応えるわたし
たぶん合ってるのだろう 、
あなたの魂に
霊性の花束飾るのには
自称詩投稿サイトのオフ会と
称してみんなを集いながら
実は一人の自称詩人が目当てで
他の自称詩人は都合が悪くなったといい
その自称詩人と二人だけになることに
成功したは良いが
顔を見るのも ....
皮を剥くと香りが広がった
爽やかで甘い匂い
瑞々しい甘橙色
口の中を果汁で満たす
弁当の揚げ物で
荒んでいた胃が喜んでいる
かったるい月曜日の
気分を変える救世主
晝、星は見えない
だが晝の月は見える
それだけ近いと云ふ事だらう
月世界は眞空だが
何故だか温かみを感じる
日脚が伸びてゆく
立春も近い(彼女が云つた通りに)
蛇蜥蜴地蜂おけら蚯 ....
坂口安吾に。
さあさ寄つてらつしやい観てらつしやい
不思議の不思議のまた不思議
不思議の國のお伽だよ
チョン・チョン・チョン
(さう拍子木を鳴らしつゝ、紙芝居屋は
飴を賣る。頑丈な彼の ....
大小のシャンデリアから放たれる間接照明
ピアノの音が気持ちいい
カップから立ち上る湯気が香ばしく
焦茶色のくすんだ水面を湛えている
雨上がりの外の喧騒
車の走り去る音も人々の話し声も遮断され ....
扉のようなものを押して
外のようなところに出る
人のようなものに当たり
痛みのようなものを得る
そのようにして日を過し
泡のような疲れのなかで
死のようなものを思っている
死のような ....
俺に命令するな
と令和に吠える、犬一匹
いかれた場所に置かれた花が一輪
枯れずに残っている
○「時代の波」
時代の波に乗れないものは
落ちていく
○「政治と経済」
政治と経済は基本的にちがう面があるのではないか
経済は利潤の追求だが
政治は国民感情というものもある
国民感情 ....
ひと知れず去る為(ネット詩サイトの活用)
入学も組割りも
自分で決めて良い
ネット詩サイト
強制力は(全く)何もなく
先輩も後輩も同じように
うなじ(急所)を見せていて
....
何みたいや
なんがな
は?
あれやがな
は? なんけ
鳥だよ鳥
あーあの羽か?
は?羽?くちやがな
なんやくちて
くちやあれは
?
?
関係あんのそれ俺に
....
おくればせの真昼
季節はずれの発情
そこここに信管を潜め
それでも無心に回り続ける天体の
うわべもなかみも
総花の躁
嗚呼人類文明ノ日輪ハ隠レタリ
我唯内的生命ヲ以テ爛堕ノ世 ....
いつかは、いつかやってくる。
だがそのまえに
犯人はいつかを盗んでしまった
いま刑事コロンボがやってきて
わたしにたずねている
「いつかったかね?」
見つかってません。
いや、そうじゃな ....
こおりが雨になるときに
聞こえてくるアルゴリズムなのでしょう
緑が散りばめられた声のなかで
抱きしめられた宝石だ
小さな声で鳥をよんでる
それはわたしにはわからない希望
顔をくしゃ ....
お前らさ
神の不気味な遊びに
いい加減気づけ
何をマジになっとんのや
何考えてるか分からんのじゃ未熟な神々は
死ぬ気で努力しろ
寝ないで
なめんな世の中
甘い話を中途半端に ....
あなたが同棲を続けると言うのなら
私は今すぐ
いのちを絶ちます
もはや生きてる意味はない
生きる希望や愛なくして
いったいなぜ生きられる?
愛してもいない
愛されてもいない
愛 ....
{引用=
夜の終わり、ねむり、やがて抱き合って半透明になりながら夜空へと浮遊してゆく存在たち、存在たち、灰色の雲の膜を張るように、あの輝く満月に一つになりながら覆いかぶさってゆく、覆いかぶさってゆく ....
無機質なノイズの跳弾、ペールギュントのリズムにも似て、レストハウスの廃墟の中で、シンパシーの渦に巻かれる、行きつ戻りつする時間、現実なんか参考にならない、リアルな時の捉え方は、定石通りじゃほとんど ....
放擲しろ
月明かりを
朝陽にかわる
その瞬間に
もとに戻せ
喪失した巨きな記憶 、
5回目か6回目の禁煙
煙草を已める事、薦めるなら
變に物わかりのよい
「煙草は躰に惡いから」
なんて云はず
「わたしはケムリ、嫌ひだから。そしてケムたくない
貴方を愛してゐるから」 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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