公園で
電灯に
白鳩が
泊まり
左足を
刺した
針山は
傷つけ
役目を
終えた
役人が
嬉々と
見上げ
これで
ここも
汚れる
事なく
清潔な
場所に
なると
 ....
新しい扉を開けると
君がきっと溶けてしまう
かわいくて
すこしいばっているヤツだ

遅めに降った雪を
手のひらに収まるくらい
二つ丸めて
小さいのを重ねて
まーるい炭でボタンをかけよ ....
返信のないメールってただの独り言みたいだ

後ろ歩きしてみないか
何かにぶつかればはじけるかもよ

目の前で覚醒してるやつがいる
すげー すげー って 何が?

ぼく固体
動 ....
区切るために未完成で終わらせる
結論の先でも何かに悩む
明日は今日よりきっと怖いから
眠ることにも怯えてる

鮮明な顔に湿度のある物言い
話すことが得意でないと数分前に言っていた ....
 
郵便局の方から来ました
と言い残して校長先生は
ぼくの枕を盗っていった

庭ではぼくを産んで
その後育て続けた両親が
淋しい冬の作業をしている
三年前、僕の腕を
きれいな形だと褒 ....
この一つの アメ玉

   透き通る様に綺麗なアメ玉....

 私はそのアメ玉を空に翳し
 
        アメ玉の中から空をみた。

  
  アメ玉の中からみた空は

  ....
冷たい雪に触れて
反応するココロ

逢える日を指折り数え
スキーを楽しみ
寂しさを遠ざける

でも・・・

冷たい雪に触れたら
あなたの温もりほしくなる
いちばん最初の傷は眼だった
永遠に塞ぐことの許されないこの傷は
時々誰かを傷つける

瞬きを繰り返して
いつまでも乾くことのない
透明な血を絞り出し
傷は余計に広がった


目蓋の ....
一円の雪が降った朝
十円のゴミを収集する車が
難しい顔をして通り過ぎる
百二十円のココアを
二千九百円の手袋で包み
三円分のリップクリームを塗った唇に持っていきながら
それを見つめていた
 ....
塔のてっぺんにある
暗い部屋の
すみっこで泣いてる

よくわからない機械の
リモコンを握り締めて
ずっと泣いてる

何かが壊れるときの音を
上手に真似できる
それがぼくの特技

 ....
壁画に眠ったままの物語をいまこそ{ルビ解=と}かそう
子守唄にのせて伝え授けるには今が好機なのだ

塗り重ねられた油絵のように
深みをたたえた一筋の線
その{ルビ一片=いっぺん}にどれだけの ....
俺は心が押し潰されそうなのを必死で我慢した。
誤魔化した。
誤魔化した。
絶望!絶望!猛毒カルマ!!

「貴方って、なんて信じられないの。人間じゃないわ。」
そうだね人間以下だろうさ。 ....
キラキラ星は夢のように歌う

底冷えのする夜には
耳をすませてみる

いつか
胸に手をあて
重なる鼓動に息づくために

仰いではさざめいて
灰としてながれるまで
電球の切れた部屋は薄暗く
机の上のランプだけが部屋の隅を照らす
ゆれる煙草の煙
歪む視界の隅
眠気を切り裂く犬の遠吠えとクラクション
思い出すように右手で銃の形を作る

エアギターエア合 ....
埃っぽい事務所へ入ると
アルバイトさんが
目玉を取り出して洗っていた
ごめんなさい
びっくりしたでしょう
ちょっと埃が入ったものだから
と言いながら

くぼんだ掌に載った目玉は
 ....
今からはじまる
世界はしらない
いくつの形が
崩れて生まれるのか

今からはじまる
世界はしらない
どれほどの雨がふり
ながれさる思いの数

簡単な言葉を
いくつもつなげて
描 ....
明日海に行こう
ついでに踊ろう
足に触ったよ
いい気持ちになった

臨界はきわきわだった
トントン拍子で事が進んだ
記憶は一定でない
記憶は一定でない

明日カンブリア
ドスン
 ....
あの樹の陰に隠れているのはだれ
さびしそうに
じっとうずくまって
耳をふさぎ 目をふせて
なにを怖れているの だれが恐いの

だれひとりいない森のなか
こんなに静かで
鳥のねひとつ聴こ ....
僕は最近 時々 いきれてる ぼくらのうしろにできる道は

いっぽんみち。


きみは 事実なんて 過去と現在の中にしか ない

のだと   言う  けれど、


きみはきみの かこの すべて  ....
たましいの
とても遠いところに
らせん階段をのぼる人がいる
僕らは気づかないふりをして
紅茶を飲む午後のひとときも
その人はいつでも
らせん階段をのぼり続けている

とても落ち込んだ時 ....
俺が1番じゃないって、教えてもらったから。

知ってるから。

君に、1番を大切にって言う。

淋しい言葉で、こっちを向いてもらいたいんじゃなくて。

自分の心を傷付けて、解らせてるだ ....
祈りは 花の形をしている
祈りは 花の様な 形をしている
祈りは 花のようだ

祈りは花だ
祈りは花だ         ハナダ
白い、花だ
祈りはぁぁぁ
    ぁぁぁ
       ....
にぎやかな街を生むものは
孤独なのだと思います

ひとりぼっちで
とても寒かったあの日
逃げる、という行いそのものに
迷い込んでしまったあの日
わたしが覚えたものは
背中だったと思 ....
街灯
もっと先

わたしの まるい はらから
おんなのひとがこぼれる

まるいかたちが 半分ずつにくずれ
白いはなびらの群れ
花粉のこぼれたところを
なぞる
なんども なんども
 ....
scene1

箸で造った橋の端を走る



scene2

書いた貝を飼い、絵画を買い足した甲斐があった
雪に覆われるはずだったアスファルトは、まだ鈍い色をしてその姿を晒していた。街灯の無い場所、足跡のつかない硬い道、蛍光色の表示、スパンコールをぽつぽつと置いた様な都会の夜空。
深く呼吸をする度に、胸の ....
「お願い、彼と私を引き裂かないで!」

次の瞬間、私は意識を失った



* * *



気が付くと
彼はいつものように、不機嫌そうな顔をして通勤電車に揺られている
その周り ....
血も汗も涙も流さない時代は
清潔さを保ち
心と体を分離する
心の時代だと叫び
体を放棄して
光になろうとする
くそ食らえ!
身体感覚を取り戻せ!

詩人は真の言葉を語らなくてはならな ....
覗き込んだら、

濁った瞳が見えた。

生きる気力も、

未来への希望も、

心の奥も。

見えなかった。

何で覗き込んだんだろうね。

こんなに綺麗な鏡を。
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
鳩ノ死木屋 亞万0*08/1/23 18:59
雪だるま麒麟4*08/1/23 18:47
コンセプトゆうと0*08/1/23 18:14
「何巡目かの夜」菊尾008/1/23 17:58
後姿たもつ408/1/23 17:36
飴玉の空。蛹梛 雫108/1/23 16:45
冷たい雪夏川ゆう108/1/23 16:25
まぶた湖月2*08/1/23 15:31
一円の雪小原あき19*08/1/23 15:06
詩亡遊戯大覚アキラ608/1/23 14:34
壁画が生んだ子守唄こうや1*08/1/23 14:28
猛毒カルマ。菊池ナントカ5*08/1/23 11:45
冬の願い事  ましろ1*08/1/23 8:20
[group]虹村 凌5*08/1/23 7:58
アルバイトさんのこと吉田ぐんじょ...808/1/23 7:53
世界sk208/1/23 6:28
海にいこう亜紗田 鳥閑408/1/23 5:24
森のなか夜明けまえの...308/1/23 5:03
生活の印象短角牛008/1/23 3:21
きみとぼくの事実。哀詩208/1/23 2:16
らせん階段小川 葉3*08/1/23 2:15
だから、この涙も届かない。狠志208/1/23 1:28
花に雨をrabbit...8*08/1/23 0:44
にぎやかな街千波 一也6*08/1/23 0:43
渡る 凪いで縞田みやぎ4*08/1/23 0:41
エコーHonest...1*08/1/23 0:35
雪について龍二108/1/23 0:07
粉雪Honest...1*08/1/23 0:05
自己紹介狩心5*08/1/22 23:48
綺麗だと云われた気がするから。狠志108/1/22 23:28

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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