ひやり
頬にひいやり
まばたきをしたら
お日さまのこぼした泪は
空にひろがって
くりいむ色の野に
しろい花が咲いた
ぽつぽつぽつ
鳥が落ちて
風がめくれあがり
足音がかけて ....
今彼の大きな夢が僕の小さな夢を隠してしまった。
季節はずれの大雪は
なごり雪と呼ぶにはあまりに冷たい
ミディアムボディのワインでは
何一つ暖まらない一人部屋で
一夜が過ぎた
赤縁のめがねと
灰色のマフラーで
私を覆 ....
空を見上げれば
It’s only a blue sky.
ジェットコースター
今日も張り切って
ポップコーンも弾け
夢の世界へ
はりきって行こう
バネガムで悪戯をする
金色の ....
不器用なピエロは
今日も笑っていた
不細工な熊さんは
今日も笑っていた。
造花って何?
ゾウかシカ?
くだらない事しか
言えない。
太陽のない地球なんて
ミソ汁のない朝飯のよ ....
ビジネスじゃ
考えぬいたストーリーに
ファンタジスタからめりゃ
たいてい思いどおりいくのに
愛だ恋だのっていうやつは
言葉ばかりが
未来の言い訳はじめている
....
いつもより少し
上を向いて歩いたらば
いつもなら見えない
遠くの空が見えた
いつもより少し
胸をそらして歩いたらば
いつもは気が付かない
人の笑顔に気が付いた
いつもの道
い ....
また 再び
来光の春に巡り合う
肌を凛々とした 風 行過ぎる
齢 重ね 重ね
梅の香り
淡く 感じ
行過ぎた 年月
仄かに 薫る 白梅
また 春 巡り
鮮やかに ....
あんまり朝の色が
キチキチしているものだから
僕はヒトと争わなくていいものを
競争と勘違いしてしまう
まるで競歩 ふまれないよに
キチキチバッタは要領よく頭上を跨って
朝ごはん食べ ....
探さないで下さい、と
誰かに投げる
SOS
ありふれた
白地に赤の標識を
誰も見上げないように
小さな
黒い雲が
広がる空を犯していく
それが
憎しみだったり
うらやみだったり
街は
とりどりの高さと
色だ
俯瞰するとそこは結局
人という生き物が
ひしめいている蟻塚で
....
「 蜃気楼 」 ねむらない街 俺の心はすでに麻痺
マフィア ....
足元にワインの空ビンが転がる
一滴残らず溢してしまった
一滴残らずひからびてしまった
今となってはただの碧いビン
こうなる前に挫ける努力が必要で
あなたを失ってから気付いた
努力し ....
芳醇な季節
むせ返るほどの花粉の季節
君が汚れてしまった訳なんて他に無いだろ
君は俺たちを抑圧し
庭に繋いでおこうとするヤツを信じられるか?
どうせなら首輪をプレゼントしよう
....
見上げる空
この空の本当の色なんて知らない
・・・こんなに高かったっけ?
・・・いつから手が届かなくなった?
いつから・・・君はイナクナッタ?
昔は自由に飛べたのに・ ....
風が吹いてるのではなく
人が吹いているのだ
居眠りしながら
遠いところまで吹いていくのだ
街に春が訪れたなら
それは誰かの夢のはじまりなのだ
気配を感じながら
やがて知らない街へ夢 ....
1986 その映写機は生まれ
歌詞は書き留めずに吹き流すのがいいと
古い頃を見返すように鳴るアナウンス
今夜の一本はロンドンの人の行き交う地下鉄を
セピア色調にし ....
ゆきよ、つもれ
自分で自分を
追い込んでる
そんな気がした
雪の降った、日
さよならを、待ってるの?
追ってくる、影
掴まれた、腕
黒い感情
....
080306
みんな私が悪いのです
テレビのスイッチはリモコンです
タイマーも付いてます
雨なんか降りません
誰が一緒に行くと言いました
責任は ....
家に入ると
音をたてて雨が
降って来た日
僕は心を失くし
愛情の伴わない
告白をした
東京6時41分
金沢6時51分
大阪6時51分
広島7時2分
那覇7時6分
深夜のタ ....
あの時見た花火のように
一瞬で上って
一瞬で散った
でもその一瞬が
まだ僕の心に焼きついている
微かに残る花の香りと燃えカスを
胸の奥の押し込んで空を見た
終わったという ....
ちょいとちょいと、
他力本願であつかましいが、誰か助けてはもらえませぬか。
(これはデジャヴになる。)
(どうかこないでくれないか。)
(暗くて気味悪く ....
橋がかかる
四年に一度だけ同じ日に
同じ人に会う
きっと同じ思いで川を見てる
同い年なら結婚しよう
私はもう百五十六歳よ
消えていく
橋を渡りながら消えていく
そこ ....
積めない積み木。
合わない玩具。
飛べない小鳥は空を知らない。
咲かない蕾。
割れないくるみ。
私のことを知らないあなた。
ら、ら、ら。
想いはどこまで届くのかしら。
ふ。 ....
七色の恋
虹のように
綺麗でいたい
あなたの前で
形があるようで
触ることの出来ない
そして
何処まで
追いかけても
実体が掴めない
謎の多い
ミステリアスな
そんな存 ....
おかず一品足りないと
不機嫌そうな顔をするあなた
でもね、わたしだって何かと忙しいし
お給料日だってずっと先
あなたに足らないのはおかずじゃなくて
もうちょっとの頑張りなのかな
好きな ....
白い海 浸る 僕
浮遊感 月影 かくれんぼ
夜の海 浮かぶ 君
漂って ほら 溶けてく
捨てたい 感情 ココロ
どれも 全部 混色の涙
広がって 抜けないや
夢の島 朽ち果てる 僕
....
離れていました
ハナタレ小僧の中に
放たれていました
自由を巡る戦い
つまずく刃 出っ歯
身長は斜め45度のまま硬直し
伸びる身体が坂道を表現しました
坂道 そこに開け放たれた窓 銃 ....
有情の悲喜劇を締めくくるためなのか
筋雲が白黒の幔幕を張っている
regretの幻灯を点滅させて
とはいうものの
弥生の落日に映える円球ほど
....
春だ!
春は黄砂だ!
黄砂は中国からの贈り物だ!
目と喉に来る砂漠のロマンだ!
春だ!
春は春一番だ!
吹きすさぶ強風だ!
短いスカートはいて出ろ!
風に浮く奴だ!
春だ!
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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