夜/(隠れながら、
 
背丈に近い芦と
足元に並ぶ、飛沫は
戸惑いを隠すように
そっと
さざなみを散らす
 
 
夜/(恥じながら、
 
紡ぎだす模 ....
物足りないじぶんでも

そこに懸けてゆくさまに

求心力が生まれるんだ

それが人生のからくりだ


あらゆる預言はただの確率論だ


物足りないじぶんでも

そこに懸けて ....
美しい詩があった
あんまり美しいので
みんなが声に出して読んだ
あんまり美しいので
他はどうでもよくなった
草は伸びるのをやめ
タイヤも、カネも、太陽も
回るのをやめた
ぼくは回った
 ....
芽吹きの季節とはいえ
冷たい風が菜の花を揺らし
川面を颯爽と走る

光が流れていくのを
ただぼんやりと見ていた私は
纏わりついた髪をすき
静かに歩み始める

荷物は案外少なかった
 ....
線路沿いに植えられた 山椒の枝は

突風に 飛ばされて レールの上で 待ちぼうけ


ダッフルコートを どっさり着込んだ 

女子高生が 電車と揺れてる


みんな どこかへ行くっ ....
              080226


かみさま、かみさま
かみさま!
 かみさま
4度目の正直者が
自己責任をとって自害した
(可哀想な男だが
男だから
一人くらい居なくて ....
誰からもメールが来ない日も
電源を落とせない

夢が醒めた夜
窓を叩く雨
ドアの鍵は開けたままだよ
わたしはまだ泣かない 泣けない

電気を消して
あおにもぐる
音楽聴いて
 ....
お母さんが種を蒔いた庭の土を
小さな女の子が
一生懸命踏み固めています
そんなに強く踏まなくてもいいのよ
なんて言いながら
お母さんは女の子の様子を
やさしく見守っています
やや離れた場 ....
春は来るけど

きっと来るけど

僕の日記につけた

さよならのあの日も

もう忘れてしまいたいのに

またやってくる

幻にしてしまいたいのに

二十一のあの日の君が
 ....
世界を手にとれない
小さな手
サミシサに
ひと粒の砂さえ
握りしめて離さない
さまよう私の
うつろう心の
冷たい手
月を吐け
月を吐け

王水呑みすぎ二日酔ひ
糜爛しきったのどちんこ


月を吐け
月を吐け

色白娘のおしりのやうな
まるくて大ッきな月を吐け!



 空から子猫が降っ ....
相手の心を読む
見極める
悟る
世の中が見えてくる

運を天にまかし
自らやるべき事を行う
後は天命を待つ
運を天にゆだねる

堂々として
人に安心感を与える
あらゆる努力をし ....
隣から静かな寝息が聞こえる
仰向けで寝ている僕の喉元を抜けて
天井付近で一度弧を描いてから
玄関のドアの隙間から外へ流れ出ていく
朝焼けの空へ振り返りもせずに宙を泳ぐ
無自覚な寝息の ....
みずいろは
水の色なんかじゃない

水は透明だ

人が作りだすものは
透明なんかじゃない

だから
見えない気持ち
まぜこもう

ほら水色になった。
- - - - - キ リ ト リ - - - - -


瞼の裏側にしか存在しない映像がある


- - - - - キ リ ト リ - - - - -


暴力が
形を伴って立 ....
恋愛下手


どんな過去があろうとも
どんな未来が待っていようとも
静かに受け入れたい
それが
私の選んだ恋だから
だけど
この気持ちの揺れは何?
こんなにも
悲しいのは何故なの ....
中指から菜の花
首に蒲公英を飾り
髪には白詰草の花輪
紋黄蝶が降りてくる
温かい手に引かれ
飾りを崩さないように
ゆっくり着いていく
薄手の白いセーターが
日差しにぼんやりと光る

 ....
もうおしまいだ
血の気が引いていく

だれか偶然に僕を殺してくれ
とんでもない事故に巻き込んでくれ

明日地球が爆発すればいい
明日日本が沈没すればいい
明日みんな馬鹿になればいい
 ....
冷たい東京と暑苦しい大阪 どっちが好き?
僕は君が好き。

元気に走る犬と雨に濡れた仔猫 どっちが好き?
僕は君が好き。

近くに感じる電話と、口では言えないことも書けるメール どっちが好 ....
雪は

夜と共に眠る


家々の景色はどこまでも均一に膨張し
泣く子や悪魔や憎悪をシラッと黙らせてしまった

たった一日に結晶された冬
道や隔ての無い大体の銀世界 ....
曇天の雲に
仄かに薫る

白梅 
眺め

その古木の苔むした幹に軽く触れると

肌寒い風に 早春の息吹
たたえて たたえて 尚たたえつつ

梅花から 溢れている
(花びらが散る ....
いつもとなりにいた 

君がいなくなって 初めての春

ようやく日差しが やわらかくなった

一人で見上げる 薄紅の色は

涙でにじんで 光に融けた

あなたに贈ろう サクラノウタ ....
駅前の
風景が変わった

再開発の名で
故郷は跡形もなく

クレーン車が行き交い
ミキサー車がひっきりなしに出入りする

変わりゆくもの

どっちみち
変わっていくのだろう
 ....
節操の無い脳が歩き回ってる
下校の時間だというのに  
  ふらり  
          ふらり 

道草食べてる
その草に込められた記憶は脆い
下校途中の小学三年生に無下に踏みつけら ....
巡るうた追う
海の手の甲
丸い穂先と
風の尾の火
打ち消しあう火
打ち消しあう火


うたの切れ端が花になり
火を免れて明日になった
午後のこがね
夜の蒼
祝福 ....


冷たい心に降る涙

ひらり ひらり 

世界へ

すべてを白く美しく
私は思考の海にたゆたう小宇宙

早く真っ白になれればいいな


嬉しくて サラサラ
哀しくて サラサラ
サラサラ サラサラ
おもいは流れる
流れ流れて
青空に溶けていけばいい ....
真白にそめあげる雪を見て
私は考えた

白とはどんな色だろう
染めるものでなければ
染まるものでもない
端然と 静かに
無音で 沈黙し
そこにある白

拒否し
包含し
白は ....
哀しみを超えて迫る喜びを
灼熱の青空に喩えたらどうだろう
それは夜空に一瞬だけ光る流星のようでもある
赤く炎に照らされた君の笑顔のようでもある
きりきりと迫る喜びは
ちょっとしたビッグバンだ ....
脳と心を切り離して考えるのは
実はおかしなことです
心理学の先生は
恋をして胸が痛いというのは
間違いだと云いました
心臓に脳はないのですから
頭を抱えるべきと

あなたがわたしに入る ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
創書日和「月」 月夜[group]山中 烏流108/2/26 22:35
人生のからくり吉岡ペペロ508/2/26 22:34
ソーセージ[group]氷水蒸流808/2/26 22:16
春風こゆり24*08/2/26 22:14
銀色戸森めめん208/2/26 21:17
神様あおば5*08/2/26 21:08
ニセモノの星ゆうと1*08/2/26 20:59
種蒔きTsu-Yo308/2/26 20:33
三月のウタSong I...008/2/26 19:35
冷たい手由志キョウス...708/2/26 19:01
月を吐け三州生桑4*08/2/26 18:51
本当の幸せペポパンプ14*08/2/26 18:37
「寝息の行方」菊尾008/2/26 18:33
みずいろsk308/2/26 18:31
アンダーカバー大覚アキラ3*08/2/26 18:31
恋愛下手夢乃 綴喜108/2/26 18:12
春遠からじ木屋 亞万2*08/2/26 18:09
【神の声 in 虎ノ門】つむじまがり1*08/2/26 17:43
【どちらにしようかな】5*08/2/26 17:23
白夜子ヨルノテガム008/2/26 17:03
春 浅き・・・アハウ408/2/26 17:02
サクラノウタchoco3...008/2/26 16:50
変わりゆくもの風音3*08/2/26 16:44
無題お蔵108/2/26 16:02
ひとつ とどろき木立 悟108/2/26 13:46
fomalh...208/2/26 13:23
独り言渡辺亘208/2/26 12:56
108/2/26 12:37
稲妻008/2/26 12:23
脳と心[group]よしおかさく...9*08/2/26 11:37

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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