あなたのために
わたしの肌は温かい
沼の上で首を竦めて眠る
冬の水鳥みたいに

爆弾を仕掛けたビルが
崩れ落ちるときに降る白い粉を
振り払い
振り払い
必死で走るあなた
上など見ら ....
もう無理
もうこれ以上は無理

誰かに
何かに
縋りつかなきゃ
生きていけない

ひとりでなんて
歩いていけない

ひとりでなんて
立ち上がれない

ひとりでなんて
笑え ....
興醒めした夜のひび割れから
奴の鎮魂歌が聞こえる
よせやい
まだ早いぜ

ただ夜に紛れて
お前の様に美しく拗ねて見たかっただけさ

世間の事なんか何も知っちゃいないで
独り口笛吹いて ....
中国の森の
奥深く
誰も見た事の
ない、動物がいた。

空を飛び
川を泳ぎ
馬のように走り
変幻自在だった。

サルノコシカケを
食べていた
それでも幸せだった。
四千年生き ....
小春日和だ。賑わう公園ーそこに、
ナポレオンが真っ赤な気球に乗ってやってくる。
しかし、じきに見えなくなった。
子供がその手を放したから。
そしたら今度は、別の子供が
同い年の父親が眠る真っ ....
あたしとあなたの
境界線、
なくなる

自由って枷をかけて
自由って檻に入って

ふたりであそぼう
ふたりでじゃれあおう

きっと

あなたとあたしの
境界線、
なくなるか ....
おいらは孤独な道化師
ホームレス、ネットカフェで
寝泊りして
その日暮し

夢なんてない
腹いっぱい食べてみたい
人の役に立ちたい
何も悪い事はしていないのに

寒さで錯乱状態の仲 ....
振り子は チッ チッ チィー
奴らは魔法を使うんだ
言霊 音霊 自由に操り マリオネット

エレキの弦は ビィーン ビィーン ビン
舞踊の魔術はお手の物
あなたの言葉に染め上げて!天馬 い ....
虫のいどころでも悪いのか
いつまでも押し黙ったままで
あなたはテレビの画面を眺めるでもなく
そっと箸を置く

テレビのなかには
つまらないギャグに笑い転げる顔があり
テレビのそとには
 ....
「あすこの山の頂上に
一番綺麗なものがあるの
赤だったと思うけど
いつぶりにみるのか
あたし、忘れちゃった」

「否めないね」、とゆった
あなたの
いじましい微笑み

明けてゆく
 ....
ピアノの旋律
耳にこだまし
ガラスのレンズごし
僕を照らす
冷たい指先
氷の瞳は
永遠に伏せられ


夜の女王
来たり
一本の線をひいては
また消して
ひとつの点を描いては
また塗りつぶし
汚れたページの
白を
じっと見つめる
ため息
笑っている
見下ろされて恥ずかしくなる
毎日は
知らないところで進んでいた
取り残されたような寂しさが
独りぼっちみたいで悲しかった


 あの、
 昼間に薄く青くなる
 広大な陰 ....
 
空をさす小枝のような
父の指に
赤とんぼがとまる
お父さん
声をかけると
赤とんぼを残して
父は飛んでいってしまった
驚かせるつもりなんてなかった
いい年をして、と
笑われるか ....
朝の七時に電話が鳴るのは
たいていの場合
良い報せではない



受話器の向こう側で
母が

 お父さん、昨日の夜、シンキンコーソクで、


妙に軽やかな声で言った

 ....
たとえばいつか
時計の針が十五時を指したら
南向きの窓辺に腰をおろし
熱いミントティーを飲む
白壁とコバルトブルーのきらめく
シティ・ブ・サイドのカフェにいるように
乾いた風が吹いたら
 ....
自動車の走る音が
強くなり弱くなり
いくつも重なり合いながら
都市の柔らかな肉声として
アスファルトの上を満たす海として
ビルに押し寄せては砕けていく

ヘッドライトの百鬼夜行
ライト ....
写真にない記憶の中で
四つ葉のクローバーというものを
探し当てた
四つという概念に覚えがあり
クローバーというものをすでに知っていた
だからこれが
初めての記憶ではなかったのだろうが
初 ....
夜は泣いている
あの星の輝きは涙の輝き
青い瞳の奥底からあふれて来る
真珠のような涙の輝き
あちらこちらで涙を浮かべた
悲しい少女の星よ
なぜに夜に泣くのか
この静けさの中で息を殺して
 ....
この地上に暗い轍をのこして

あかるい陽射しに出会いにゆく


雨の日のグレーな景色に

甘くて重い日常が

扉をひらいて現れている

繰り返し見てきた

それは冷たい湯のよ ....
俺は八名信夫から勇気を学んだ
「まずい〜、もう1杯!」
この言葉は困難にも積極的に立ち向かう強さを示している
その先にはきっといいことがあるんだと
八名は体を張って教えてくれたのだ
「まずい ....
 おれの友達なら「地球の時転だって、おっさんのくしゃみだって、ぜんぶ詩なんだぜ」って言うだろう。そう言った後で「おれは全然そう思わないけど」と付け足すに違いない。



 日本列島が歯車を剥 ....
むずがゆい 言葉を 一つしたためて
咀嚼したのさ 春の日を
町はあきらかに 浮ついていて
力を抜けよと 僕に言う
言葉の力は弱いんだ
でもそれは時と場合によるんじゃないか

かすかな希望 ....
頭痛でも笑ってなごませている
乙女さを兼ね備えた剣
身を切るほど抱いていたい

かなしみ、こんにちは
すべてが、かこになる
おもいでを わらってもいい
すきとおる 君は翠


 ....
 愛おしいひとからの糸が垂れてくるのでそ
れをするすると引っぱっていると空がほどけ
てすっからかんの空になってしまい空の上の
ひとに「なにを考えているんだ」と怒ら ....
ある人は
上手にすくったものを
目を細めて ごくごく

ある人は
上手にすくったものを
パンにつけて ぱくぱく

ある人は
上手にすくったものを
塗りたくって べたべた

未だ ....
常々思いますのは、いつしかのあなたに会いたいということだけなんです
それだけの女なのでしょうか
過去に引きずられている私は無様でしょうか
笑いたいのならば笑って下さい
それを見て私もきっと笑顔 ....
こんにちは

さようなら

めくるめく日々へ

安定こそ最大の恐怖

口数少ない彼に

愛していると

毎日が

過ぎて

5年後も

愛していると

言えるよ ....
それほど変わらない
目線の先に
僕達は
同じモノを見た




楽しい時も
辛く苦しい時も



同じ様に


たくさんの感情を
交差しながら


明日を待った ....
コンビニで子供たちが

小島よしおの話をしていた

小島よしおが好きだと

言いあって外に出ていった

それがなんともかわいらしかった


べつになんにも変わりやしない

一 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
冬の水鳥チアーヌ708/1/29 20:09
静かな火曜日の夜風音2*08/1/29 19:45
sax茶釜108/1/29 19:00
長寿ペポパンプ8*08/1/29 18:50
風船のある光景プテラノドン308/1/29 17:45
境界線、なくなれば風音1*08/1/29 17:33
貧乏仕事無しペポパンプ8*08/1/29 17:27
シャラップ! お歌の・・//アハウ008/1/29 17:14
ささくれたひと恋月 ぴの23*08/1/29 15:40
208/1/29 15:05
夜の女王由志キョウス...208/1/29 15:01
メランコリー208/1/29 14:59
簡単に空を空とは呼びたくない小原あき12*08/1/29 14:56
赤とんぼたもつ2908/1/29 14:33
シンキンコーソク大覚アキラ308/1/29 14:26
たとえばいつか石瀬琳々7*08/1/29 13:40
葉leaf608/1/29 13:20
未詩/独白/告白佐々木妖精5*08/1/29 12:43
夜は泣いている[group]未有花8*08/1/29 12:06
地上にて吉岡ペペロ108/1/29 11:44
八名信夫新守山ダダマ108/1/29 11:27
カルマちゃんN哉308/1/29 10:59
夢うつつsk108/1/29 10:01
翠の剣唐草フウ4*08/1/29 8:04
「 いとおしいいと。 」PULL.5*08/1/29 7:04
黒糖とプリンFUBAR9*08/1/29 6:05
これから少し、嘘をつきます無知アコ1*08/1/29 5:30
exit0*08/1/29 5:10
蓮未1*08/1/29 2:11
小島よしお吉岡ペペロ208/1/29 2:02

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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