かわいい猫がいってきた
どんくらい好き、
どんくらい好きでいて欲しい、
わがままいうよ、
具体的にならいってみ、
いくつくらい、
最低30、最高100、
....
いいやつらにかこまれて
なんで俺は幸せなじゃないんだろう
幸せであろうとしないんだろう
わがままでも 身勝手でも
明日よ
しあわせであれ
さっきから手がべたべたしている。
苺ジャムみたい あなたが触れると べたべた。べたべた。
どんなに遠く離れても べたべた。べたべた。
この触れた右手が覚えてる あなたのいる場所。
右手 ....
夜を抜け出して
港は
沈んでいる
深い群青の空を支える影は
暗く黒く
タールを越えて
走る
錘など最初から必要なかった
この手を、離せば。
それでよかった
忘れるわけじゃな ....
夢の中で私は
白いユニットバスのような空間に
ひとり立ち
蛇口を捻っていた
欲望という液体が流れ出す
色は無いが
キラキラとした輝く光を発しもすれば
ギラギラとした怪しい光を感じるよ ....
瞼に
羽毛が触れ
小説がひらいては
落丁を
集める
白く、集める
からすもきえてしまう
昼
窓を
ひらくように
さようならを
後にするなら
部屋の中には
もう誰もいは ....
瞳の岸辺に
釣り人がやってくる
かなしみの主を釣るために
まつ毛が雨に濡れている
湖水が溢れて川になる
大地の鼓動が震えている
釣り人は帰っていく
明日もまた来るだろう
かなし ....
沈黙をファイルしつづけた理性は
つぶらな意識をふとまたたかせ
早春の空にくりひろげられる
光のハープを聴いている
もうそろそろいいんじゃない?
2880円でしたよ。ちょろちょろとぐるぐるしているんですから、まったくもって黒がもったいないです。左手を捨てたいと、思うのは、多 ....
マニュキュア塗った手を
ひらひら乾かして
さあ
次に
何をしよう
顔のパック
髪の手入れ
すべて整って
ただ
決まってないのは
今日着ていく服だけ
デートまで ....
美味しそうな楽しみがあったので
夫と半分こして食べた
牛乳パンのようにほんのり甘く
甘いものが大好物の夫は
半分になった楽しみを
美味しそうに食べている
その頬が幸せを含んで
ぷくり、と ....
蝉が泣く燦然とした天気
汗は頬を伝って
ゆらゆら僕から流れ堕ちてく
飛行機雲は無数の線を描いてて
僕の五線譜みたいだ
奏でる音はないけれど
唄う事なら出来るよ
どうにかしたくて
冷たい風に身 ....
ねぇ、死んじゃったら
なにも見れなくなるんだよね?
なにも伝えられなくなっちゃうんだよね?
そこには、なにもなくなっちゃうの?
なにも残らないの?
天国にいくの? ....
昨日投稿した詩は
あんまり評判がよくなくて
そのせいかな
なんか今日はなにもしたくないや
求人雑誌をぺらぺらめくって
めぼしいところに印はつけたものの
なんだか気がすすまなくてさ
....
春になると
知らない街の匂いがする
それと
なつかしい匂いもする
人の心にはなれない
だからたくさんの
心をつくってゆくのだ
きのうは啓蟄だった
お ....
こんなこと言うと、君は淋しそうにするんだけど。
1番心地良い、場所は君の居るとこなんだよ。
今ね、電車の中で小さな子供が、母親の手を必死に握りしめながら、顔を確認して、気持ち良さそうに眠っ ....
笑いながら生きていたいんだよって
泣いた君に触れて
泣きながら僕はふと告げる
暖かい毛布にくるまれた朝、差し込んだ光
何も変わらんなぁ
僕の代わりは誰かいるのかなぁ
もっと仕事の出来る ....
なーんも見なきゃいいんだよな
全部見きるなんてムリだから頑張ってた勉強も辞めてみよう
私が好きなこと全てにおいて一番カッコいいやつを作ればいいんだ
私が一番カッコいいと思っ ....
ぼくの隣
静かなきみのポケットに
たぶん幼い
春が来ている
手を入れれば
指先に形のない手触り
必要な幸福は
それで足りる
春になったら
そう言い続けて
ぼくらは今
何を ....
警告するように
何度も何度も
繰り返していた
触れば広がる波紋が
君の顔を歪ませたんだ
想いは届かないね
けして開かない扉
頑なな僕の心
孤独な君の涙
零 ....
おぼろな 三月
見晴らしのいい 場所で
遠く 帝都を仰ぎ見たくなる
両腕を広げると
風に 翼
東京タワーまで
フワリ フワリ 飛んで行けそうだ
春 霞
飛行の航跡に
....
相変わらずわたしは荷物が多い
どこかからどこかへ、なにか必要なものを、過去になった場所から現在生きている場所へと運んでいる
大変に邪魔な荷物と夕暮れすぎの中央線。
昔々にオーダー ....
型破りの性格も
意外ともろい
パイのようで
十円玉は丸じゃなく
横からみたら
長方形だって
国語の先生
言ってたっけ
大きな体の
おっちゃ ....
電車の好きな少年だった
窓のそとを
いつも景色を走らせていた
乗客はいなかった
やがて彼は
景色のなかを走った
走りつづけた
いくつかの景色をつなぐと
電車にな ....
5階、風通しの良い2LDK
ベランダ、部屋より広い
目一杯、布団干す
風、まだ寒い
窓、開け放ち
掃除機、舞う埃
御膳、気合いを入れて作らねば
午後、何よりも ....
深夜のファミレス
ドリンクバーで耐える
眠気覚ましのカフェオレ
机上に散らかる
ミルクと砂糖
ノートと空論
誰かが笑ってくれればいいな
不特定多数の笑顔の為に
誰かが笑って ....
悲しい、だとか
辛いだとか そんなこと想ったって
いくら願ったって 帰ってこないものは 帰ってこないのだと
気付いたのが遅すぎて
どうせなら
こんなに泣きはらす前に気付かせて
....
一寸という距離を、一寸という距離に任せれば。
一寸という定められた袋小路を徘徊するだろう。
いびつに整えた瞳たちは等しく観止められるだろう。
一寸という距離を、頭陀袋に放り込んでゆけば。
....
女が白い喉首をそらして
紅茶を空ける
カップは長くいつまでも口唇とふれている
瞼は閉じられて
なかなか開かれそうにない
テーブル、
無防備な左手の指の間をくぐり抜けて遊ぶ風 ....
別れるたびに思う
また幸せにできなかった
それどころか
離れることで気楽になるほど追い詰めた
そのたびに 寂しい人生だと思うんだ
意味もなく「頑張んなきゃ」とつぶやい ....
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