この急な坂道をあがったら
あなたがいるっていうんなら
わたしは
全力疾走で駆け上がろう
転んでも
擦りむいても
泣かない
そして
颯爽として
あなたのまえに立つんだ
も ....
だいじょうぶ こわくない
連れてきた痛みを解き放とう
ここでいま ひかりになる
その瞬間を記憶に刻もう
失っていないよ
すべて手に入れていた
だからやすらかに眠ることができる
あ ....
愛、だとか
そんな意味のわからないものより
今
あなたとふたり
繋いでる手の、このぬくもり !
そういったものたち を
大切に
大切に
していきたいと
わたしは常日頃 ....
乾いた目覚めに粉々になりそうな朝、
ぎりぎり折れない体を運んで、
そしてわたしの学生時代を知らない人々に囲まれて
考えることを忘れようとする
笑うことに努めようとする
上手に謝れ ....
あなたの肩にもたれかかった ら
ぱたり という音を立てて
あなたは倒れてしまった
とても軽い音だった
ソファの上に静寂が流れる
誰もいない
わたしひとりがここにいる
現実 ....
文庫本のページで挟んで潰したわたしのうた
小さくて
みじかい
誰にも聞かれずにおわった
おわりがあるからよかった
イヤフォンでせきとめられた
音楽が出口をもとめてい ....
キャンディチョコレートの包み紙が
ふうわりと積まれて
白いテーブルの上で
落ち葉みたいにかさかさ動く
禁止されてはいないのに
たばこもお酒もたしなまないのは
....
それなりの
背丈と重みとがあるわたしに
自動扉は開いてゆく
容易に
開いてくれることが
当然でなければならない、と
わたしもすっかり
慣れてしまって
背後で閉じられる
自動扉 ....
いくぜー!
オーイェー!
男らしさを見せてやれ
強い自分を見せてやれ
疲れを知らず
責めて責めて責めまくり
額に汗して踏ん張る
どこからでもかかって来い!
罵声を浴び
蹴飛ば ....
友達には言えない愛の言葉
あなたとの
出会えるのも
たぶん
もう
カウントダウン
いつも聞かされる
あなたとあいつの恋愛話
それは
僕が前に進めなかった
あなたからのペナル ....
浴槽のなかで
泣くと
温まった頬よりもっと
熱いものが滑る
首筋をかすめて鎖骨へ
塩を含んだ水滴が落ちて
水に溶けてゆく
こうしていると
かなしみはまた
薄い皮膚を通 ....
君が手に引かれるままに
ここに来るまでのことを覚えていない
余所見ばかりして 少し眠っていたのは
良い道だと称えられていたから
手が離れてしまうことなんて恐ろしすぎて
そうやって守っているも ....
マトリョーシカの
ながした涙は
乾いてのぼっていった
風が吹いている
虹のむこうに
見上げる
雪のあいま
ひらめく桜のあいま
海のつづきに
***青い星の歌によせて*** ....
漕ぎ出す手は 不完全
オールを持つ手が震えてる
手が痛いよ もう傷だらけだ
暗い暗い 先が見えない水平線
君のほうが重傷だ なのに まだ舞台は続く
MISERY 泣く子はだあれ
終わら ....
毎年、節分の時期が近づいた頃
駅には近所の小学生の作った『鬼のお面』が飾られる
"上手な子"の作品が選ばれて飾られる
自分の作ったお面が飾られる子供は
近所の おば ....
ガラス越しに夜明けを待って
カンボージ・ノーバの昼が去ると
体をちっちゃくした夜がやって来た
大体、同じ"周期"で回る "ルール"を守る
すごいなあ ....
「幸せが
逆に重荷になることだって…
あるだろ?」
そう言ってしまったあのとき
君の目を見れなかった。
あれから何年だろうか。
まだ
そんな重荷になるような
幸せに ....
雲のかたちがはっきりしてくるのは、まちがっ
ていることにいきどおっている、そのあらわれ
なのだと、すっと、受けとれる気がする。わた
しのぎざぎざのところにひっかかっている朽ち
かけた木っ端だの ....
何も見たくないから
瞳をとじて
何も聞きたくないから
耳をふさいで
何もしたくないから
僕は僕を殺めるのです
それは
ノイズじゃない
アイズだ。
雑音なんて
この世に存在しない。
そうでしょう?
*
昨夜のコト
あたし ....
私を揺する
毒苺の群生する
この森で
木々は静かに呼吸する
膝を小さく折りたたみ
瞳をとじて
二月の寒さを一口のんだ
あの
冷たい上では変わりなく
星が瞬いているのでしょうか ....
蒼い地球
まだまだ知らないことだらけ
限られた時間の中で
出会い 別れ
笑い 泣き
誰だって光りに包まれていた時代がある
それを忘れて
それを懐かしんで
それ ....
朝のニュースが日曜日を知らせてくれる
誰も知らない
神様はもう狂っちゃったんだって
惑星はパレード
ゴミ処理場はもう無重力
チャンネルを回して
君の孤独で朝を温めて
サイレンが掻き消 ....
会いたい人は会えない人
安易な日常の麻痺
なんだか居づらくて
その場を後にした
語尾は無機質
情感に名残りがない
あなたの言葉が数列みたい
だから一つだけ嘘をつく
....
力無く流れてゆく血液を、子猫が舐めてくれていた。
はっきりと見えた筈の血液の流れを、とっても綺麗に消 してくれたの。
音も無く脈々と。
静かに。
とっても。
留まる視線の、そ ....
求めるこころを捨てたら
いつしか
こころは穏やかなあいでいっぱいになりました
たくさんの愛と
僅かばかりの哀と
07/07/15
うさぎバトンがまわってきたので、日記を認める。
ぴょんと跳ぶのは、ウサギ。
ひょいと隠れるのは、キツネ。
猫は、 ....
ぼくは大きくなったらトラックになりたいです
トラックになったら背中を改ぞうして
大きな大きなポンプをつけます
わきばらにホースをはめて
頭にライトとかがみをつけます
そしたら体をすべて赤 ....
山のように
積みあがった吸殻
明かりが落ちた
暗い寒い部屋
安コーヒーを口に運ぶ
今日も恋人に会えなかった
来たのは酒に酔って調子のいいオッサン
キラリ
....
ハンバーガーを二口、三口
出来上がった断面は
あの子の泣き顔に姿を変えた
頭の中ではメリーゴーランドが回り続けている
もう何週したのだろうか
数えることにも執着が離れた頃
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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