オレンジジュースは冷蔵庫の奥にある。 誰にも気付かれないように、奥に。

カラスが鉄塔から飛び降りた。 羽をバタつかせないので自殺とみた。

地球の自転が加速して、僕らは宇宙に投げ出され、隣り ....
生まれた街を歩いてみた
潮風が私の髪をなびかせた
腰の曲がったおばあちゃんが
歩道を歩く



わたしはきらめく海の反射に見とれながら
その美しい波の冷たさを知っていた ....
定期券をなくした
毎日通った
半年定期だった
あの人のこころゆきだった


なくしたので
きょうは切符を買って行った
帰りも切符を買った
ならんで買った


電車は混んでい ....
{引用=

透明人間のくせに食べる食べる。皿の中身が口と思しきところへシュッタと消え去っていく。 大食い選手権さながらに皿が消え、お代わりを請求する。
急いでご飯を盛り、追加にもう一斗焚き始める ....
わたしたちは 底悲しく
わらいあう
そして指をつなぎあい
小径をゆく

菫の花がそこかしこに
ふるえるように咲いている

わたしたちは 歩きながら
優しげに 言葉を交わす
でも気づ ....
果てのないような冷たさの
季節にあって
白い六角形の粉末は
人間の傲慢を
目覚めさせてくれるようだ

横に吹き荒れる風を友にして
人の造った灰色の道を
埋めつくし
道と道でない境界線 ....
君にあげたのは
目についたカサブランカ
海の藻屑と消えた
甘い恋
涙の味
真白なカサブランカ
君に見えた
「会いたい」

その気持ちだけが僕を動かした


遠い異国の地

彼女はそこに住んでいた

友人は毎日彼女と一緒だった

大学でも、夕食時でも、帰るときでも


そんな ....
あなたに照らされて輝く

この想いはさながら月

ただ大切にしたい
淡く優しい光と熱

愛したいとか 愛されたいとか

もうどうでもいいよ
眠ってしまった
あんなに観たがっていた映画
青白く照らされた寝顔が綺麗に思えたから
起こさないように一枚撮ったんだ

ステンレスの浴槽で
いつまでも君と溺れていたい
海月みた ....
 
 
眼鏡を忘れた
喫茶店に忘れた
雨が降っていた
それは喫茶店の外だった
どうしても、とやはり忘れた、が
喫茶店は三軒目だった
ジャンバーを着込んだ人が
すぐ隣を通り過ぎていく
 ....
その 時

生なる状態で 為した行為は
魂にイメージ刻印される

死なる状況が近づくに従い
死=イメージのみの世界がせり上がり
やがて魂を専有し始める


呼吸はしているのだ
心 ....
静かに
長く連なる
落下して
地面の
ずっと奥深く
張り巡らされた手から
温かく
吸い込まれ
生命の源となる

それは
凍りついた世界を融かし
別れを告げ
訪れを呼ぶ

 ....
春のあたたかさで脳みそがとけていく
僕にはただしい判断なんてできません
ただぼんやりと ただぼんやりしている
気が狂いそうだ 僕の意識は遠のいていく

満ち足りている世界で僕らはやる気が ....
光が背後から打つ
日が終わろうとしているのだ。

空は私たちの絶叫で赤く染まる
寂寥として風がゆくなか
君の微笑みだけが
春を告げるようだ。
蝶がカラのペットボトルに止まっている
そこが宿り木なのか
そいついいやつだ
2リットルで1キロカロリーと告白している緑茶だ
そんな人へ着地したかったよ

翅越しのヘルダーリンと目が合った
 ....
おまえのおなかの裏側を

指でおさえる

鳴きわめいて

おまえは貝の射精をする

お尻の穴まで

肉の金属が腫れあがって

金庫強盗ってこんな感じか


そうしてかすめ ....
見上げれば

青い空
白い雲
飛行機が白い軌跡を残して

バトミントンなんかしちゃったりして

出来すぎた木曜日

よく晴れた木曜日

ちょっとはずかしくて
でも

こん ....
春に夢に 
月は仄かに白く落ちてくる

その日は 今日も昇る 沈む

月は満ち 引く

宵には明星
一日のフィナーレに添える
天空の便り

東雲に まだ浅い春
緋色に 胸 焦が ....
ぼくたちはいつだって三人でいた

キミがみつばちを捕まえてほしいと
目の動きだけで云った時も
そうするしかなかった
キミはあいつのもので
ボクははちに刺されることでしか
キミに見つめられ ....
目が覚めると
お日さまが山の向こうから顔を出してた

ふいに
ランボーの詩の一節が
降ってきた

なんかいい日になりそう

朝日を浴びて
みかんみたいになりながら
ひとりにやけた ....
出会い


出会ってしまって
本当にいいのだろうか
声を聞いただけで
涙が溢れででしまう
あなたと

唇をかさねたら
大丈夫なのだろうか
知ってしまった
恋の味を
記憶の奥底 ....
想い出は
まぶしすぎる ひかりのなか

 とうめいな包み紙が
 美しい影を落としていく

  想い出は ひかりのなか
おにぎりの要領で
ぎゅっと空気を押し固めると
野球のボールくらいの球体ができあがる
無色透明だけれど
触れるとちゃんとそこにあるのが判る
砂糖や小麦粉をまぶすと
指の跡までくっきりとうかび ....
飛んでいる鳥を
「優雅だ」
なんて、いうな。





きこえたのは、レクイエム。
北か、南か、東か、西か。

はこばれてきた、レクイエム。
名もない鳥、風にとばされ、死んでっ ....
流れついたものが
砂になりながら
岩とこだまを見つめている
鉄の文字 糸の文字
海をつなぐ
むらさきの道


夜の上に呼ばれ
夜の上に呼ばれ
いつのまにかもどり 忘れる ....
30年前かこんな季節

そんときしていた頭痛

なぜだか急に思い出す

あれからあんな地球から

こんな地球に来たけれど
わからないと思ったとき
それは違った。

やる前から
わからない
と。

やらなければわからない。
やらなければできない。


そんな当たり前の事さえ
年をとらないと
わ ....
無人のメリーゴーラウンドが回る、回る
そして無人の回転する木馬たちの鞍上から
無数の笑い声が、余韻を残しながら
ぐるぐると揺らめいている
めくるめく酔いと共に
木馬たちが夜の大空へ一斉に駆け ....
恋人を亡くし 
自らのこころを立て直そうと  
遠い旅先で 
免許取得の合宿に入った君は 
今日初めてのハンドルを握った 

仕事から帰った僕は 
君のブログの日記を読む 

「ギア ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
エバーグリーンひろっち108/2/21 23:03
海辺の街ロリータ℃。208/2/21 22:40
定期券ふぁんバーバ...3*08/2/21 21:17
透明人間が夕飯にリーフレイン208/2/21 20:35
菫の小径[group]塔野夏子9*08/2/21 20:27
白い地平線乱太郎22*08/2/21 19:03
君はカサブランカazure_...308/2/21 19:03
遠距離恋愛坂本隼人308/2/21 18:28
夜空の散歩[group]衿野果歩008/2/21 18:22
「seek」菊尾4*08/2/21 17:50
待つたもつ208/2/21 16:47
生死決定アハウ3*08/2/21 15:46
雨一番こゆり5*08/2/21 15:12
春の狂気ゆうと2*08/2/21 15:10
二月Etuji208/2/21 14:35
抜け殻佐々木妖精3*08/2/21 13:41
情熱吉岡ペペロ108/2/21 12:38
よく晴れた木曜日風音3*08/2/21 12:34
春の曙アハウ208/2/21 12:00
ぬいぐるみと積み木と太鼓[group]よしおかさく...5*08/2/21 11:28
fomalh...408/2/21 10:34
出会い夢乃 綴喜008/2/21 10:30
想い出シャツ3*08/2/21 10:09
返事[group]アンテ208/2/21 2:19
きっかけは、レクイエム。三奈6*08/2/21 0:45
ひとつ まどろみ木立 悟308/2/21 0:36
こんな地球に来たけれど吉岡ペペロ408/2/21 0:28
17年xたろおx108/2/21 0:20
記憶喪失者佐藤犀星108/2/21 0:05
声援 服部 剛14*08/2/21 0:00

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