痙攣と猜疑心に抱かれた夜は一滴の琥珀に君を覗いて。
酩酊の底で視界を追うよ。渦すら干して破片を贈ろう。神を締め殺した指から銀輪が溢れて涙を拭いてくれると思っていた。

呼吸が苦痛で仕方が無いから ....
 
 
 
 
きみはコーラを飲み干せない
柴犬のジョンは鳴けない
そしてぼくは笑わない
 
3つ揃うと
「不幸」
ができた
 
きらきら光る
「不幸」
だった
 
  ....
  1
嗚呼、私が死んだときは
どうかその骨を散骨してください
海でも山でもいいから
散骨してください
海に溶けた私は
きっと儚いクラゲになることでしょう
山に埋もれた私は
きっと密か ....
規定量を守れなかったから錠剤と踊る旅は終わった。木陰で話した事や星を見上げた事が過去へ辿り交わした時間もコーヒーに溶け残る砂糖に。

着床を待たず全ては砂と化す。真実は移ろう物だからこそ言葉に責任 ....
  それは光のなかに
  夕暮れどきの街灯にある
  一〇〇円ライターの炎のなかに
  乱反射する水面にある
  やさしい気持ちが消えないように
  祈り続ける心の奥に



 ....
正直わたしは寂しかった

仕事帰りにコンビニによってお弁当を買う
ついでにビールも買う
誰もいない家の扉をあけることって
どうしてこんなに苦しいのだろう
ビールをあける
少し酔っ払ってテ ....
今となっては君が平穏を望んだのか判らないけれど下水に痛みを流すには全て充分だった。
性癖は胃液に混ざり光を吸って膨張を続ける。

後ろ向きのロマンティシズムに溺れて霞を抱くよ。永遠も半ばを過ぎ僕 ....
ふわりと浮かび行く

白い手足
風に舞うスカート

そっとのぞき見る
屋上に一人で、空ばかり見ている

長い手足が柵に絡みつき
そこだけが彼女だけの世界

不似合いな口に咥えたタ ....
何時の間にか

ココロに偽りの鍵をかけた


もう

苦しみたくないから


何時も

感情を貼り付けることにした


誰にも気付かれないように

誰にも傷つかないよ ....
繋がりってものが

時に
ひとを
うんざりさせる

それが
あったとしても
なかったとしても

考えるだけで
疲れてしまうのだけど
                 2007/12/15




白々と初夏の短い夜が明けて
東の空にも
シロナガスクジラを思わす雲が
ゆっくりと背中を持ち上げる
美しく光ったりして ....
天球を半ば覆った夕暮れが燃え
肺胞には空気が足りぬ自明の理


お天気予報に言わせれば
あと十五年は夕暮れらしい
結局は息の仕方も忘れちまったし、
吸うなら吸うで煙草があるから
ど ....
九十六だった大叔父が暑さに耐えかねてとうとう往生したのが3年前の8月4日。
「もうちょっと前にいってくれりゃあ、初盆も今年すまかいたのに」と、葬式と三日七日と盆と忌明けがごちゃごちゃにきちまった夏 ....
広い囲いの真ん中で
きりんが首をかしげたの
ねえ、あなたの顔は━を向いてる
あたしのお腹はからっぽ

きゅうきゅうと空腹の音が
空に響いて
ライオンがもらい泣き
ねえ、あ ....
君から譲ってもらったのは
淡いグラデーションの空
透明に近いあの感じの中で
僕は気が違いそうになっていく

君から奪ったのは
なんでも飲み込む深い淵
虚ろになることで
許 ....
休日は家から出ない
出たとしても郵便受けどまり
別に外が恐いわけじゃない
ただ武装をするのがめんどくさいだけ

流れてく日常を身体で感じることもなく
失っていく若さに一瞥をくれてやることも ....
   いつも
      会う人
         何ですが
             どうしてあなたはと いってしまう。
   いつも
      云う人
          ....
これ
だ〜れだ

みっちゃん

えいこちゃん

これは?

みっちゃん

じゃ、これ?

おこった
みっちゃん
ぶーっ

ほっぺを
いっぱいに
ふくらまして
 ....
だれもいない夕方のバス停
ひとりぼっち待ってる
 


首に巻いた手縫いのマフラー
にぎりしめて待ってる
 
 

もう、いくつ過ぎていったかな
いつまでたっても君はこないな
 ....
ゴロリと寝ている
わきの草の上を見てみる
葉っぱの上にケムシさんだ!
フサフサの毛の生えたケムシさん
そいつを見ながら いつの間にかウトウトする
ふと 目が覚める
さっきの草になんとなく目 ....
   分らない事が ある、
   とおくの遠くの慧と罪
   あるんだ きっと 誰にでも
    「あの、遠くの慧とKがさ。」



   夜空の 星の目の瞬き
   とおくの遠くの慧 ....
好きに生きろとジョニーは言った



茶色いパイプを片手に



暗闇の中を走ってみた



野良猫が僕を見ていた



求めるものは存在した



でも淋しか ....
1年前の物干し竿がボキボキ折れたため

線香立てに刺し

バスタオルを半年前の乾麺にかけると

「向いてないですから」

一瞬で職場放棄され
シフトに二つ穴が開き

洗濯機が運ぶ ....
黒い道がのびている
静かな{ルビ轍=わだち}が寄りそうように走り
道の上には白い雪が
粉砂糖のようにやさしく降り置いて


灰色の空には切り裂く翼もなく
肌を刺す冷たい空気ばかりが動く
 ....
幸福か不幸かなんて
そんな極めて個人的なことを
他人からごちゃごちゃ云われたくない
雨降りに音楽は選べない
頭のなか
ひっきりなしに音が
ピアノ
英詩のうた
アルペジオ

無闇に悲しく
視線を避けてしまう
温めてやりたいが
言葉が今日も見つからない

近く遠く ....
奏でよう、永遠無限の旋 律





忍びよる、這うような

絡 みつき
ひっそりと



夜 に

心 の鐘つくよ うに奏で
よう


      *     ....
勢いがいいのは
いつも最初だけだったね
帰りは決まってショボクレ犬
夕陽の下で泣いてたね
合名会社?━━名と名を合わせるって?
奇矯な四則演算、特異な出来事を掛け合わせて、重ね合わせて。
無限の責任━━果てしない愛。

特異な非物体的出来事が花開く、
魂と肉体の奥深く、どんな自我 ....
交わるのは剥離していく午前の中
円形を保てない僕は
不器用ながらも整えようと伝えようと
這いずりながら溺れていく

盲目の犬が娼婦に縋る
仲間はずれの黒い鳩
欠けたリップステ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
廻天氷吐307/12/19 23:09
たとえばそれはビー玉のようで森さかな707/12/19 22:59
臨終麻生ゆり4*07/12/19 22:47
不安定な下り坂氷吐207/12/19 22:44
かなしみについて草野春心807/12/19 22:39
捨て猫一人分暗闇れもん007/12/19 22:28
緩慢な自殺氷吐107/12/19 22:21
暗闇れもん007/12/19 22:16
真実の鍵[group]愛心1*07/12/19 21:54
繋がり風音1*07/12/19 21:50
機関車とくじらあおば7*07/12/19 21:19
果てしないわけでもなく夕暮れ[group]しろう3*07/12/19 21:06
西瓜リーフレイン507/12/19 20:58
しゃんそん107/12/19 20:51
「僕が手にしたもの」菊尾1*07/12/19 19:42
フェイクさえ107/12/19 18:53
   朝紅山「そわか...307/12/19 18:45
写真草野大悟207/12/19 18:28
バス停にて、君を待つノウム007/12/19 18:23
ケムシさん        guchi_...107/12/19 17:54
   とおくの遠くの慧の在罪紅山「そわか...107/12/19 17:36
コインランドリーピート207/12/19 17:12
その優しさ佐々木妖精11*07/12/19 15:26
絵本石瀬琳々18*07/12/19 13:54
ごく個人的なこと涙(ルイ)1*07/12/19 13:49
鈍色[group]よしおかさく...3*07/12/19 13:05
Hymns of Marqee moonやまぐちふぢ...4*07/12/19 11:57
影法師涙(ルイ)2*07/12/19 9:31
an unlimited partnership femme ...攝津正107/12/19 8:55
「失色」菊尾1*07/12/19 3:29

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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