君は何を望むのだ
この混沌とした世界で生まれるはずもない未来に

ただ 標高99m
あと1mすら届きもしないこの魂

雲の上はまだまだ見えない

どうか笑ってくれ 私の闇への憧れを
 ....
温かい
夢の中の幻
そこに妄想を加える
皮膚感覚は剥がれ落ちる
神経細胞が夜鳴きの赤ん坊を静める
管に繋がれた十二使途の歳月
新しい呼吸法に
焼け爛れた明日

前人未到の乱れた前髪
 ....
たくさんの淋しさは
胸の奥でそっと
優しさになる

それは
くわしく語らなくても
しみ渡ってゆくように思い
いつしかやわらかく
言葉のあやから
遠ざかる


おびえてし ....
 
割れた刹那
 
幸福と絶望の同時到着
めまぐるしく、はやる
微かなリズムと疲労感
 
 
増えゆく抜け殻
捧げる恋
去りゆく距離感
隔てる愛
 
つまらない音
粒のない ....
足におもりをつけて歩いていた

始めたばかりのころはつらかった
今まで近くにあったものが遠くに感じる
そんな怖さがあった
たくさんの人が行き交う駅のホームの階段で
足が持ち上がらなくて何度 ....
満月を射殺した晩
僕らは冷たい身体を寄せ合い眠る

まどろみは狂気の中に在って
僕は貴方の中に居る

弾倉を回転させ月の欠片を6つ
装填したら
僕と君の心臓に狙いを

月は満ち、欠 ....
どんな個人プレーも
地球というスタッフワークに還元される
全ての細胞が
体を構成しようと 弾け 飛ぶ
機械樹の葉に
冷凍催眠された 十字架の彼方
劣性遺伝子の直方体が
二次元の立方体カラ ....
  毛がはえて
  羽がはえて
  とんでいって仕舞うのは何
  根を絶たれ
  芽を摘まれ
  それでも咲きつづけるのは



  屋上にたたずんで
  日記帳を焼かれて ....
ボクはうまく歌えないから
かわりに聴いてほしい歌があるんだ

メロディが素敵で

でも

もちろん
歌詞だってしっかり聴いてよね

ボクのきもちそのまんまなんだから

おしつけ ....
遅く迎えた朝に
雲間から覗く空は
アイスブルーの明るさで
粉雪を落としていた
そのひとひらが
頬をすべり
手のひらにとける
捕らわれた夢から
抜け出せないままの体を
目覚めさす冷たさ ....
妻が帰るまで
電話になってみる

受話器の奥が
外側に伸びてるあたりから
昔はなした電話の声が
聞こえてくる
思えば随分
たくさんの人たちと
はなしたものだ

亡くなった人もいる ....
えらい人 と えらくない人 
の あいだで
ぼくは ただ 浮かんでいるだけ
ぷかり ぷかりと

どちらにも ひかれることなく

ただ 月の引力にだけ
ただ 自然のことわりにだけ
満ち ....
目をとじても痛みがとれなくて

歩くのもしらふじゃふらついて

疲れているからだ

どうしたらいいのか分からなくて

     あいつも

 あいつも

      あいつも
 ....
間遠に灯るガス燈の火を
ひとつひとつ落としながら
どこまでも
迷い道をたどってきました

鳩色の街に
静かに降り積もる粉雪
きしきしと
水晶が発振する音が聞こえます

いつの日にか ....
南米帰りの友人が
土と光の匂いをまとい
訪ねてきた日のこと
土産は
幾つもの見知らぬ異郷のお話と
太陽神のペンダント
パタゴニヤの荒野では
荒らしに行き暮れ
アンデスの稜線で
ピトン ....
歴史はY軸のように縦に貫く一本の線で
時代はX軸のように横に伸びる一本の線で

人は歴史と時代の交差する座標点で
命は座標点と座標点をつなぐ一本の線で
絆は命の線がたくさん集まってできた一本 ....
まだ拭いきれない残酷さは
幼少の頃から根付いた罪深さは
その胸のポケットに仕舞いこんでおけばいい

連なる群青の浅い夜と深い朝
いつ芽吹けばいいの
だれが運んでくれるの
分か ....
口数が少なくなる
別れ間際
そんな私を見て
子どもだと笑うあなた

列車に乗り込む後姿から
冷たいものがあふれ出ていて
まるで別人のよう・・・

発車のベル・・・
扉が閉まる瞬間
 ....
大寒の夜に
雪がおりてきて

花が咲いている
町に溢れて

あの日の約束はもうすぐそこ


雪国では1年に2回 桜が咲きます
頷くのは日が傾いてから
寂しい空想はいつまでに片付けよう
長い間向き合ってきた
軋む神経は夜を引き伸ばす

慎重に摘み取った言葉は
どこかへ埋もれてしまう
曖昧でも縋れるから ....
天使が舞い降り
手を差し伸べて
微笑んだ
ほら泣かないで

上を見てごらん
鳥が舞っている。
池を見てごらん
魚が泳いでいる。

一人じゃないよ
みんな一緒だよ。
ただ貴方は自 ....
信号のない歩道。

乳母車と母親。

止まらないワンボックスカー。

止まった初心者マーク。

流れを止めた罪悪感。

お辞儀をされた優越感。

信号待ちで追い付いた。

 ....
百人が頭を垂れ
ひと部屋を虫食い
穴を開けつづける
開いたところから
次々
空が透けてゆき
部屋に{ルビ草木=そうもく}の
匂いが立ちこめる
僕はその末席に
すわっている
亜熱帯
 ....
今日の次に
明日がくると
疑いもなく生きているのだろうか

明日とは
不確実な未来であるが

明日が来ない未来を
想像する人は
どれほどいるのだろうか


今日という一日を
 ....
キラキラ星は掬う指先から
         ながれていく

落としていった光りを
かきあつめている

いつか
欠片にして胸にとめるため

星が燃えあがって
生まれたところへ還る ....
遠くに見える足の裏を追いかけている
背中の向こうに雲と空と白い息と
颯爽と抜き去った後の
少し未来にいる半透明な自分
胸の隙間が肺に押し込められていく
締め付けられて息が苦しい
向かい風が ....
詩を書くにあたって最も大切な掟は、
ーあらゆる「PLAY」について最もよい位置をとれ
ということである。
たとえ詩が完璧であっても、詩人の位置が、
その「PLAY」をはっきりと明確に
みるこ ....
オレは

男のレズ

突然そう思った

十五の夜

塾の帰り道

ライトのなかに電信柱


鼻と唇のあいだから

教室のすっぱい匂いが甦る

ガムのような匂いも

 ....
私の心のなかには
冷蔵庫と電子レンジがあって
冷めかけた向上心は
電子レンジへ
さっきの失敗を
冷蔵庫へと
毎日、毎日、使います
使い間違えることもあって
反省のために温める失敗と一緒 ....
突発的に酔っ払いに暴かれた本当の顔は、暗闇でよく見えなかっただろう

川の流れを硬くなに守る、天気には左右されない

逃した魚は無色透明

水槽の光でコロコロ変わる

一回逃すとなかな ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
標高99mark-ey...0*08/1/22 23:11
私の中に眠る、沢山の死んだ命狩心2*08/1/22 23:04
粒子[group]千波 一也6*08/1/22 23:00
緋唄ひい108/1/22 22:50
空も飛べるはず壺内モモ子208/1/22 22:31
PYTHON357朽木 裕308/1/22 22:07
還元される狩心1*08/1/22 22:03
ダンデライオン草野春心208/1/22 21:57
「キミに聴いてほしい歌があるんだ」風音2*08/1/22 21:42
雪の朝LEO10*08/1/22 21:40
電話小川 葉508/1/22 21:24
月音308/1/22 21:14
きみの気配吉岡ペペロ308/1/22 20:00
光の骸(再々改訂版)ダーザイン1708/1/22 19:27
アンデス608/1/22 19:25
相良ゆう108/1/22 18:44
「底」菊尾2*08/1/22 18:39
プラットホーム夏川ゆう108/1/22 17:53
桜の下で会いましょうましろ2*08/1/22 17:46
「know」菊尾008/1/22 17:42
シンボライズペポパンプ6*08/1/22 17:20
ルールかマナー。狠志208/1/22 16:56
明日みる光水町綜助208/1/22 16:35
今日という日にねお2*08/1/22 16:26
冬の落とし物  ましろ2*08/1/22 15:35
マラソン木屋 亞万2*08/1/22 15:01
審判員への一般指示の詩一篇プテラノドン308/1/22 14:16
男のレズ吉岡ペペロ008/1/22 12:39
冷蔵庫と電子レンジよしおかさく...5*08/1/22 11:27
小さな魚猫のひたい撫...208/1/22 11:04

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