電子レンジでチンしたごはんは
つめたい感じがする

せんせいの がんばれは
つめたい感じがする


募金おねがいしますの叫び声は
つめたい感じがする



テストの点を聞くあの ....
彼女は彷徨する
宇宙のもっとも昏い場所で
輝度分布と力学的質量分布の不一致を求めて
五次元を通り抜けるために
 

彼は停止する
宇宙のもっとも冥い場所で
客観的には停止した時間のなか ....
耳に入った雑言をまとめて返す力に長けても
何も無い虚空から世界を創ることは出来ない
ほころびかけた既存の台詞は深い味を出し切って
今は舌を通る音だけで足りたような演技をしている
知らないことを ....
その坂の上は外人墓地になっていて
少しだけ風がそよぐ。
港町を見下ろすその場所で、
土の上に居場所をなくした人々が 眠っている。

その風を、汗に濡れた指先でなでるのが好きだ。

 ....
たとえば外が見渡す限りの草原で
はるか遠い地平線のうえ
まろやかな月が重たげに光っているなら
外は月夜で
という古い唄をうたってもいいとおもう

あるいは外が見渡す限りの大海原で
薄暗い ....
こころにとまった鍵盤が
偶然、泣きたい気持ち

降ればいいのに
アスファルトの上
からころ転がって
軽快な音跳ねる

割れそうな色だ
いつもどうしようもなく
触れたくなる透明だ
 ....
呼ぶ声がするので
窓を開ける
小さな庭に
いつものように
日が差しこんでいた
午後

僕はこの星でたった一人
光合成をはじめる
息を吸っては
自らの命に
窒息しそうになりながら ....
だってそうさ
いつか消えちまうものを
積み重ねて 思い出して
明日もまた繰り返すことに疲れたんだ
涙の出処があるなら そいつを潰してしまいたい

きっとそうさ
そんな不確かなものを
作 ....
静脈注射が流れこむ
静脈注射が流れこむ
静脈注射が流れこむ
吐瀉物に塗れたベッドルーム
次は青空に吐き出すよ
強酸で世界を溶かしてるよ

静脈注射が流れこむ
静脈注射が流れこむ
静脈 ....
ウィルソンチャックな丘の上
あいつをバラシに駆けつけよう
幼い二人が騒ぐ時
虹色螺子が弛みだす
揺れる野ばら
大地を疲弊しようとも
黄色が吹きつけ
笑いだす
aa、、生きていた
AA ....


愛しさを連れて 君と湯町
乾いた太陽の熱が嫉妬を増幅させる
君の唇から小さな白い吐息と湯けむり

悲しまざるは僕と石畳
君の足が時計の針
昨日の僕が明後日を招く

海が見える ....
 
 
 
消えないように、
残しておきたいの。

消えないように、
伝えさせてよ。

消えないように、
ちゃんと憶えていて。

「アナタに会って伝えたい」

それだけのコ ....
突き放して欲しい
抱き締めて欲しい
云って欲しい
云って欲しい
たった一言でいい
云って欲しい
云って欲しい
あなたを信じるのに必要十分な言葉が欲しい

声を掛けて欲しい
触れさせ ....
トッカータと蝶々
ヒラヒラ行ったり来たり
黒と黄色の模様で
闇の底に落ちてゆく

桜は舞、TVに落ちる
バスドラムは規則正しく
ビートを刻む
狂喜乱舞する世の中

回る回る時代は回 ....
どんなに遠回りしても
一年は一年でしかなく
散る事を恐れて蒔かれなかった種は
小さな袋の中で眠っている

カサカサと乾いた音
掌にこぼす種
指でつまんだそれは驚くほど小さくて頼りない
 ....
私は読む
本の向こうから
呼ぶ声が聞こえる

空に栞がさしこまれ
訪れる夜も
失うことなく

示された意味を
自らの言葉として
世界に生きる

やがてそれは
鮮やかさを増して ....
校庭の地平線で
夕暮れの鉄棒が傾いてる

いつか海の上で
鉄の船だった頃と同じ
色と角度で

長い影の少女が
さかあがりの練習をはじめる
船と同じ色と角度で
昇る太陽は朝に似ている
  人について考えるとき
  僕の足はひとりでに川を渡る
  無機質な思いに淀んだ川



  夢はあるだろうか
  吹く風は優しいだろうか
  明日は来るだろうか


 ....
一体の まぎれもない人の体
アスファルトに冬の南中 
影 長く
四肢を伸ばせる 人体の影

いつつ

直立している
接地された足
影は添う その歩行に

しかし 影 いつつ

 ....
家に着いたときには
すでに落としていたのかもしれない

部屋に入るまで
気持ち悪さがとれなくて
何度も 何度も
自問自答

何をなくした?
なぜこんなに満たされないのか

家族に ....
一月の東京に

ひともまばらな

青のイルミネーション


風がふくらんだ

夜が白くひかる


一月の東京に

においのしない

青のイルミネーション


風が ....
わたしのあげた小さな声を
今か今かと待ちかねていたかのように
彼はわたしの身体からそそくさと出て行った

愛し合う余韻に浸ることもなく
そして満ちはじめようとした潮の流れが
素っ気なく沖合 ....
 ぽっつりと。
 水面に輪ができた。

 ゆれる、空をまたいでいった。

  空は青かったか?
  地上は寒かったか?

 それよりも、
 揺れた空が端っこで、
 境界線を描いてい ....
目の前が真っ暗で

君がいないと

死んでしまいそうな

時期があった。

けど・・。

何時までも

君に縋ってはいられない。

自分の足で

自分の身体で

前 ....
 
 
 
湿った身体。
やまない雨。
傘を持つ手が落ちそうで、痛いほど。
探し続ける視線の先に、なにが見えるの。

歪んだ心。
冷たいつま先。
滲んだ血は傷を覆い隠して、痛いほど ....
おれが新巻鮭を食うと同時に塩気と滋味が入り混じった
感覚がワールドトラディショナル!ワールドトラディショナルと
さけびつつ十トントラックでケシの花をぶっつぶしながら迫ってきた。

そのとき ....
途中だった思案を開いてみる
また白紙になっていて
今日という日があるのはそのせいだ
記憶なんて信用できないもので
記録のほうがあてになるかもしれないと
毎日、一頁ずつ
日々を書き留めていて ....
あなたを言葉で追い詰める

喉元に鋭利な刃物を突きつける

笑うあなたの裏のこと

泣いちゃうあなたの酷い顔


追い詰められる感情と

吐き出させないあなたの軸と

壊れそ ....
庭には花が咲き
時はゆっくりと流れ
キッチンには妻が
トントントン

バイオリンの音が
ラジオから聞こえ
1週間の疲れを
水に溶かす

昔の思い出
今日会った友達
命の分だけ
 ....
まだ だれも起きださない早朝 
休日の弛緩の中でお風呂の湯に滑り込む

朝日が差し込むまぶしい浴室
光を吸って立ち上る湯気たちの 
白い粒子一粒一粒 
緩やかな螺旋の舞 

まだ  ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
つめたい熱haniwa208/1/20 4:33
Dark matter, Black Hole佐々宝砂108/1/20 3:33
[砂嵐]東雲 李葉1*08/1/20 3:16
ありし天文所の休暇[group]もも うさぎ28*08/1/20 3:15
外は月夜で佐々宝砂2*08/1/20 2:39
みずたまの気持ちかのこ408/1/20 2:08
失恋小川 葉208/1/20 1:58
arterial000108/1/20 1:49
venous008/1/20 1:02
小旅行秋也1*08/1/20 0:50
明後日の君と今日の僕純太208/1/20 0:35
Not Found.hope208/1/20 0:17
REAL000108/1/20 0:00
ああ無情ペポパンプ4*08/1/19 23:26
風穴さくらほ7*08/1/19 23:21
私は読む小川 葉208/1/19 22:58
鉄の少女108/1/19 22:46
川を渡る草野春心208/1/19 21:29
かげ いつつアハウ208/1/19 20:39
落し物tatsuy...108/1/19 20:05
吉岡ペペロ108/1/19 19:48
早いひと恋月 ぴの16*08/1/19 19:13
雨の後ブライアン6*08/1/19 16:43
蛹梛 雫008/1/19 15:45
at Pool Sidehope208/1/19 15:02
ワンダフルワールド構造108/1/19 14:35
死とか臨界とか循環とか小原あき26*08/1/19 13:56
正直な凶器猫のひたい撫...108/1/19 13:23
なんでもない毎日ペポパンプ4*08/1/19 13:07
ミルク色の湯気いねむり猫108/1/19 12:24

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