ドロップの缶をゆすると
世界がひっくり返るような音がして
ハッカ味が転がりでてきた
たいていこんな感じで
詩を書いている

これしかできないと思いながら
これすらできないと泣いて
 ....
ころしてみせろよぼくのこと!
なんて
エイプリルフールでもない日にかぎってうそをおもいつくんだ。
ぼくのあたまはいかれてるよ。
キルミー、キルユー!
そんなうたがきこえてきそうだ。
こ ....
その手を
きゅっとにぎってみたり

ちょっとだけ
きゅんとして泣いちゃったり

ちくちくするから
ちょっと傷つけてみたり

君を怒らせたいんじゃないんだよ?

本当は
こう言い ....
こころを

やすませること

こころを

りかいすることが

できるのは

じぶんだから

じぶんのおもうように

やってみる

それだけで

いいちりょうができる ....
 

 一線を引き続ける僕らの鉛筆が迚も長いことを全部夕景のせいにして、要らない考えを消去しなければ。こんな小さな東京でどうして君には遭えないんだろう?僕は馬鹿に冷静で、狂うことすら覚束ず、右手の ....
 壁
 のひび割れを
 空がうつろっていく
 に
 なりたい
 あるいは気付いてほしい
 私の複眼で
 午前二時に佇む九段の鳥居は灯りを探し
 一千里先で蛇が
 黒光りをもって抜け殻 ....
病的な匂いの卵白は

百合の雄しべの腐った蜜

盲目の犬を追い駆けて

ママとはぐれてしまったら

アルペジオの森の迷子

隙間の子供達が影造りをしてる

お腹が空いたら宝石菓 ....
星の軌道に名前をつけた。

どうせならと、綺麗に並べた。

きのう、きょう、あした。

まぁそんな感じに。



確かにあるのは、いまこのとき。

そうやって、刹那的、享楽的、 ....
ぬるめの春が小田急線に乗って列島を劈く
彼女は大手企業で既に泣きを見ているようだ
引っ越したばかりの十四階の窓から
見える桜は咲いているかのように笑う
そして僕は山積みにされたかき氷に
白い ....
ぼふ と
心臓と咽喉と腹とを天井に向ける
今 ナイフが落ちてきたら
まァ 痛いだろうな

きっと 流れる血は血ではなく
どろりとした タァルのようなものだろう
きっと つんと厳しい鉄の匂 ....
君の、記憶の色をたどり始める


少し暖かくなってきたね、と
それでもふたり半分ずつ
かさなりあって歩いた

はや足のきみに
半歩だけ遅れる、わたし

つないだ手と手


暖 ....
ひどく病んでいろづいた花は
あたしをただ焦がします

鮮 烈 、

ほんとうはいらなかった
べつにどうでもよかった





曖昧なものは
曖昧であるうちは永遠です
曖昧 ....
速度が燃えている
千切られた紙が空中に乗り
方位を失っているのだ
気紛れで開けた窓から、風
陽光だけが揺られず、ベランダに線を引っ掻く
じわりじわりと来た
それが春だった

爪先ひとつ ....
なんかみんなじゃれあってるみたいに見えて
いいことだなって思っちゃった
気がついたら
怪我してた
みたいだけど

何回聞いても
君の苗字は忘れちゃうよ
なんかだからもう聞かなくていいや ....
眠りから覚めた繰り返される生き物のなだらかな営みの音を聞く

流される眼差しの辿り着くその先にぽつりぽつりと滴る雨だれが
森の入口から順番に整列する椎や楢 栗 椚に少しずつ吸収される
 ....
夫の着ていたワイシャツの
袖口や襟元の生地が擦れてしまい

これで会社に行ってはいけないと
わたしが云い
名残惜しそうに夫はそれを差し出した

紺地に白チェックのワイシャツは
今日から ....
 


(ここはゆめあと、



          ぼくはいまどこ?





      きみはこそあど、



                       そ ....
その涙
その歯ぎしり
その震え
向かうはいずこ

こいつを逮捕しろ

箱の中に移るひとかげ
お偉い人が指さすものの
指の一本で
そこは黒に
僕はキミのことをいつだって守るよ
キミになにかあったらいけないから
僕は体を張って
キミを包み込んで守りきるよ
だから
僕を信じてほしい
キミとずっと一緒にいたいんだ





 ....
テレビを見ながら

リモコンをカチャカチャやってたら

消音を押してしまった

それでなんとはなく

映像と文字だけを見つめていた

テレビから

映像や文字がなくなれば

 ....
  そこはいつも夜で 小鳥が深い森にさえずっている。
  聞こえるかい?ねむる森の奥で
  のびやかにさえずっている声が。
  …ここはそこなんだ。ぼくらは飛んだんだ。


  月の照 ....
空たどる枝に
三つの時間が実る
土になれない枯葉が
芽を見つめる


まばたきのたびに 曇は増える
午後を横切るかけら におい
どこまでが空か 応えは返らず
ただ風が ....
おじいさんが かぶの たねを まきました。
ていねいに せわを したので、
かぶは みるみる おおきくなって
おおきな おおきな かぶが できました。

おじいさんは ひとりで かぶを ひっ ....
きみは彼を
愛している、きみは彼を愛して
いる、
きみは彼を愛している、非
相似に

ただひとつの時間が
あるために、
それは
愛している、彼はきみを
巻き込んでいる

 ....
{画像=080401235450.jpg}
アセチレンの光が
ちろちろ
ちろちろと 
影をゆらす
ちろちろ
ちろちろと 
ゆれる 
灯の上に 
吊り下げられた 
白いお面
狐の面 ....
弾けもしないのに
ギターを手に入れたのは
歌いたかったわけじゃない
きりりと張られた弦を
掻き切りたかっただけ

切る、
鋭く傷つくだろう
僕たちは

   その境界はほんとうです ....
はかいされたまちが
きおくをとめて
しにたえる

あのかぜは
どこへいくの
きいてもだれもこたえない
どこでもないところに
さっていくから

きこえてくる
はるのあしおと
はき ....
空に 浮かぶ

心臓の ひとつひとつ は燃焼して

その光の 落穂 から 聞こえる リズム

確かに 囁き 唄う 

あたしは  あの声を 聞いていた

一 ....
 



 

 人間の心臓には

 部屋がいくつあるのだろう

 あたしは今日も 生まれたんだ

 小さな部屋の中に

 身体の中で
 
 赤く

 動いて

 ....
遠雷の様な耳鳴りを含ませた渦巻き管があらゆる配列を狂わせる
小鳥の死体がうずたかく積もった廃墟ホテルの階段の見てしまう美
壊れたものはなんだった、コードの切れた黒電話の受話器を耳に当てたら ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ドロップnaru708/4/2 21:06
ロックンロールにくちづけを!ゆうと1*08/4/2 20:56
退行心ゆきのかけら...1*08/4/2 20:55
こころびょういん2*08/4/2 20:49
ポワソン・ダブリル殺人事件雨を乞う4*08/4/2 20:15
 跳躍鈴木308/4/2 19:25
過呼吸ワルツかるび108/4/2 19:01
惑星の軌道計算にまつわるひとつの考察。那人2*08/4/2 18:51
スプリング・ロール[group]ピッピ108/4/2 18:01
休日の昼雨徒 鞭108/4/2 17:14
桜、道しるべこゆり9*08/4/2 16:29
鮮烈因子6*08/4/2 16:19
潮騒れつら7*08/4/2 13:36
チアーヌ108/4/2 13:23
あーかいぶ川口 掌5*08/4/2 11:10
ワイシャツよしおかさく...13*08/4/2 10:44
路傍の恋。哀詩008/4/2 10:40
狭く 細く 尖りFUBAR7*08/4/2 4:48
大切なキミへ桜 葉一108/4/2 3:33
本質吉岡ペペロ308/4/2 2:15
_渡邉建志308/4/2 1:54
ひとつ ざわめき木立 悟408/4/2 1:19
おおきな かぶ(のようなもの)大覚アキラ2*08/4/2 0:44
_こもん508/4/2 0:10
夜桜屋台[group]beebee1008/4/1 23:54
国境たりぽん(大...708/4/1 23:34
かぜのきおく小川 葉408/4/1 23:25
無題21ねろ308/4/1 23:24
無題20108/4/1 23:22
二度と羽ばたけない羽なら捨てることもまた飛ぶことだホロウ・シカ...3*08/4/1 23:18

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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