休日は家から出ない
出たとしても郵便受けどまり
別に外が恐いわけじゃない
ただ武装をするのがめんどくさいだけ
流れてく日常を身体で感じることもなく
失っていく若さに一瞥をくれてやることも ....
いつも
会う人
何ですが
どうしてあなたはと いってしまう。
いつも
云う人
....
これ
だ〜れだ
みっちゃん
と
えいこちゃん
これは?
みっちゃん
じゃ、これ?
おこった
みっちゃん
ぶーっ
ほっぺを
いっぱいに
ふくらまして
....
だれもいない夕方のバス停
ひとりぼっち待ってる
首に巻いた手縫いのマフラー
にぎりしめて待ってる
もう、いくつ過ぎていったかな
いつまでたっても君はこないな
....
ゴロリと寝ている
わきの草の上を見てみる
葉っぱの上にケムシさんだ!
フサフサの毛の生えたケムシさん
そいつを見ながら いつの間にかウトウトする
ふと 目が覚める
さっきの草になんとなく目 ....
分らない事が ある、
とおくの遠くの慧と罪
あるんだ きっと 誰にでも
「あの、遠くの慧とKがさ。」
夜空の 星の目の瞬き
とおくの遠くの慧 ....
好きに生きろとジョニーは言った
茶色いパイプを片手に
暗闇の中を走ってみた
野良猫が僕を見ていた
求めるものは存在した
でも淋しか ....
1年前の物干し竿がボキボキ折れたため
線香立てに刺し
バスタオルを半年前の乾麺にかけると
「向いてないですから」
一瞬で職場放棄され
シフトに二つ穴が開き
洗濯機が運ぶ ....
黒い道がのびている
静かな{ルビ轍=わだち}が寄りそうように走り
道の上には白い雪が
粉砂糖のようにやさしく降り置いて
灰色の空には切り裂く翼もなく
肌を刺す冷たい空気ばかりが動く
....
幸福か不幸かなんて
そんな極めて個人的なことを
他人からごちゃごちゃ云われたくない
雨降りに音楽は選べない
頭のなか
ひっきりなしに音が
ピアノ
英詩のうた
アルペジオ
無闇に悲しく
視線を避けてしまう
温めてやりたいが
言葉が今日も見つからない
近く遠く ....
奏でよう、永遠無限の旋 律
で
忍びよる、這うような
絡 みつき
ひっそりと
夜 に
心 の鐘つくよ うに奏で
よう
* ....
勢いがいいのは
いつも最初だけだったね
帰りは決まってショボクレ犬
夕陽の下で泣いてたね
合名会社?━━名と名を合わせるって?
奇矯な四則演算、特異な出来事を掛け合わせて、重ね合わせて。
無限の責任━━果てしない愛。
特異な非物体的出来事が花開く、
魂と肉体の奥深く、どんな自我 ....
交わるのは剥離していく午前の中
円形を保てない僕は
不器用ながらも整えようと伝えようと
這いずりながら溺れていく
盲目の犬が娼婦に縋る
仲間はずれの黒い鳩
欠けたリップステ ....
切なさと手を繋ぎたがる秋に囚われる前に
それら足下の落ち葉と一緒に踏みしだく
弱気なため息より早く決心をして
カケラになど成ると煌めいて厄介なので
塵に変わるまで粒子に還るまで ....
飲み干した酒杯のそこに
月が映りこんで
もっといっしょにいてほしかった
と
すきとおるようなさそいをなげかけています
処方薬依存性だ。
今含んでんのも効かなくなってきた。
精神科医は贅沢で、絶望を金で買っているのです。
自分に出来る仕事など永遠に無いんじゃないかと思う。
あ、ゴミ捨て場だ。
精神科医 ....
暗くない人生なんて嘘だ
もはや
明るい夜ばかりじゃないか
泣かない赤ん坊のように
日常は霞んでいる
急行電車は
一種の共同墓地だ
それは鉛が割れたように扉を開き
音のない夕暮れを連 ....
自分が見えなかった僕は
君に出会って初めて輪郭をもった
透明だった体も心も
次第に色付いていった
もっと君に見てもらいたくて
色はどんどん濃くなるけれど
僕は君が何色を好きなのか知らな ....
ことばを交わしたい人がそばにいるのに
壁に貼られたメニュー表ばかり見ている
生ビール550円
横顔を見るタイミングだけうまくなる
「いい人」になんかなりたくない
「大切な人」になりたいの ....
{引用=私は失敗の多い女の子じゃない。}
生々しく映えている淡い光の中でみっともなくすがりつく、皮膚のたるみなんかでもない。
大きな椅子の中で眠りについて教えてアリス。
時間はまだ探せないの?
....
強い人の論理で殴らないで
犬に似ていると言われた
ぼくの目の
黒い領域は微 か
さようならとハローを
同じ手のひらで振りかざす
恐いもの知らずさんであろうとした
....
おれはひたすら待つてゐるのだ
一筋の沈黙が駆け抜ける瞬間の
余韻に満ちて味わひ深い感動を
たつた一振りで息の根を止める
一瞬の為に費やせる数多の余興
前座どもを一思いに吹つ飛ばす
至高 ....
寝る前に、一日が終わる前に、鳥が死ぬ話を書こうとしたが、鳥の死ぬ姿を見たことがないので手が止まった。鳥の死体はいくらでも見てきたが、鳥の死ぬ瞬間は見たことがない。いつでもどこでも鳥は死に続けているの ....
戦場を
探している
この身に燻る修羅にも似つかわしい
そんな戦場を 探している
銃声が谺している
硝煙が地の上を独占する
そして聊か血の匂い
戦場を
探している
この ....
昔 ホームレスは僕のヒーローだった
仮面ライダー、キカイダー、バロム1、サンバルカン、ファイアーマン
トリプルファイター、マグマ大使、月光仮面、七色仮面、赤影
キャプテンウルトラ、センセー ....
すべてを失い
なけなしの金で
按摩されている
これ以上の、以下の
底はないなと
固いベッドのうえで押されている
この商売をはじめるまえ
こんな底を味わった ....
ぼくが遅れてきたからね
君のことが見つからなくても
しかたのないことなんだ
いつも遅れてしまう
バスにも試験にも
日焼けしたり、泣いたりするのも
少しだけみんなより後で
時計やカレン ....
ドアをそっと閉め鍵を掛けました
貴方が入って来ないように
カーテンも閉めました
外の光が今の私には
眩しすぎるのです
部屋の隅で壁に身を委ね
天井を見れば
乳白色の灯がゆらゆらと
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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