一瞬でも好きって想った
返事がないだけで不安になった
あたし嫌われた?
好きな人が出来た?
あなたに嫉妬してる
好きだからでしょ
だからこんな気持ちになるんでしょ
こんな形で終わりたくな ....
エンジンのいらない 未来の飛行機が ひんやりとしずかに 旋回している メキシコのような景色の あちらこちらで 牛の化石が見つかり どれもこれも 老衰に違いない 長い時間を生きたのに 石になるまでには ....
同じ言葉が人に与える解釈は違うし
同じ道理が必ずしも通じる世の中じゃないし
「お休み」が休暇なのかズルなのかわかんないし
納得いかない理由で責められることも多いし
不条理8割以上
言 ....
いっつもおんなじ
後ろ髪ひかれつつ
やってしまっては
後悔のくりかえし
レモンのすっぱさを水に浸し
うすくうすくのばしていく
まんべんなく拡がっていくと思ったそれは
偏って偏って拡がってしまっていて
掻き回す事も出来ず
上手に吸い出す事も出来なくなっ ....
昨日は水曜日
カウンセリングに行く
きもちのなかでの幅がなくかなしくもないがたのしくもない
記憶力が低下中
なにもおもいうかばず
こころにひっかかるものもなにもない
あいかわらずの毎日がた ....
間違いを消すため
線を引いても
塗りつぶしてしまえば
背景になる
感情は適当だ
哀しみも幸せも
よく似ていて
冬空、
小さな水滴で
曇った窓越しにはいつも
月に小さな顔をえ ....
眠れない夜が明けて
何かが起きている事を誰もが気付かない
けれども
遅い窓辺のカーテンが開く時
ぷりん ぺらん と
あなたに 呼ばれた。
胸の明かりも 波打つ鼓動も
流れる 水の ....
ROCK it!
エンジョイしようぜ、ブラザー
つまらんハコなんて
Bang! ぶっ壊せ
足掬われても 即stand up Men!
つまずいても more 気にせず
step! step ....
いつまでも怠惰に
うたた寝をしていたらしい
わたしの深層心理
片目で様子を窺えば
あなたが
優しい眼差しで見ている
くりかえして聞いていたのに
わかることのできなかった、 ....
白い大きなシャツを着た
無邪気な少女が
駅前のロータリーに
集う鳩の中心で
詩の朗読をはじめた
僕も鳩に交じって
道路にダンボールを敷いて
排気ガスを吸いながら
彼女の言葉を聞いた ....
明日の朝
太陽でなく
みかんが
のぼってきたらいいな
ぼくの生活も少しは変わるかもしれない
整然と並ぶ
薄暗い部屋で
こんなに人がいるのに
と思う
誰にも会わない夜
誰にも会わない朝
白く濁す冷たい空気が
わたしの存在を確認する
研ぎ澄まされて
幸運かどうか分か ....
星はでていますか
月はみえますか
それとも
相変わらず雪が寄り添ってきますか
わたしみたいに
いつか あなたと
空を見あげて眠るんだ
寄り添って
手と頭を抱いて
雪みた ....
あなたが疲れていたら 私も疲れているでしょう
あなたが楽しい時 私も楽しい気持ちでしょう
あなたが会いたいと思う時 私も会いたい
あなたのありがとうは 私のありがとうで
愛して ....
地下鉄の暗い窓越しに、目を瞑ったと、音楽が聞こえた。
確かに、聞いていたはずの音楽が、より一層聞こえた。
聞こえる音楽の間で、さらにに目を瞑った。
音は、見えなかった。顔に刻まれつつある額の ....
四角い窓からみた海に
オリオン座が落ちてった
僕はそれを電車の窓からも
見たような気がした
ちいさなリゲル
君の名前に似たリゲル
制服のリボンタイの匂い
香水と煙草のまじった匂い ....
窓の外から
パトカーのサイレンの音が
聞こえる
僕は少し硬い
メロンパンを
かじりながら
洗面所の蛇口をひねると
先端からサイレンが
溢れだして来た
1秒と1秒の隙間に
入 ....
信じてもらえるものになろうともせずに
信じられるものばかり探している
味のないガムで 何が満たされた
大切 必要 天秤にかけた
誇れる答えは出せたかな
まだ大丈夫 いっそ このまま
....
玉葱の味噌汁に
なみだを一滴入れてみたものの
塩加減は少しも変わらず
だれも悲しくなりませんでした
風の強い庭先に鳴く野良猫に
思いつきで名前を呼んでみました
ずざ、と塀を駆け上がる音 ....
真っ暗だよ ここは
さっきは無人島にいて
波の音や小鳥のさえずり
ときおり とてんって 椰子の実が落ちたりしてた
青い空には雲が駆けてた
でもいまは真っ暗
だって宇宙だもの
宇宙 ....
冬の木を見ていると
地面から出ている部分と
大地に伸びている部分の
形が同じに思えてくる
空気はやわらかいから
ぶはっぶさっと繁るけど
土は濃密で硬いから
がじぎぢずっと伸びる
だから ....
滅びの香りがする 銅の食器で
焼きたてのパンと新鮮なミルクの朝食を取る
滅びは、この部屋の艶のある壁板にも
床の複雑な絵柄の敷物にも 住んでいる
ここでつむがれていく命
日の ....
いつもの地下道
昨日までここに住んでいたひとたちの
姿が見えない
そうたしかに昨日は
ダンボールやらぼろきれやら
なんだかわからないものが
そこらじゅうに散乱していて
変なにおいもたちこ ....
うんこ
メモ用紙のすみに鉛筆で走り書き
それはただのうんこ
つまらないうんこ
活字のうんこ
活字でうんこ
それはちょっとした事件
活字「うんこ」は読むものの ....
顕微鏡の中で人工のひかりをうけて
雪片が光る
結晶が無言でのびてゆくのを
ぼくは視ていた
浅くつもった雪の中を
きみを迎えにゆく
ローカル線の駅は雪につつまれ
こどもの夢のように光っ ....
運命なんて
ないようなもんだと思うわ
別れてすぐは
たがいのこと心配だけど
あたし忘れてしまえるじゃない
風が吹くから
波があるのかしら
海流と波って
....
ぼくらの道は まがりまっすぐ
ときにはハンドルを取られ
側溝へタイヤを落としそうになる.。
横転しなくて良かったね。
心が小さく小さく震えた。
もっと素直に もっとゆっくり
僕 ....
1.
風の強い日
(今日はなんだか
少しだけ地球が速く廻るみたいだ)
窓の外を見ると
鳥に戻った子供たちが空を飛びまわっている
地面の上を
彼らを連れ戻そうとする大人が懸命に走り回 ....
正気を失いながら、それでも
わたしたちは、生まれてしまうのだろう
何度も、何度も、
そしてほんとうは
一度だって、死んだことはなかったのだと
臨終のそのときに、知るのだろう
....
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