空に
あがる
花火は
とても
きれいだ
まるで
一つの
絵のように
見える
また
ひとつ
空に
上がった
空にあがる
花火の火
「ドーン ドーン パーン パー ....
秋が
深まる
季節
落ち葉の季節
秋が
深まってくる
ひらり
ひらりと
木から
落ちる
なんだか
とても
きれいに
見える
落ち葉は
またひとつ
落ちて ....
よくないことが起き
でもそれは私が起こした事
今更後悔
と言う訳でもなく
なんだか居心地が悪いのです
裸のはずが
あなたの手のひらで再び
脱がされる
シーツ
ではなくテーブルクロスの上で
たなごころを探られ
そして
入口は見つけられていた
酔いざましの道のりは
選ばれることを好ま ....
可憐な少女は何処行った?
麦藁帽子がよく似合う
眩しい笑顔の少女は
人混みの中に消えてしまった
白い仮面と黒いブーツ
手袋の下には長い爪
....
都合のいい立場に甘んじ あなたを許し続けた年月
尊厳を取り戻そうとした瞬間 振られた
昨日あのまま都合のいい女を演じていれば
いまごろはあなたの肌のぬくもりをしあわせに感じられただろうか
....
一体どうしたらいいっていうんだ
面接行ってもことごとくダメで
鬱も治ってるんだか治ってないんだか
よくわからないし
一体どうしたらいいっていうんだ
解らないから聞いてるんじゃないか
解らな ....
これと、それを
選んでいる間の時間
まるで嵐の前の空みたい
決して状態は美しくなくて
崩れる前髪が視界に線を入れるように
色を変えたって断ち切らない限り
私の視界に雨は降る ....
歪みきった感情を吐瀉物に浸して君にぶつけよう。
部屋の隅で膝を抱えて居られるだけの羞恥心さえ有れば充分かそれも直に麻痺する。
男と女を小説に喩えるなら低俗な短編集が幾つか著者はハッピーエンドが ....
気付いていないだけで
対等なんだ
背中の大きさは関係無い
同じ物は背負っている
付いて来てくれた
それだけ自分を保って来れた
お前に恥じない様に
どちらが死のうが関係ねぇ ....
やいのやいの
ちょちょいのぱっぱ
やれこれあれこれ
すたこらさっさ
ぽいのぽぽいの
そらぱっぱ
みんな
グッバイだぜ
クソッタレ
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ここにいるのは狼ではない。
ここにいるのは野鼠なんだ。
魂、
泥水にまみれて寒くて、
悴(カジカ)んで、
舌先は闇 ....
ステンのやかんで湯を沸かし
凍った車の視界をひらく午前七時
柔らかさを帯びた空気の向こうに
こっぽり
と浮かんでいるあれは
マリーゴールドの豊潤
あるいは熟れた蜜柑に似た
色 ....
彼女はカナリア。歌う鳥。
美しい声で森を奏で自由に空を舞うという。
私は歌を忘れた詩人。
情けないがもはや音を紡ぐ声も出ない。
どこから聞こえる旋律に溜息の拍手を送る日々。
....
蹈鞴川
それが、何処の、監獄の壁から吹きつけてくる風なのか、
匂いなのか、鉞の一閃なのか、夢は深海の泥土に塗り潰されていて、
傷のように甘い、一瞬の移ろいをへて、妹が何度でも私の、
....
とある、女の子が撮った写真達を
sigur rosの音を
流しながら
偶然にも見ていたらば、
それは、それは、
驚くほどピッタリと当てはまって、
まるで ....
なつかしさの中にあるのは
小さなベッドの隅で 身を縮めていた切なさ
冷たくなった背中に 毛布をかける人がいなくなった
打ち抜かれた心のたどる いつもの白昼夢
なつかしさを避けるの ....
そんなの嘘よ と
ベッドに腰かけた少女は私の目の前で若草色のワンピースを腰まで
たくし上げ秘所を露わにする。不釣り合いな厚手のストッキングを
躊躇なく下ろしそして両大腿に咬み合わさった品質の悪そ ....
指先から綻んでしまったものが
冷たい夜空に還っていく様を
あつあつのコーヒーと見送った
おいで
おいで
手の鳴るほうへ
曖昧なお菓子をあげましょう
左の翼は死んでしま ....
ヘンタイにヘンタイを重ねて今あるいびつな姿を獲得してきた。
あるときはドグマチール、あるときは女性神経、あるときは声の作用を蒙りながら。
元気になるには声を聴かなきゃ。声はどこからくるの?
生き ....
アスファルトの舗装道路を
目的もなく歩いてみる
カツカツ、コツコツと
無機質な音が立つ
コンクリートの地下駐車場を
地上へ向かい歩いてみる
カツーン、コツ ....
そう、あんなところを抜けてゆくんだ。
寝ぼけた猫に道を訊いたってだめだよ、
古いゴミ箱の脇にいるちっぽけな蜘蛛、
テレビの後ろの埃にまみれたカマドウマ、
そんなやつらだって実は道を知らないんだ ....
わんと鳴いたから
「ぼち」
わたしのこと
ほんとは誰も知らないはずなのに
「おはよう」
だなんて声かけて
頭をなでなでしたりする
とげぬき地蔵じゃないんだってば
雪が降って ....
君の世界の青に気がついた時
わたしの世界は終わってしまった
崩れ去る白、赤、黒
国はもう機能しない
優れた防衛隊員だとか
優れた外相だとか
そんなものは実に無意味なのだった
おまえはどう ....
私としては(誰なのか)
沖のさくらは濃き唇(キスを)
行くから待てる(永く、遠く)
君に恋したよ。(魂がいたい)
『気づかされるたびに
あ ....
君の声を聞かなくなってから
もう何年過ぎただろう
君のにおいのしないここでなら
忘れることができるのかな
いなびかり 轟く声の者ありて
ゆかりなきて
ゆく年の瀬よ
君ゆえに(あなたは誰か)
海ゆえに(みえない豆は)
森の散歩にいま帰り
楽より木より今日 ....
あなたの音を聞かせて
そこに何もないことを
確かめるように
あなたの空を見せて
それがどこまでも続くことを
教えるように
私に映るあなたが
限りなく、あなたに
....
自分には無いから 羨ましく思う
自分には出来ないから 凄いと思う
でもね
嫉妬する方が勝ってしまうよ
素直に 羨ましい 凄い
そう思うことが出来るなら
私はこんなにも 泣きたくなること ....
海へ倒れる曇を見ている
曇から生まれる鳥を見ている
降りそそぐかけらと水の柱と
波をついばむ音を見ている
道の上の羽と屍肉
夜になる曇
夜になる曇
羽と共に降りる曇
....
4375 4376 4377 4378 4379 4380 4381 4382 4383 4384 4385 4386 4387 4388 4389 4390 4391 4392 4393 4394 4395 4396 4397 4398 4399 4400 4401 4402 4403 4404 4405 4406 4407 4408 4409 4410 4411 4412 4413 4414 4415
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