水を
汲んだのは
これで何回目だ
何回も
何回も
水を汲んでいるのに
しばらくしたら
完全になくなってるんだ

おかしいなぁ
何でだろうと
ふと思って
バケツを見ていたら
穴 ....
ホリデイ
青空にはためく白い洗濯物
私は音の出ない口笛を吹きながら
遠くに走る車のきらめきを見ていた
いつか見た潮騒のようだとふと思う
あなたはまだ帰って来ない
風が気持ちいいわ 春のよう ....
森の上の夜の光に
曇は高く灼けている
目を閉じても
しんと熱い


ざくりとした光のはしばし
手を振るように変わりはじめ
やがて花になり鉄になり
光と光以外をくりかえす

 ....
私はベルトコンベアーに乗っていた

高い天井が見える
顔を持ち上げ
ベルトコンベアーの動く先を見ると
何台もの大きな機械が一列に並んでいる

私はなす術も無く
巨大な芋虫に飲み込まれて ....
自分の未来というものを考えてみよう。
それはとても面白い事だと思う。

これから出会うであろう苦難の道や喜びを想像すれば楽しいだろう。
しかし、忘れてはならない事がある。

その先に待つも ....
戦争がなくなっても子供たちの心は平和ではない
青年たちの心も
大人たちの心も平和ではない
人間関係に悩み
自信の無さに悩み
何も
変えることのできない日常に悩む

わかりやすい悪は戦争 ....
喜ぶのなら 何かを分け合い

生まれてきた意味を信じ

笑うならば 手と手を結ぶ

人は誰も淋しい旅人だから

想うならば 遥かなる道を

永く果てしない夢を

感じるなら空と ....
たましいって

魂って書くじゃない

云に鬼って書くじゃない

でも

たましいって

麦に心って書いたらどうだろう

麦心って
きょうは、いい天気だったんかあ、


おまえ、うかんどった、

空にずっと、

おまえ、うかんどった、


あたし、空なんかに登場してへん、
並木道は遠い空に凝立し
刻刻と外縁する静寂の列柱

冬枯れの枝に蕾のきざし
風光るまなざし
光繁る青葉
うつむいて秋晴れ
めぐるのは時ではない

螺旋する火の罪が現象する深い森の霧へ ....
一万年と二千年前からは愛していないけれど
「真夜中のカーボーイ」になって
マッハ10で君をルパンしにいけたら
大変なものを奪いに行けたら
海老で釣った鯛で
気を引く必要もないのかも知れない
 ....
いちいち感情を出されると疲れる。
と、誰かが言った。

それでもいいじゃないか。
感情が人をその人たらしめる唯一。

疲れる要素がやっぱりあとから楽しいのじゃないのか。

いったい、何 ....
さて 困った
まぶたとケンカをしちまった
ヤツめ スネて開かなくなった

もう知らないっ
吐き捨てて それっきり
ウンともスンとも言わなくなった

さて 困った
もうすぐ朝になっちま ....
闇に紛れてゆらり現れ。
夜だけ這い出る砂浜に見えぬ風紋。
太い蛇身にアンバランスな白い細首、
音も立てずに進む。

誰が姿を見たというか。
その身を見れば命はないというに。
赤いであろう ....
おもいだあせ
ねむれなくてションベンちびったチビ助の頃を
古く腐った廊下の置く置く キッで出来た扉の置くの置く
開いた口塞がらないよ 小さな硝子の窓を開ければ 隣の土の壁 垂直に絶叫する
便器 ....
古本屋に僕が売られていく
僕は父さんの続編だった
父さんは名作で
何度も増刷されたけれど
今では内容が古くなってしまった
何刷目かの父さんと同じ
古本屋の書棚に僕は収められる
初版の時よ ....
おだやかに今日も晴れて
廊下を しん と
わたしたちの影がのびていきます

手首を引かれて あなたは
すこし
つまさきで歩いていました
わたしはあなたよりもずいぶん せいが高いから
お ....
集められる限りの写真を集めて、アルバムにすればいい
一人部屋でページをめくり
かつてあった日々の思い出を愛せ
それらの日々をノートに刻み込め
言葉にできないことはみんな行間に遊ばせたまま
言 ....
ねえ 聞いてよ

とても素敵な 夢を見たの

上手くは まだ言えない けれど

あの ただひたすら続く 心地よい 感触


ああ ね あたしは 一人の 人間で

それでも 良く  ....
窓を 開けて

雨雲が 遅れた子供の 手を引いて

流れて 行くよ

短い 指で 数えた 夢は

濡らされて 確かな物など なくなった

 外は 声枯らしの 風が 吹いている
 ....
虹には色がないことを
魚は知っていた
魚眼に映る半円の
越えてはならない橋を越え
爆撃機がやって来た
虹には色がないことを
知ることもなく人は
魚と一緒に死んでいった
人の形だけが ....
おばあちゃんは83回目の誕生日だった

小さくて肩がしぼんでみえた

年の数だけ抱きしめたなら

笑って消え去りそうだった

琥珀みたいにさらさらと




83分の ....
ここは辺境の地、風の吹かない場所

雲の入り込めない場所、
世の裏側
照り続ける光
動かぬ陰

時の入り込めない場所、
ようこそ
凪ぐ事の無い海
遥かの嵐

振り向いたら色の抜 ....
狂った軌道は
二度と戻ることなく
ぼくらは
あなたの
ねじ曲げられた左手に
泪する
カサブランカの放尿を尻目に、水天宮前を絡め取ったアサリが一升
星は海に沈み、ネジ式のカタツムリの交尾
ロートレックを積分した毛の生えた臓物が腐っていく
街宣カーに轢かれたトンボの眼鏡はひからびた ....
薄くゆるやかな隙間から
見え隠れする姿

ひそかに映る白い笑みは
今何を語ろうと

かたくなな心そのまま
やわらかな羽衣に包み
両手から
そっと空へと放つ
わずかにそよぐ風と
ま ....
赤い血色した
私の厚い唇には
何が這うの

浮き世は夢だと
言い聞かせながらも
甘い毒に浸る私は
滑稽


あの子が叶わぬ恋だと言われれば
別のあの子が振り向いた
あの人に心を ....
梅のにおいだ



がらんとした空洞のせかいに
手をひたす
わたしがさわれて
感じられるものを
おもいきり吸い込むために


あざといまなざしに 
淋しくかかげた
いたみの芽 ....
何もかも投げ出したくなる衝動を

バネにして

走り続ける 努力 をしてきたけど

そろそろ 息切れ


助けてほしい と

願っている間は

どこまで行ったって ....
赤い血なんかたぶんうそだろう
ぼくはそれを見たことがない、ぼくはそれを
それを見たことがなくて
頭を掻きながらぶつくさ言ってばかりいる
赤い血なんかたぶんうそなんだ
信じられ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
どうもおかしいなぁ妖刀紅桜3*08/3/12 14:05
ホリデイ石瀬琳々16*08/3/12 13:40
降り来る言葉 XXXVI[group]木立 悟508/3/12 12:37
エコ人間ここ3*08/3/12 12:36
未来DoGear008/3/12 11:58
願うよしおかさく...3*08/3/12 11:18
星達の声を聴きながらchoco3...208/3/12 11:03
麦心吉岡ペペロ208/3/12 9:46
空にずっと508/3/12 9:40
四季の、けものこしごえ4*08/3/12 9:35
me, chain her, chain虹村 凌3*08/3/12 9:06
楽しいこと、楽なこと。もち子008/3/12 6:46
見えなくなった目早帆5*08/3/12 4:51
濡女佐々宝砂408/3/12 4:15
天神鬼悪霊狂狩心1*08/3/12 3:35
古本屋小川 葉408/3/12 2:48
薄晴れる二月に[group]縞田みやぎ6*08/3/12 0:58
love todayrabbit...17*08/3/12 0:54
無題17ねろ308/3/12 0:13
無題16308/3/12 0:10
空襲小川 葉108/3/11 23:55
83ばあちゃんあすくれかお...5*08/3/11 23:14
路守 緒世留108/3/11 22:54
狂った軌道草野大悟408/3/11 22:50
竜巻こそが甘い夢なのですしめじ108/3/11 22:46
一片の羽衣こゆり3*08/3/11 22:42
血が厭らしく哂っている蝶澤008/3/11 22:16
わたしは春にうまれたアオゾラ誤爆12*08/3/11 22:06
巣 立 ち李伍 翔1*08/3/11 21:49
赤い血なんてみんなうそといううたがあったらどんな顔をしてみん ...ホロウ・シカ...1+*08/3/11 21:48

Home 戻る 最新へ 次へ
4270 4271 4272 4273 4274 4275 4276 4277 4278 4279 4280 4281 4282 4283 4284 4285 4286 4287 4288 4289 4290 4291 4292 4293 4294 4295 4296 4297 4298 4299 4300 4301 4302 4303 4304 4305 4306 4307 4308 4309 4310 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.81sec.