創書日和「月」 往還


月に巨大な鏡を置いて望遠鏡で覗いてみた
レンズの視界のなかで望遠鏡を覗きながら手をふるのは
自分がするよりも少し遅れて手をふる
2.56秒前の私
無数の少しずつ ....
じょうずに結えない髪の、かきわけたその奥に、
海が広がっている
黒い底は伸びて、光を吸いこんでいる
あなたがその闇へと、手をのばしては
救おうとする影を
あてずっぽうに踏んで、遊ぶ


 ....
無いようで在るもの
  それは暖かな「風」でしょうか
     それとも冷たい「時」なのでしょうか

在るようで無いもの
  それは尊い「霊}でしょうか
     それとも厳かな「魂」なの ....
なにもない

そんなきがするときがあります

べつにしゃかいのこととか
そういうことをいっているのでは
ありません

そのなんといいますか
せつめいがむずかしいのですが

とにか ....
どっかの誰かが言った言葉だったのに
あなたが言ったらそれは銃声に変わって
貫通してどこかへ行った
残った痛みで頭もどこかへ行った
そんなものでも逃げていかないように
抑えて閉じ込め ....
世の中は発散して
バラバラになるのか
それとも収束して
一つになるのか?

ミロのビーナスは
微笑んでいる。
ピカソのマリーテレーズも
微笑んでいる。

やはり希望を持って
生き ....
 2月29日って
 記念に書いてみる

 4年後のわたしたち
 どうなってるんだろう

 日本は
 世界は
 どう変貌しているのだろう

 そんなこと
 考えながら

  ....
日々はバウムクーヘンを一層ずつ剥がして食べるのに似ている
同心円の中心に近付くにしたがって、綺麗に層を剥がすのが困難になる

土曜日の朝、市営のトレーニングジムに行くとジャンレノそっくり ....
あまいことばがほしい
あいてには
じぶんがきょうみをもっていると
おもわせるために
ぎもんけいに
いつまでもあいてに
きをくばりながら
ちらちらかおをうかがう
しっぱいはすぐに
てい ....
 もう 2月も終わったね
 おまけのついた
 今年の2月

 わたしはあなたの
 おまけだった

 だけど

 自分であるいていくね
 これからは

 だから
 
 さ ....
少年が言う

游げる空があると

夜は星が浮かぶ空だと

そこはボクしか知らないと


この少年は空想癖がある
ずっと心の底で笑っていた




その夜
夢に少年がでた ....
すきな日記形式の文庫本を
くるくるまわる椅子に腰掛けて読むのが
しあわせ

味付け海苔をぱりぱり食べながら

そとでは「美人さん」をやっているので
または「すっとぼけさん」をやっているの ....
{引用=
                 青
                左手で
雨              散り飛んだ
ずっと           滑らかな炭酸水
嘘のまま     ....
風が吹いて
君のスカートがゆれる
音がする
さらさらと

うつむいていてもわかる
もうすぐ春だねと
君が口にすると
なんとなくそこらじゅうの空気が集まって
ふわっと放たれる気がす ....
井戸に落ちた彼は今、切り取られた空を見る
雨なんか降ってたら最悪だった
けど季節はもう春のようで
蝶々だって飛んでそう

鳥がこんなに羨ましいなんてね
井戸に落ちた甲斐ってやつだね
得意 ....
左手に戒めを

右手に誓いを


僕の強さも弱さも
全て 蒼穹へ 還して


空っぽになったら もう一度 最初から


流れる鮮血の咎を

儚く揺ぎ無い誓約を  ....
夢の中に落とし物をした日の朝
猫になっていた
仕方がないので
夫を会社に送り出してから
家事は明日にしようと決め
日向ぼっこをして過ごし
夜になったので眠った
明日はせめて、猿になりたい ....
額の中に収まったものを

コピーしてコピーしてコピーしていつまで

いつまでその幻想にしがみついているのか

せまーーーーーーーーーーーい世界の中で

ぶしつけにうろつく亡者の群れと戯 ....
雪が散り舞う

気の遠くなる場所から

此処まで君らは降りてきた

君らが人間なら

乾杯といきたいところだ


どうやって来たんだ、

重力で来ました、

途中大変だっ ....
この季節は自分の名前が口々に交わされるので
用心しなければならない
迂闊に返事をしないように
ほいほいとついては行かないように
簡単に微笑んでしまわぬように
まんまと
好かれているなどと思 ....
せんせいが
黒板に大きな字で
「心に太陽を持て」と書いた

ぼくは
ポケットに子すずめを
持っていた
ときどきチチッと鳴くので
ポケットに手を入れたままで
柔らかい羽を撫でてやる
 ....
わたくしは 一匹の くじらです。
くじらは 一匹 ニ匹と 数えるのぢゃァないなどと
つまらないことは 云はないでください。

わたくしは とても 小さなくじらです。
ですから 一匹で よいの ....
俺は確実に老化して行く
俺は正確には腐敗して行く
まずは野菜を摂るところから始めよう
次はフルーツなんか摂ってさ

みんな見た目に弱いからさ
あっさり騙されるのさ
上澄みだけ ....
ちょっと
歩くのが
早い

あなたの
後ろを

ぽてぽて
歩くのが


好き


はぐれないか
心配して

たまに
後ろを
気にする

そんな
目線が

 ....
セーターを
頭からかぶって
泳いでいた

はるか彼方の星の
海の底から浮上する
あなたの異星人の声は
不可思議に遠い

その孤独は
宇宙の果てにある
穏やかな好日のようなさようなら

あの誓いもそのようなものであったなら

言葉まで酔いに任せて

逃がしてあげる事ができたでしょうに




梅見の宴にて


  「桜の花 ....
花びらのあいだに海が輝いてる
君の背中がホッとする 軽く抱き締めた 頬をつけて
どこまでも続くように願おう 桜が舞った 真昼のゆるやかなひざし 浴びて
眠くなるのは春のせいかな

セーラー服 ....
すな、空のように口ずさんで
空のむこうにセスナがみえた
夕くれなずむ砂浜の色が
遷移していくさまにみとれて
セスナが制御を失っていくさまを
子どもと手をつないでみていた

神がく ....
すべての熱は
光を発するのです
機縁によって
エネルギーが生まれて

この宇宙の一切は
因果との絡み合いで
あらゆる生命は
愛により誕生します

万物をつかさどる哲理も
愛から生 ....
月、外側にある言葉 照らされて空にある
蒼夜の路地裏で僕は 影を必要としている
月光は誰を求めるか

  太陽、秘めた声
  心灼きながら
  生まれ続ける
  聞いて、聞いて、
   ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
創書日和「月」 往還[group]大村 浩一11*08/3/1 0:03
巡礼の、風景望月 ゆき13*08/2/29 23:59
黒い光と白い影(八)信天翁108/2/29 21:01
どなたかよーかん908/2/29 19:30
「美術館」菊尾008/2/29 19:19
世の行末はペポパンプ5*08/2/29 19:15
2月29日風音2*08/2/29 18:18
テーゼ×アンチテーゼ=バウムクーヘンしろう208/2/29 18:04
片思いの心境夜恋108/2/29 17:40
如月にさよなら風音1*08/2/29 17:29
少年の空赤澤るろる008/2/29 16:36
ユメの世界、しょうゆ味小鳥遊儚108/2/29 16:36
菱型の季節Utakat...508/2/29 16:09
lispゆうと1*08/2/29 15:47
井戸の中で江田孝太108/2/29 15:12
そして またウデラコウ1*08/2/29 14:23
夢の中に落とし物をした日小原あき31*08/2/29 14:21
青春地獄絵図udegeu...008/2/29 13:51
旅の杯吉岡ペペロ1408/2/29 13:06
名前についてのいろいろとわたくし[group]よしおかさく...7*08/2/29 10:03
卒業yo-yo5*08/2/29 7:07
くじら亜樹108/2/29 3:42
Tinker damnmaynar...108/2/29 3:12
あゆみほのか2*08/2/29 3:12
宇宙セーター小川 葉408/2/29 2:36
花酔藤原有絵408/2/29 2:08
風と海岸どらちゃん208/2/29 1:58
セスナmizu K9*08/2/29 1:22
光の生まれるときいまじん008/2/29 1:13
月空の夜光虫たりぽん(大...708/2/29 0:52

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