みんなが横一列になって行進してる
 私は踏み切りで立ち往生
 広がる冬の青空
 涼しげに頬を冷やす
 不揃いな思い出がひょこっと顔を覗かす
 何もなかったように煙草を燻らす
 慌てること ....
小さな庭先に張られたテントの魔法
薄い布で閉じられた狭い空間は

大海に漂流する難破船
怪獣のひしめく密林の中の唯一安全な洞穴
敵宇宙船を前にした銀河パトロール艇

追いつめられた緊張と ....
(タイムカプセル)
音をため込む
繰り出す
器を飾り付ける
瞬間
言葉が詰まらないよう
元気に声を詰め込む



(予想通り)
そう言い切れるまで
どれだけ間違えればいいのだろ ....
この寒空の下では
頁を手繰る指も冷たかろう
頭の中で誰かが囁いた

ビジネス文書術 という本の
最終章

まもなく通勤特急が通過します
黄色い線の内側へお下がりください

 ....
{ルビ箸立=はしたて}に
ひっそりと立っている お箸
いのちの橋渡しを行うもの

せつなさをとおりこして
うれしさがあふれそうな
いのちの輝きの
道のりを
真っすぐに
みおくって ....
西瓜の種を飛ばそう

頬をふくらませて

ポゥ!ポゥ!

飛んだ先で

西瓜は生きてみる

だらっと。
うつむけたちいさなかたまりのように
おまえの
擦る音だけのからだが
ももいろのじゅうたんの上で
午後の満ちていく窓を
見ている

あしたのことを傾げて聞く指に
わたしの頬をなぜる指に
 ....
薄紅そまる風の道
夕闇せまる草の道

落日の片隅に
佇む人の
瞳に映る翼の模様
羽ばたく視線は
彼方を知らない

澄まして聞こえぬ
その名のみ
凝らして見えぬ
その姿のみ

 ....
誰かが託した愛がそっと
この胸で弾けた
ぱあと拡がる甘い痛み
解ける恨みを引きとめて

きゅうとなる心を
掌で握って砕こうとした
誰の思いかも判らないのに
どうして僕が苦しいの

 ....
苦い甘噛み
グラスに蜂蜜、ひたひたに檸檬
スラーが延々と五拍子

あゝ今悲しい
叩きつける拳が燻る
やっぱり悲しい

キャンドルを模した橙が点滅し
起き上がる足元がヘッドフォンのコー ....
これまで
たくさんの爆弾を投下してきたけど
いよいよ
これが最後の爆弾になりそうだわ

名残惜しいけど
もう
落とすしかないの

ねえ
夜景は
きれいだった?
本当の涙の意味を教えて
嬉しいときに泣くのが本当の涙?
悲しいときに泣くのが本当の涙?

僕は無限の言葉を捜しても
何も言えずに微笑んだ
真面目に答えてなんて
意地悪なことを言う

 ....
プラットフォームの
割れた電光掲示板
傷ついた蛍のように
オレンジに
滲んで


ゼリー状の夜を滑りゆく
ゆるやかに
最終列車のネオン
行先不明の僕たちは
いつだって最後 ....
羽根を逆立てて固めている
翼をだらだらと垂らして
洒落てるつもりらしい
胸焼けでもしたみたいに
嘴を半開きにして
眉羽をしかめている

しなだれた両翼は
地面と密接で
曲線と直線で
 ....


   窓から PEACE 
   の旗をはためかせて 
   向かいの坂道をのぞむ
   窓からみえる坂道
   あれは どこだろう
   土曜日の 昼下り

   日曜日の  ....
SM嬢が眼鏡をかける 眼鏡を外す
冬の太陽が目を差す 目をそむける

まどろむ午後の 寒冷なムチ音の
走り騒ぐ子供たちの奇声と昨日のムチ音と

暖房を弱から強へと黒 ....
僕は苦笑い 君は嘲笑う
僕等の幸せに、終わりはないと信じている

当然、幸せの中で幸せの終わりを
考えられないほどに僕たちの恋は盲目的なのだ
当然、此れは僕たちにとって
終わり方を知らない ....
僕は鍋に言葉を入れる
そしてゆっくりと煮込む

調味料を上手に使って
少しスパイスを効かせて
とてもやさしく煮込む

いい匂いにつられて
妻が起きてくる
できたての朝の言葉を
二人 ....
アンプにつないで音ならす。
マイクにつないで声をだす。
浮遊感、たいせつにして。
周りの声、ヘッドフォンでふさいで。


よる、虚無、あした、錯覚。


よるは、虚無、で
 ....
 
缶の中から、こんにちは
俺は安いドロップ
君のおこずかいで買えるような
丸い安いドロップ
 
いきなり何味かって?
幸せの味だよ
甘酸っぱい俺のポリシー
君を笑わせる自信はあるさ ....
ちいさいころ
しあわせになることが夢だった、
とおもっていた

けれど
しあわせとは
なかなかやっかいなものだと

やさしくもなく
むずかしいともいえない

けれど、
なかなか ....
指輪を贈ったら「安物は愛がない」と言われ
花を贈ったらイヤミかと言われ

そっとしておいたらメールアドレスを変えられてて
友人には悪口ばかり言われ


それでも まだ 君を好きだと思 ....
ライトに手を翳す

薄ら 透ける手に

ナイフを握ったのは

誰も傷つけたくないから

痛みなら慣れているはずなのに

ねぇ

紫色の傷跡が悲しいの
坂の上から冬の空
胸は高鳴って
こぼれそうになる

くも が ね
平べったくて
だけど そうに つらなってて

抱いているの?
静かに唸りながら流れる

あの日叫んで走りそう ....
               080118



ふるゆきをなめているあかげかな
ひなびたけしきにせいそくするきいろいさんかくぼうは
オオサンショウウオの生まれかわりだと思っている
不遜 ....
君の声が聞こえない
寒空の風の歌が響く

烏の鳴き声共に子供達はいなくなり
残されたのは、僕と忘れた人形だけ

取り残された現実は闇に沈む

暖かな光が灯る家々に僕は嫉妬したり
砂で ....
 小さな詩を書こうと思う
 微生物のように
 ゾウリムシのように
 ミジンコのように
 誰にも目につかないような小さな詩は
 きっと誰の胸にも届かないだろう
 この大きな世界に
 小さな ....
呼び慣れた名前が耳に残って
空回りする思考の意識もあと僅か
無人の駅ではあの頃の影が張り付いたまま
今の姿は砂塵に紛れてしまいそう

明確な手段は隙を作った
たとえそれが在り溢れ ....
あなたが必要とするのは
継続していける現実
いくら探してみてもそんなもの
持ち合わせていない事に気付く

埋め合える隙間が見えないのは
隠し方だけ上手になってしまったから
あ ....
たくさんの数式が
空を組み立てている
わたしたちの頭の上は
簡単な算数で成り立っている

履歴を割り算してゆくと
わたしたちは
無数のゼロの繋がりである
割り切れない集積である

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
春の予感、冬のアンニョイ山崎 風雅0*08/1/19 11:59
テントの魔法いねむり猫008/1/19 11:47
(ころんだ)佐々木妖精4*08/1/19 11:33
07:36凛々椿508/1/19 9:36
お箸こしごえ10*08/1/19 8:04
自適短角牛208/1/19 2:59
教室[group]縞田みやぎ5*08/1/19 2:57
誰そ彼(たそがれ)LEO12*08/1/19 1:38
請負人AKiHiC...308/1/19 1:00
ハチミツ檸檬伊葉幸緒008/1/19 0:20
最後の爆弾チアーヌ008/1/19 0:02
海月2*08/1/18 23:47
トゥデイねことら808/1/18 23:24
支離鳥の唄木屋 亞万2*08/1/18 23:20
peaces鴫澤初音308/1/18 23:13
冬の太陽とS嬢ヨルノテガム308/1/18 23:10
現実茶完食1*08/1/18 22:57
朝食小川 葉008/1/18 22:52
白夜ゆうと0*08/1/18 22:30
ドロップの唄からくり2*08/1/18 22:08
やあさかな508/1/18 21:55
黄金八倒北大路京介4*08/1/18 21:55
透ける手に彌月2*08/1/18 21:08
誰にもわからない唐草フウ3*08/1/18 19:30
黄色い三角帽あおば2*08/1/18 19:21
取り残し海月208/1/18 18:29
小さな詩山崎 風雅7*08/1/18 18:06
「影身」菊尾1*08/1/18 17:55
「六月から私達へ」0*08/1/18 17:54
割り算tonpek...3*08/1/18 17:47

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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