暖かきペチカの前に佇み、
爪弾くは古きバラライカ、
人の涙振り絞るその哀歌、
されど汝が知るは人の世の上澄み。

冬も凍らぬ我が泉、
彩るものはすみれか百合か、
されど汝が明日は如何にか ....
僕は「眠り姫」と呼ばれているそうです
どうして「眠り姫」なのか
理由は遷延性意識障害だからです
いわゆる植物状態なのです
もう何年も寝台に寝たきり動けません

誰かが話す声
聞こえていな ....
そして雨が続いた

近付いて耳際で一つの嘘をついて
傘が手離せなくなっていたその手から
力が抜けていくのを見た

瞼を擦って世界を揺らす
誰かになりたいって
誰かも分からず ....
腕んなかすっぽりおさまる くらい耳を寄せて心臓の音で眠りつく いってる君が覚めないように 花に水をあげよう

シャワシャワいってる黄色いひだまり 風が通って矢印がまわる
白い帽子が飛んでいく
 ....
泣いてごめんね。


寂しいんじゃないよ

不安なんて無いよ


あたしの中の『大好き』だけで溢れそうなのに

あなたから染み出る『大好き』があたしに入ってきて、溢れてるだけ。
 ....
感触に日が適切に照らすのに
まだ賭け方を語らぬ火

夕日が濃縮した火が果たして
漂流を知らぬことを許すか

内容はなるほど無い
それほどに自意識からの
生成は無い

言葉は作用する ....
そらはくもる
雨はしたたる

くもりの子
色彩の傘を跳ねる

青に散り 黄を撫で 黒になじむ
つめたい空気に引き立つ色よ

まわり
かわし
うつくしい

日のあたる日には
 ....
人は死ぬ恐怖にいつも怯えている
自ら命を絶つものはいないと予想した


ある刹那
死ぬ怯えより 生きる辛さの方が大きくなった

人はこれを自殺と呼ぶらしい

追いやった原因は様々
 ....
今日も{ルビ賑=にぎ}やかな 
職場の仲間は 
跡形も無く姿を消した 
残業の時刻 

静まり返った部屋で 
ぱらぱら 
書類の{ルビ頁=ページ}を{ルビ捲=めく}りつつ 
手にした判 ....
限りなく遠い
果てしなく遠い
どこまでも遠い


この線上には何がある?
この線は何処で止まる?
この線上でだれと交わる?


限りなく遠い
果てしなく遠い
何処までも遠い
 ....
あいまいに陽に透けた空は
ぼんやりとして
遠く広く浅く
波に洗われる浜辺は
なんて心細いんだろう


風だけが耳にうるさく
沖をすべるヨットの帆を
暴力的に乱打して
僕のコートの裾 ....
じゃじゃりり〜ん 


紅茶が美味しい原宿のCafeで 
初老の紳士が羽織ったジャケットから 
小銭が床に散らばった 

赤いチェックのワンピース 
栗毛に{ルビ薔薇=ばら}のリボンを ....
そっとにぎりかえしていた


あなたはどんなふりをして

ぼくをどうはげましたくて


そっとにぎりかえしていた
例えば 、と 
突然呟く横顔
眠る前の畳まれる際のひとときに
ぽつと滴を落とす声が
真顔の鋭く曇りない瞳がそう言うので
言ったので私は
何が例えばなのだろうと思いながら
 ....
解って欲しいって叫んでばかりで
解ってあげたいって
一度も云えなかった
クリスマスの準備に忙しいのは、   
雪だるまだって、同じ事です。   
飾り付けのための樅の木、プレゼント、   
おいしい食べ物やおいしいお菓子。
だから雪だるまはこっそり脚を伸ばして?  ....
一般的な単語並べたって
理解なんてしてないね
そんなのよりも甘美が欲しいだけ
憧れだけじゃ羽化なんて出来ないよ

表情は美しく心情はひた隠し
知りたがりはそれに執着
僕は今で ....
世界を征服しろ
全てを己の物にしろ
邪魔なものは排除しろ
都合が良ければ平和を謳え
自分を高く売れ
そして高い買い物をしろ

高く売れるなら粉を売れ
金が稼げるなら心売ってしまえ

 ....
俺の目には 俺はそんなに凶悪じゃない
俺にとって それを通り越したとは思っていない
俺の脳には 俺はそんなに分かりにくい男じゃない
俺において それが終わったと言うことはない

お前 ....
君は

言葉を見たか

路地裏の突き当たりの
饐えた臭いのする真っ暗闇の中から
ゆっくりと立ち上がる言葉を見たか

君は

言葉を見たか

見知らぬ星座の片隅に
燦然と輝く小 ....
星は散ってもいないのに

散っているようだった冬の月

知らぬまにまるくなっている

星は散ってもいないのに


ゆきずりの夜のまえ

スペイン料理のそのあとに

女が誘う、 ....
 通りすぎる人々
 季節は白い季節
 眩い青春の雄叫び
 そ知らぬ顔の夕方のニュース


 誰もが時代の洗礼を受けて
 眺めはグレーなため息の街
 
 限りある時間の中で起こる
 ....
光があまりにもがちがちに直進するので
光に邪魔されて動けない
と思ったら案外簡単に動けた
光は迂回することを覚えたのです

公衆トイレは人が用を足すところ
湿って秘密めいたところ
もよお ....
でんりゅうとまると
しびれるんやて
しびれたら
いたくなくなるんやて
ほんで
いたくなくなるまで
しびれてしまいたいんか
いうたら
そこそこはいたみも
のこてるほうが
ええおもいで ....
 
 
午前三時
おれんじ色の世界が始まる僅か前
張り替えたましろな障子に囲まれ
新しい青臭い畳の上で
蛍光灯から垂れた紐の先を
猫のように見つめている
 
断片的な映像が
時折ノ ....
寒いとき
君が寒いと言うとき
僕の体温で暖められるだろうか

この社会を知らない僕に
愛しい君を暖められるだろうか

またこの季節に
君を思い出せるだろうか
素直に君を
もう怒った
川を流してやる
木を立たせてやる
太陽を燃やしてやる
「あたり」の文字があったら
もう一袋くれてやる
どうだ
世界が正常に動くことは
こんなにも苦しいんだぜ

湖に浮か ....
あなたは ふらり
何の気なしに
立ち寄った旅人のようですね

来訪が嬉しくて 嬉しくて
こころからおもてなしするのですけど
ずっと ここに留まってはくれず
また ふらり
どこかへと旅立 ....
不穏な空気が流れて


ガードレールを乗り越えて


拡がる風景を見つめるが


あと一歩が踏み出せない


新しい生活が始まって


不安と期待は傷だらけ


後 ....
おおはばきん
新しい言葉を一つ作ると
世界から一つ言葉が失われていく音を聞いた
それはながいながい車の衝突音に近かった


下半身が老人ホームにいつも向いている青年
後ろを見たければ目を ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ルサルカが乙女に唄ふ唄佐々宝砂107/12/29 5:04
悲しい病室AKiHiC...107/12/29 3:09
「rainy」菊尾3*07/12/29 2:51
オーバーナイトどらちゃん207/12/29 0:59
あいshion2*07/12/29 0:17
dis construction鳳エクスプレ...007/12/28 23:47
玲瓏207/12/28 23:28
題名などあるわけがないark-ey...0*07/12/28 22:29
パレード 〜年の瀬の夜〜 服部 剛807/12/28 21:20
遠い由志キョウス...207/12/28 20:52
海に落ちる107/12/28 20:49
「 Help! 」 服部 剛307/12/28 20:19
あたたかななみだ吉岡ペペロ007/12/28 20:09
例えばひとつの夜の閉じ方鎖骨2*07/12/28 19:07
理解涙(ルイ)3*07/12/28 18:39
Christmas fantasy音阿弥花三郎1*07/12/28 17:39
「そこには行けない」菊尾007/12/28 17:15
You could do anythingmaynar...007/12/28 17:00
殻は身を固める事を望んで107/12/28 16:57
言葉を見たか大覚アキラ1607/12/28 16:32
散ってもいないのに吉岡ペペロ307/12/28 15:51
旅の日山崎 風雅207/12/28 14:41
田舎都市にて葉leaf307/12/28 14:17
でんりゅうAB(なかほ...407/12/28 12:10
深夜、記憶を探る旅ゆるこ107/12/28 11:48
寒い日ark-ey...1*07/12/28 11:27
はずれ葉leaf107/12/28 11:07
懐抱明楽207/12/28 7:40
Kireigotoピート007/12/28 5:29
おまあじゅTHANDE...507/12/28 3:35

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