その少女は
「触る手」が大嫌いでした。

いつもいつも逃げ続け
大人になっても
怯えていました。

ある日
とても信頼しているひとが言いました。
「キミが自分を傷つけても
 もしも ....
彼女は完璧だった。
すべての試合をストレートでくだし、決勝に勝ちあがった。
決勝の試合―
順当に相手のサービスゲームをブレイクし、
ファーストセットをリードする。
しかし、第8ゲーム彼女のサ ....
おめのマナグ

わだばおめのマナグどご
なも言えねまま見でだ

へば
右さ左さおぎぐ揺れだっけ!
そのマナグ!

わだばおめどご好ぎだ

だどもよ
仕事で東京さ出らねばならね
 ....
考えていた事が逆さになって落ちていく
底の方に生息している動物が
落ちてくる思考の欠片を食べている
仄かな暗がりの中で遊んでいる子供達は
落ちてくる思考を軒下で見守っている
治まれ ....
例えば其処に男が居たとする
男の瞳にはいったい何が見えて居るのか
穏やかに寄せては帰す静かな凪の海が映っている
澄み切った空の青さが際立つ緑濃い山が映っている
男の顔を見つめる男の目線 ....
夜毎、彷徨い叫ぶ人々のために
砂漠にはリンゴの木が植えられた
その木には
赤い赤い実がなるという

ごらん、
リンゴの血が滴るのを
あれを苦しみの美という
いつの日にかめぐりあいたい
半生のうちで別れたひとたちと
春の朝なら花園のなかで
 夏の昼間なら木漏れ日のしたで
  秋のゆうべなら紅葉のしげみで
   冬の夜中なら街灯のかたわらで

 ....
草野心平の詩が好きだ

尾崎喜八の詩が好きだ

井上靖の詩が好きだ

黒田三郎の詩が好きだ

昭和の詩人たちの詩が好きだ
泥沼のような戦いの中にも
美しいココロを持った純粋な少年達が
若すぎる命を犠牲にしてまで
散っていった苦しい時代が

今はまるでそれを忘れたかのように
はしゃぎまわる同世代の若者が
当た ....
私は覚えてる。
今も

君は覚えてる?
今は

たった一言
[かわいい]って
言ってくれたよね。

ただその一言だけど
本当に嬉しかった。

だけど
そのとき本当に言い ....
わたしから

滴ったものの

壜詰めです

寝かせて

おいしくなります



壜の鈍色ラベルは

モザイクで見えないと

あなたはいった



あなたから
 ....
恋の迷路


知らないうちに
迷路に紛れ込んでいた
高い壁と
何処までも高い
青い空
そして
手を繋いでいるのは
あなた
出口が有るのかさえ
分らない
この迷路に
不思議な ....
ここがどこかわからない
灯りは煌々と道路を照らしている
壁のように積まれたプラスチックパレット
無人のフォークリフト
コンテナ
なぜここに来たかわからない
すこし伸びをすると
手が届きそ ....
たとえばマリアナ海溝のヴィチアス海淵に
古びた靴が片方だけ沈んでいたとして
その古靴が本物の牛革で
しかも、腕のいい職人の手によるものなら
そこから物語は始まるかもしれない

用水路の土手 ....
売れればいいって もんじゃない
俺にも作れる 恋の歌
インスタントの歌うたい
一発屋ならしめたもの
飛ばず鳴かずで
すっかり ポシャリでございます

売れればいいって もんじゃない
恋 ....
売れればいいって もんじゃない
俺にも作れる 恋の歌
インスタントの歌うたい
一発屋ならしめたもの
飛ばず鳴かずで
すっかり ポシャリでございます

売れればいいって もんじゃない
恋 ....
特に取り柄もない私でも
唯一確実に操れる
彼の自動を奪って
私と正反対の動きをさせることが出来る

右手を上げると左手をあげ
後ろに下がると前へ進む
私が見ていないと
何をしているかは ....
ふくろうは飛び去らなかった!子供が死んで、その子供に捧げられている音の数は少なく、和声は簡素ながら、鐘のように心を静かに打つ。失われた時間へのなごりおしさのようなものが網のように聴くものを包み込む。美 .... 木枠の純粋な匂いの内部に原始的なストロボの衣擦れを伴い
カラフル挿入を楽しむ彼
平衡感覚と投射されたとろける日差しの帯域に触れて
銀色のシェル纏うリズミカルが爪を置き去りにした水浸しで
 ....
{引用=
2005.10/23





灰皿に残った
くだらない意志の燃えかす
それはただ そこにあった

その向こうで
ステレオが鳴っている
英詞を理解できない君
意 ....
その友人は小学生の頃(小学5年生)に好きになった人がいた。
ただ、当時は好きとかは思っていなかったらしい、
小学生が異性の事を意識することもなかった。
目の前の現実に溶け込む日々が限界だっ ....
いくら文字を綴ったって
孤独が紛れなかったろうよ
一晩中女を抱いたって
治まらなかったろうよ
酒を飲んだって
呑まれてたろうよ
クスリをやったって
死んでたろうよ

何 ....
朝顔の蔓をのばして、電話線

花を耳にくっつけて、受話器にした

沢山の花に見つめられながら、僕達は秘密のお話をしようと、

青い花の僕から、赤い花の君へコールをしました

一 ....
夜汽車で行こうか
わたしを捨てに
ジャズとわたしと 手を繋ぎ

星はヒトに奪われた
標本箱の琥珀にすらなれなくて
きみの血は眠り続けることだろう

夢はわたしに奪われた
心を燃やした ....
全身を引っ張られて
急速に上昇する
その間、身動きはとれない
雲を越えあわやの所で
やっと止まる
カラダが自由になった

星が見たくて振り返る
その速度は風の如く
回り回って大きく空 ....
自分の
息づかいばかり
きこえてくるのに
きづいて
顔をあげると

音がなくなっていた
音のかわりに

白い沈黙が
すべてを覆い尽くそうとしていた
残像を組み立てていたんです
きっと綺麗なあなたの姿になると思っていたんです
でも思い出の中のあなたと違って
歪な奇形になりました

理由は判っているんです
叶えられないことなんです
私に ....
雨が落ちる

光が走る


亡き人にはもう会えない
独りが好きな訳じゃないけど

記憶を消したいから

夜一人になって

雨の音を静かに聴いた。


何もかも
流れていけば

ただ
そう思った。
違和感ばかりの胸を掻く
赤く痕は広がっていく
通信は途絶えそう
畳と天井の距離
「こんな事しか出来ないの」
黙っていた君が洩らした最後の言葉が蘇る

その感性は初め、一瞬だけ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
土砂降りの夜風音4*08/1/30 21:02
2008、オーストラリアで寅午208/1/30 20:37
マナグN哉5*08/1/30 19:01
「ハルク」菊尾3*08/1/30 18:16
川口 掌3*08/1/30 18:09
砂漠のリンゴ[group]しろう208/1/30 16:57
遠い国信天翁408/1/30 16:34
私に印した詩人たち吉岡ペペロ008/1/30 13:33
戦闘(いくさ)の詩choco3...108/1/30 12:34
おもいこみxたろおx008/1/30 10:28
タトゥー悠詩2*08/1/30 10:05
恋の迷路夢乃 綴喜008/1/30 10:03
月のない夜[group]佐々宝砂5*08/1/30 9:10
創書日和「靴」 物語の始まり[group]北野つづみ1*08/1/30 8:51
売れればいいってもんじゃない(MTVを見て)アハウ208/1/30 3:55
008/1/30 3:55
影遊び麒麟2*08/1/30 2:46
colorless鴫澤初音208/1/30 2:44
湿原尖瓜田タカヤ208/1/30 2:38
君を壊すのは9*08/1/30 1:29
初恋海月008/1/30 0:37
玩具maynar...108/1/30 0:02
朝顔電話musi108/1/29 23:49
さよならのかわりに室生208/1/29 23:16
月に守られながら遊ぶ夜恋008/1/29 23:05
雪と子供美砂0*08/1/29 22:21
Dump Dump Dump000008/1/29 22:15
待ち人百合108/1/29 22:11
記憶xたろおx108/1/29 21:53
「通信」菊尾008/1/29 21:44

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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