常々思いますのは、いつしかのあなたに会いたいということだけなんです
それだけの女なのでしょうか
過去に引きずられている私は無様でしょうか
笑いたいのならば笑って下さい
それを見て私もきっと笑顔 ....
こんにちは
さようなら
めくるめく日々へ
安定こそ最大の恐怖
口数少ない彼に
愛していると
毎日が
過ぎて
5年後も
愛していると
言えるよ ....
それほど変わらない
目線の先に
僕達は
同じモノを見た
楽しい時も
辛く苦しい時も
同じ様に
たくさんの感情を
交差しながら
明日を待った ....
コンビニで子供たちが
小島よしおの話をしていた
小島よしおが好きだと
言いあって外に出ていった
それがなんともかわいらしかった
べつになんにも変わりやしない
一 ....
玄関がうるさいので「うるさい!」と怒鳴
りつけると「ハウス!」と鳴いて犬が実家に
帰ったのでだから、ぼくはこの犬小屋でひと
りなのだけれどでもぼくは、さみしくな ....
五月のある日、僕らの戦争
一千年の孤独は終わった
僕らは幻灯機に映し出された
街灯に群がる虫、
晴れた夜の星、
引きちぎれた空の染み
僕らのテリトリー
心の奥底で光ってる、
散 ....
おりかけた踏切を越える数が
息つぎの数を超えてゆく
骨にそのまま吹くような
すずやかな朝
沈没船の数
鳥の数
波の数
星の数
誰かの何かになれる数
石 ....
スロウダウン
スロウダウンして
一日が終わる
スロウダウン
スロウダウンしよう
怖くないさ
スロウダウン
スロウダウンして
夜明けを待つ
スロウダウン
スロウダウン ....
もういいんだよ。
冷めてしまったんだよ。
一度冷めた心は
もう戻らない…
一番わかってるのは
自分自身じゃなかったのか。
2月25日
少し伸びた髪のあたりから
あなたは植物になって
黙ってしまった
毎日少しずつ水やりをして
葉だけが生い茂り
花はまだ咲かなかった
自分でやったのか
間引かれた葉が
土の上に冷た ....
テーブルの上に広がった海へ
そっと釣り糸を投げ入れる
古びたソファーに腰を深く沈め
ダージリンを一杯
それから
小さく溜め息をついて
今日一日分の孤独を釣り上げる
懐かしい匂い。
懐かしい感触。
あぁ
これが雨。
音楽を聞きながら
横になる。
少し深めの深呼吸をして
目をゆっくり閉じる。
懐かしい記憶が
目の前を過ぎる。
....
もうここに望むものは無いから
左手にある出口から出て行ったらいいよ
追うことはしない
追うことはもう止めるから
淡白な日曜日に落下した
簡潔な性格がことごとく
キラキラ ....
青白い手のひらに紅色の月を透かし
斜めにそびえる塔への梯子を探せば
遠くに捨てた金の鍵が森の中できらりとひかる
朽ちた木のように横たわる老婆と少年の
永い恋は幕を閉じ
後に残るは少年 ....
命に値段はつけらんないらしい。
じゃあ、僕のこの、カワイイ子は命じゃなくてなんだろう。
お金で買えるイキモノは、命じゃないんだろうか。
考える。
命に値段をつけるのはニンゲンだけだ。
....
しお きかせてくれ
なみのまにまに
うまれた
しろい
あわつぶのようなしお
なつのうみからあがって
かわいてゆくくろいはだに
いくつも結晶するしお
しお ....
やあ、遠くまで行ったね
久しぶりだ
きみと知り合って
気づけば一年がたった
前きみがいた 地図の西の上のほう
俺の想像だとしろかべの 赤いあつい国
気温じゃなくて水の温度がだ
そこよりは ....
ゆるされたんだね
(ゆるされたんだよ)
ゆるされたんだね
(ゆるされたんだよ)
互いに確かめ合った孤独だ。
どうしやうもない、どうしやうもない叫びがある
成す術 ....
たとえば
履き潰し
捨てるつもりだったスニーカーを
いまだに車へ立てかけている
何度も体温を通わせた
足に馴染みきった身体を
物を
肉体を
引きずって
これは道具なんだと
....
女が欲しい 女が
完ぺきな女が
瞳は語るんだろう
心が映える まなこに光が
荒れ狂う 現実を正視して
口は優しく 正しい言葉を吐き
心は程よく 緊張を温めて
女が欲しい
....
今日は
とても暑い
夜風に
吹かれて
風鈴が鳴る
「チリーン チリーン」
家の窓に
つけている
風鈴は
風にあおられて
くるくる
回っていた
夏も
....
もしも
翼が
あったら
大空
高く
飛んでみたい
もしも
翼が
あったら
鳥のように
自由に
空を飛べたら
どんなに
素敵だろう
どんなに
気持ちがいいだ ....
誰もいない
静かな夜道を
ひとり
歩いている
当てもなく
ただ
歩いている
昼間は
大勢の客で
にぎわう
商店街も
車が
行き交う
オフィス街も
夜にな ....
おれんじの内に
君といる
きっみはいつも楽しそうじゃないから
ボクはいっつも楽しいことを
いっぱいして、キミに届ける
でも、きっみはボクのはなっしを
聞いてくれない
ボクがっきっ ....
壁に描かれた
でっかい日の丸をぶっ壊そう
ゴミと怨恨でできた
大量破壊兵器と闘うために
体裁ではなくて姿勢が
カッコイイ人間っているかい
鼻が削げて歯が全部抜けおちた
営業マ ....
蛇の目のミシン、母の足
ペダルを踏む音
みしん!と踏む足
みしん!みしん!みしん!
母の足
ご覧なさい!
居間から家から
転がり落ちる歯車という歯車!
みしん!みしん!みし ....
話す声が小さくなっていく、朝
きみは一冊の
ノートになった
軽くなった身体をめくって
話の続きを書く
これからは大切なことも
大切、とは少し違うことも
こうしなければきみに届か ....
雪。
雪だ。
雪が降っている。
道路が凍る。
つるつるだ。
別にカロヤンの話をしているわけではない。
そんなユーモアに浸っている場合ではない!
真剣なんだ。
生と死の狭間で、
生き延 ....
雨がとおりすぎたあとは
すこしやさしくなるの
水滴がきらきら
ひかる お庭で
太陽と一緒に
ころがってみる
虹のささやきに
天使がウインクしたら
ユメから覚めた
....
恋の悪魔
虹の架かるこの町にも
悪魔は存在する
恋の悪魔
偶然を演出して
運命を装い
タイミングと
恋という
思考能力を
一番低下させる
魔法に掛ける
本当は
運命で ....
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