名物が猛暑って
ちょっと恥ずかしくないですか?
「あー、あの超クソ暑い」って
必ず言われるんですよ
しかも熊谷と争うって・・・
越谷に恨みはないんですよ
ないんですけど
ちょっとカッコわ ....
子供の頃から食べていた
安くて美味しい蟹蒲鉾
飽きがきそうで飽きがこない
不思議な食感があり
蟹の身に見えるよう作られている
子供の頃よりも今のほうが
何倍も美味しくなっている ....
○「終活」
川は
低い方へ低い方へ流れていく
年よりも
低い方へ低い方へ流れていこう
そして大海へたどり着こう
○「男女」
夫婦なのか親子なのか
わからない人たちが
増えている
....
まだ寝たくない
だけど寝なくちゃ
明日も仕事に行かねばならない
未来とか希望とか責任とかいう
くだらないもののため
勘違いするなよ
俺は骸骨になって
自分の中を旅しているだけ
だから世 ....
ただいまの返事がないまま18年
お早うもおめでとうもスルーして
今日をやっと迎えるのだが
ぼくに何を語るものがあるだろうか
もう年金暮らしのひぐらしが
やっと返事をする
人間の営為 ....
まず恨みがある
怒りがある
それの発散として
正義の鉄槌を
探しているんだ
えぇ、では正義が
八つ当たりだったと
そうなのです
政治批判も人道主義も
的を得たことがない
ど ....
霊感商法ってさ
文句言われてるけど
おみくじとかお守りなんて
完璧な霊感商法だからさ
お賽銭もそうだ
額の問題なだけで
本質的には変わりないんだよ
毎年毎年初詣時期は
神社仏閣はかきい ....
「わたしたちは、そこに いきる」
一山越す、肺
木の葉のそこに
片手をかける(上り詰める、マデ)
契りをむすんで
あと少しの灰
しょんべんくさいコトバに裏はないか
ともすればコバ ....
街は闇を内包していて
俺やお前みたいな
サブカル好きの
予定調和嫌いは
そっちに心を奪われがちだ ....
やっと静けさが訪れた
外は稲妻、内は冷房
ジョン・レノンの声が響く
夢と現の境にいるような
剥き出しの独りの魂のように
脳髄を震わす
此処が
天国だろうが地獄だろうが
構わない
....
愛(かな)しいので
相手のこころへ
ありがとうと言う
命と命は
重なり合う
楽しみたい
楽しめなければ
味わいたいな。
どんな物事にも
何かの味がある
また ....
星といっても
夜空を飾れるわけじゃない
夕暮れ時か夜明け前
ほんのひととき輝くだけさ
星といっても
自分が光ってるわけじゃない
お月さんとおんなじで
太陽の光を反射しているだ ....
未完成のキャンバスにまたクローゼットを描きあげる
フェミニストの、この一方通行の
吹雪を焚きつける、ハイライトは
自暴自棄のシンボルでまなざす、まっすぐに 酸性雨と膝枕を、
ところで 焦がして ....
航空便をキャンセルして
レンタカーを借りた
早く帰ることになってごめんね
いいのよ。会えただけで充分。
私の方こそ仕事休めなくてごめんなさいね
12年すごした町が見えなくなるまで ....
青の世界に入る
裏返りながら
肉の痛みに耐えながら
青の世界では
虹が湧き立つ
美と哀しみの揺動
貫く霊性
僕は独り
白い部屋に佇む
舞い散る雪を思って
別離の感覚を取り戻 ....
名物が猛暑って
ちょっと恥ずかしくないですか?
「あー、あの超クソ暑い」って
必ず言われるんですよ
しかもタイでなら普通だし・・・
熊谷に恨みはないんですよ
ないんですけど
ちょっとカッ ....
おもいのほか
ながい旅になったね
と
きみが言うとき
夏はもっと熱くなる
もっと遠くへ行かれたね
と
言い合いながら
右往左往した
春や秋や冬を思い出すと
夏はますます長く ....
伝えたいときに
伝えたい相手がいないというのは
なんと苦しいことだろう
猫の手をいくら借りても
そのへだたりを
消し去ることはできないだろう
だから
ひかりでできたえんぴつが要る
空気 ....
カードを切っているのは
何も考えたくないから
手触りだけで
ひと時真っ白になれる
占いなんて嫌い
数字や絵に意味を持たせたら
世界が終ろうとするだけ
深夜
誰かが窓を叩く
マンション11階
泥棒にしては行儀がいい
盆はまだなのに
誰か帰ってきたのか
そっとブラインドの隙間を覗くと
命を懸けて
光にたどり着いた甲虫だった
....
世界が荒れ狂ってる
星は均衡を失い
人は破滅に向かう
テレビの向こうで
終わりのない諍いが続いている
どうしてこんなことするの
どうしてだれも止められないの
必死で考えた挙句
思い出し ....
コロナがなかなかおさまらない
もう三年以上かな
いったい
この世界はこれから
どうなってゆくのだろう
人間の顔には
マスクが住みつき
誰が誰だかわからない
変な社会になって ....
時計の針は西を向いてる
短い夏の航海
垂直なきみに水平な私
どこにもお出かけしなかったあの夏のラブソング
好きがないから隙
やらかした。4時間以上経つのにまだドキドキ ....
強烈な
孤独がこころを固めてる
昔死んだ人に逢いたい
呼吸さえ
できないほどの夜でした
月が綺麗な桃源郷です
絶景さ
巡礼したい聖地という
アニメで愛し ....
わたしにみとめられる くさきのソコ
適正を欠く まどろみにかける
朝露の 逃亡するソノ
敵前を
見開かれたあおばの 濡れた
ひとさしゆびが
売り出された あたりの
よく
いきて
....
この町に置いてきた
一つの恋
今なら偶然だって分かる
物語の世界に生まれてたら
それは運命で
何度だって死ねたのに
別れを切り出して
取り消そうとして断られた赤い橋
卒 ....
吸い込まれる
遠い汽笛
戯れる子供達の影
娘は出かけたきり帰ってこない
壊れたら
水底深く沈むしかない
たましいの強さを信じて
人生の終わりに
輝くものはあるか
内面深く沈潜して ....
かつて
とある、
街に
浮かぶ
球体
の
中に
佇む
景色
に、
確実な、時間の
流れが、様式を
紋様に、開封に
、コカ・コーラと
印刷された便箋に
手を繋ごうとした ....
あの青い森のなかで、鳥達は囁き、
微かな木漏れ日がさしこむ時、
ふいに蝶が風に揺られ
木々から滴る水は
ぽたぽたと地面に円を描いていた。
水槽の中の海月のように、
ゆらゆらと揺れ ....
よりよい幽霊になりたくて
悪い橋を何度も渡り
金色の蟻たちを埋葬してきた
完璧な駅
にわか雨の神
遠くから聞こえる近眼
ハレルヤ、ハレルヤ、
零がどんどん溢れ出す
無限大まで少し足りな ....
420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.9sec.