すれ違う人たちの
魂の先端を少しずつ摘み取ってはポケットに入れる
ひっそりとした動きなので
たいていの人はすれ違っても何も気付かない
ときどき
けげんな顔をして立ち止まり
胸の辺りに手 ....
 僕はネコを弁護する
 ネコには悪意は無かった
 ただ生きようとしていたんだ 僕と同じで
 リンゴをかじったのは
 人間にとって
 バツが悪かっただけ

 誰にも謝る必要
 ない
 ....
とても深い
崖のようなところに
誰かの自動車が落ちている
よく見るとその自動車は
誰か、というよりも
僕らのものであることがわかる

君は新しく
レッカー車を手に入れた
やさしさ ....
窓にうつった空が
本当の空になって
一枚ずつ剥がれていく

窓にうつった僕の顔も
どうやら本当の
僕らしい

雲が僕を覆いつくし
悲しくなって
雨が降る

窓を開ければ星 ....
享楽的な楽しさ
迫り来る絶望
無垢な身体を向けるはどちらか
レクエルド。
砂時計が音もなくなだれを成して舞い墜ちる
夜にあなたは迷いこんできたちいさな銀河を
手のひらでつつむように抱きとめる 葉脈を
透かしてみえる地球の裏側では生れながらに
しろ ....
 右手の人差指と親指をL字型にして
 手製の拳銃をこめかみに押し当てよう
 柔らかく脈打つ右目の上の皮膚
 打ち破ればそのまま  遠いところへ行けるだろうか

 BANG.

 ありもし ....
こんな雪の日は
貴方がいた日を思い出す

舞い下りた雪が
二人寄り添う肩で遊ぶ
ひとつのマフラーを
二人で首に巻き
ずっとこのままがいいねと見つめ合う

また明日と別れたその夜
私 ....
この世から 
姿を隠した彼の面影  
浮かんできそうな 
月夜の道 

なにもかも 
すべてをなくしたところに 
「 無 」があった 

四十九日が過ぎる前に 
彼のいない自宅に
 ....
翌日は温かだった

陽だまりは

哀しみのひかりだ


冬の夜が

音を立てています

雪のあと

月や星ひかります


翌日は温かだった

陽だまりは

哀し ....
何を目的にするか
なんて…

今が楽しかった。
ただそれが事実だった…
それを楽しむ自分が居た。

だから
だから…
このままがよかった。

だけど
このままでは
いられ ....
ひとり暮らしのテーブルに
しばらくぶりに野菜がいます

使い古された
タッパのいろと
サランラップのしわくちゃ加減

レンジひとつで済まされる手軽さは
とってもチープで笑えてし ....
わたしを手渡されたときの
あなた
ちょっと驚いたように目を丸くしてたよね
ぎこちなく両手で受け取ってくれて
すなおにお礼を言ってくれた

わたしは
この日のために生まれてきたようなもの
 ....
あなたの住む街へ行こう
そう思う

そして
意図的な偶然で
何食わぬ顔をして

あなたに道を
尋ねるんだ

一緒にいることは
できないけれど

それでも
せめてわたしにでき ....
きょーも
会社でA型のおんなにいじわるされた
A型のおんなはなんであんなにいじわるなんだろう
かげぐちばかり
根に持つし
あやまったじゃんかあたしは
反省してませんけどそりゃ

小学校 ....
忘れるために
モノを捨てた。

そのモノがもってた想いは?


忘れるために
身を切り裂いた。

その罪はだれが背負うの?


忘れるために
街を出た。

それは誰の ....
ぼくら凡人はよくこんなふうに思う

世界は俺がルールの方がうまくいく

そんなことひそかに深刻に思ってる


トマトを食べる

赤いものでも食べて

気持ちを入れ直す

赤い ....
ぼくの仕事は“クローズ”といって、昼を終わらせる仕事です。

まず、太陽を海の中に眠らせます。
それには時間がかかるので、その間に子守唄をうたいながら星の準備をします。
月は、放っておいて ....
霧状に浮揚していた
掴みどころのない感情が
白い雪の下に沈殿していく
獣たちの目を避けて

二月の
星々の輝きが溶けていく
冷たい明けの刻
氷の群れが叫んでいる時刻

眠りなさい
 ....
細い声で 途切れ途切れに口ずさむ
なんの歌だったか
視界が揺れて瞼を閉じた

金魚鉢に立つ波紋
いつまでもそこで眺めてる
廊下の途中うつ伏せで
素足の君は眺めてる

黙 ....
 私の回りにはいつの頃からか風がまっている。

 さわさわ、と。
 流れるような風が舞っている。


 しかし、しかしだ!

 その風は私に、酷く無関心だ。
 その風は私へ、酷く ....
舞台は 一つ
この火宅 娑婆世界の巡り にて

台詞は 一つ
私は意志する

友だちとの何気ない会話 なごむ
阿修羅のごとく キーボードを打ち
投げ出された本の ページ ページに

 ....
浮遊するデバイスを跳びこえて
赤青白のケーブルを駆け抜ける
明滅する二進法と
変換される思考と
踊るビットの配列で
最短経路を突き破れ


浮沈するルートの迷宮を脱出しよう
スイッチ ....
また朝か


誰か
わたしの心を動かしてください
何かせずにはいられない
ホットライン

ニュースを時々録画する


あちらこちらから断られる
もうオーラだけでわか ....
ひとつ目の少女が横転する

黒髪は素早く泥に犯されて
地にほど近い
割れ目から飛び出した鳩 が
小さく口づけをする

とすぐに
爆走する機関車群
崩れ落ちたレンガの墓標
の蔭を
 ....
目に入る光が痛い
頭が痛い
満員のバスが痛い

英語の文章80近く
地下鉄の加速度にちぎれてくシナプス

そんなロジック
駆り立てて
研ぎ澄まして
吐き気がしそうなくらいの眩しい反 ....
 ヒビの
 まつりの
 ちょうちんの
 蛇腹の影を指先で
 破って遠く青色に
 逆回転した明るみの
 正午、
 南中した太陽に
 気を失うほど目線の重なる
 白い顔
 白い顔
 ....
 銀色の電車が水の中を走って
 クレイジーパターンの看板
 ヘッドライト電灯に炙りだされた
 乗客たちの吐く息は白く
 白く浮かんでから固まって落ちる
 カランと音を立てて
 真っ赤に錆び ....
僕は靴磨き
貴方を輝かせるための存在
足元に跪いて
泥まみれになりながら

僕は照明係
貴方を輝かせるための存在
誰にも見えない場所で
汗まみれになりながら

不平等な世の中
平 ....
リズムを上手い具合にはずしながら
ボタンを素早く全てはめ終えて
彼女は微笑みをもって振り向いた

時間をうまくつかまえられた例は無かった
今夜は初めて定刻通りにコトがすすんだ
彼女の時間を ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
たましいUtakat...408/2/13 6:05
ネコdoon008/2/13 5:29
ロードムービー小川 葉008/2/13 3:49
窓の空108/2/13 3:05
[三行詩] ウラハラ電子ノ猫人008/2/13 0:50
バンドネオン角田寿星608/2/13 0:28
がらくたガリアーノ008/2/12 23:57
降り積もる想い@ショコラ408/2/12 23:28
「 骨 」服部 剛308/2/12 23:17
陽だまり吉岡ペペロ708/2/12 22:59
永遠xたろおx008/2/12 22:37
ゆたかな食卓[group]千波 一也5*08/2/12 22:29
甘いひと恋月 ぴの23*08/2/12 22:04
境界線こゆり6*08/2/12 21:21
虹と紙ヒコーキふぁんバーバ...9*08/2/12 21:08
忘れるためxたろおx008/2/12 20:50
トマト吉岡ペペロ308/2/12 20:48
クローズゆうと1*08/2/12 19:50
氷点下乱太郎17*08/2/12 19:26
「廊下と金魚」菊尾0*08/2/12 17:49
酷く無関心だ。雨霧008/2/12 17:31
生・死演戯アハウ108/2/12 17:27
Network由志キョウス...108/2/12 16:38
どちらかというと朝食はコーヒーの方がメインだ[group]よしおかさく...1+*08/2/12 16:07
少女蜂起、その後清岡拓也408/2/12 15:58
昼夜逆転相羽 柚希2*08/2/12 15:03
欠伸水町綜助408/2/12 14:55
2005408/2/12 14:52
No place to run awayピート008/2/12 13:46
彼女の時[group]よしおかさく...2+*08/2/12 12:32

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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