俺は確実に老化して行く
俺は正確には腐敗して行く
まずは野菜を摂るところから始めよう
次はフルーツなんか摂ってさ
みんな見た目に弱いからさ
あっさり騙されるのさ
上澄みだけ ....
ちょっと
歩くのが
早い
あなたの
後ろを
ぽてぽて
歩くのが
好き
はぐれないか
心配して
たまに
後ろを
気にする
そんな
目線が
....
セーターを
頭からかぶって
泳いでいた
はるか彼方の星の
海の底から浮上する
あなたの異星人の声は
不可思議に遠い
その孤独は
宇宙の果てにある
穏やかな好日のようなさようなら
あの誓いもそのようなものであったなら
言葉まで酔いに任せて
逃がしてあげる事ができたでしょうに
梅見の宴にて
「桜の花 ....
花びらのあいだに海が輝いてる
君の背中がホッとする 軽く抱き締めた 頬をつけて
どこまでも続くように願おう 桜が舞った 真昼のゆるやかなひざし 浴びて
眠くなるのは春のせいかな
セーラー服 ....
すな、空のように口ずさんで
空のむこうにセスナがみえた
夕くれなずむ砂浜の色が
遷移していくさまにみとれて
セスナが制御を失っていくさまを
子どもと手をつないでみていた
神がく ....
すべての熱は
光を発するのです
機縁によって
エネルギーが生まれて
この宇宙の一切は
因果との絡み合いで
あらゆる生命は
愛により誕生します
万物をつかさどる哲理も
愛から生 ....
月、外側にある言葉 照らされて空にある
蒼夜の路地裏で僕は 影を必要としている
月光は誰を求めるか
太陽、秘めた声
心灼きながら
生まれ続ける
聞いて、聞いて、
....
母さんと
船に乗ったことがある
遠ざかる港を見てるうちに
母さんはいなくなって
そこにいたはずなのに
かもめが一羽止まってる
少し辺りを見まわして
ふたたび見ると
遠ざかっていく
か ....
妹を抱いた
兄妹同士だったが
気にしなかった
妹は嫌がった
僕も嫌だった
だけど
求めていた
別に妹で満たそう
と
思っていた訳ではない
言い訳にしか聞こえない
妹は痛いと泣いた ....
どこでもない場所へ
行くの
持っていかれて
この世は
きれいだわ
白亜の神殿が
炎に包まれて
沈む
武器をちょうだい?
三つに分かれて
沈んで行くわ
わた ....
晴れ
時々
晴れ
時々
晴れ
ドキドキ
する
もうすぐ
春
ドキドキ
春
時々
晴れ
ドキドキ
春
リネンの隅に
残された匂いは
何を恋しく思わせる
布地の波の
泳いだあとの曲線に
躯を添わせ
ぬくもりを懐かしみ
満たされた想いと
満たされなかった願いと
抱きしめ夜を往くのだろう
....
パーティを始めよう 3月の足音が聞こえてきたから
あなたに出会わなければわたし きっとまだ布団の中よ
布団の中 ずっと ぐるぐる ぐるぐると
どうしようもない想いをかかえて苦しんでた
でも ....
頼まれ事は
断らないをモットーに
どんな小さな雑用でも
どんな大きなお仕事でも
断らないをモットーに
過程が大切なのは知ってる
それは良くも悪くも
自分の ....
5万さい 生きたら
木の枝とか、靴紐とかなくなってしまうだろうし
手だって、しわしわで、骨ばってしまうだろうけど
でも、5万さい生きてるということは、偉いこと
あー うまいわ〜
ひなあられ食べながらの甘酒、最高やなぁ
えぇ 今年の お内裏様の発表でーす ドラムロールっ
ジャン!
3年連続で、ましゃ! 福山雅治! いぇぃっ
....
月が球体だって
知らなかったら
どんな世界に
住めただろう
わざわざ
教えてくれなくても
よかったのに
もしも
月は地球の周りを巡っている
だとか
太陽の光を受ける角度 ....
閉じていた重い瞼を少ししかめて外に目をやればまだ夜更けのように空は蒼く
力の入りきらない腕と体に静かな苦痛を感じながら時計の針を追えば普段と変わらぬままで
重い・・・痛い・・・
病み上がりの ....
ぼくが、
ぼくだけが
知らずにいるこころは
どこにありますか
どんなふうに
転がっていますか
ぼくが
たずねることで
だれかを
知らずに傷つけるとしても
汚 ....
あなたを藍して藍して
青に落ちる思いは紅
とろけてゆく私を
どうかどうか
優しくその腕で抱き締めて
心に紫の鉱石が裂く
胸にそっと手を当て願おう
あなたとの日々が
ずっと続きますよ ....
一人でウォークマンを鳴らす。
賑やかな教室から逃げる。ウォークマンを引っ掴んで。
休み時間になると決まって屋上に忍び込み、赤錆びでザラついた柵の
隣に捨てられた小汚いパイプ椅子に座り、ウォークマ ....
望みなんて誰の口からも聞いたことがない
実在しているのかそんなもん
空からの見えない圧力で今日も頭が重い
靴の汚ればかり目がいくね
コーヒーは気が付けば苦くなっていた
甘いと肩 ....
彼女は車を降りて
ドアを静かに閉めた。
結局はささやかで
しあわせな四年間も
こんなもの。
「彼とは別れたから」
玄関を開けるなり
母親にそう告げた。
「何で?どこが、なに ....
このミルクティーがなくなる頃は
終わっているだろう。
全て。
話が途切れたら
それで終わるだろう。
全て
ざわめく街の中
この小さな小さな喫茶店を選んだ意 ....
わからないものに質問しても
たぶん答は得られないので
秋の初めの風のように
いくぶん鋭い金属質の響きで
愚かしくみえる沸騰には
整った和音で対応すること
冷笑じみた混乱には
....
木もビルも同じ様なもの
泥も道路も同じ様なもの
トキも人間も同じ様なもの
特別なものなど在りはしない
それらは必然の繋がりの中に在るのだから
それを断ち切る程の理論は存在しない
....
君を咲かせた
僕は水をやった
ただそれだけ
日曜の朝の風に揺れる
君はとても綺麗に見えた
それは認めよう
ただ品がないね
春が来たっていうのに
無口な君は
黙ったまま枯れていた
....
短歌の中では
私の言葉は少し
窮屈そうだ
緊張しているのか
書き終えた後に
爽快感が無い
満足いかない
温いビールのような
泡のないビールのような
缶の底のビールのような
刺激のな ....
懐かしいあの場所へ
もう帰れないかもしれない
たくさんの夢を見た
懐かしいあの場所へ
もう戻れないかもしれない
夢はいつも
遠い空の向こうで私を手招きする
あの日あなたに出会わな ....
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