井戸水を拾って
足音をしのばせて
どうか誰にも
誰にも気づかれませんように 想いを、想いを、想いを
つるべを握って しのばせて
雨よ、雨 降るのは花 ....
あなたの
エアコンを修理する電器屋さんは
あなたの恋人になるでしょう
ほんとうは
電器屋さんでもないのにその人は
あなたのエアコンを修理するでしょう
あなたのエアコンを
修理でき ....
どうろのまんなか
ぼくひとり
あかしんごうを
わたってる
こわくないよ
こわくないよ
こわくないよ
だれも
だれもいないから
ネオン
ネオンはぼくをよわす
ネオン
....
ウォッカ、テキーラ、スピリッツ、宙をひ
と呑み五臓六腑にスペースシップ。酔いが回
れば漕ぎ出して、あてもないのに宇宙探索。
隣の星雲きれいだけれど、今夜のお宿に ....
俺のクラスには 姫がいる
―{ルビ小鳥姫=コトリヒメ}―
小鳥姫は 俺の恋人であり みんなのアイドルだ
白鳥と インコと 燕
それらの良い所だけを 寄せ集めた彼 ....
窓から降りそそぐ光に
神の手をまねて
祈りを添える
風が始まりのように吹いてくる
命の悲鳴を聞くまえに
私たちは
ドアを開けて
地平線へと向かうのだ。
サヨナラバード
冬の月をのりこえて
きみは、きみの場所へ帰る
たくさんたくさん手を振った
またねと云うのが本当はさみしかった
たぶんぼくは忘れるだろう
毎日の雑多におわれて
そして空 ....
暖かくなる少し前のこと
この地方では年に一度あるかないかの雪が
めずらしく降り積もった ここ2、3年で
街の概観が真っ白な大体の景色になることはなかった
家々の夜は、魔法使いの逆鱗に触 ....
骸骨の運転する車を隣町へ走らせて
無人の街へ降り立ち、ひとり遊びに疲れると
電車に乗って帰って来、立ち食いソバなんかで済ます
その隣町もそのまた隣町も区別がつかない程
同じ様子で無 ....
名前も知らない君に宛てて
手紙を書いてみた
むしりとられた花の発狂
野イチゴの赤の絶叫
青い空の下で散歩しよう
手をつないだら
君の手は汗ばんでいて
遠く聞こえる汽笛の音に
錆 ....
月が好きなふたりだった
いくつもの月がふたりを照らした
あのころの轍に
いさぎよくSAYONARAしよう
春なのに月は
霞みが微塵もなかった
真昼のしろさだった ....
オリオンのまばたきが
霞んで見える
蒼い夜の隙間から
一通の手紙が粉雪のように
宛先が書かれていない
差出人の名も書かれていない
薄い肌色の封筒
糊づけもされていないので ....
キレイな唄が流れると、
小鳥の鳴き声が聞こえてくる。
この前、「羽があったら、君の元へ飛んで行きたい」と誰かが行っていた。
この前、ちょこちょこと走る鳥を見た。
人は翼が欲しいと云 ....
いくつもの読点で、あなたを区切って
体内へと運ぶ
元のカタチを、思いだすこともできないくらいに
細切れに、咀嚼していく
小指の爪から、過日の砂が落ちて
潮の匂いがした
....
{ルビ鉄=くろがね}の手が赤くさび
冷酷をはなす湾岸道路
半円をなす耳が赤く、そまる
天涯をみちる
行方不明の響きは 無音をくだす
奇跡の軌道
おさけをくださいな
のどを焼く流れ ....
自分を1つの固体だと考えた時
自分の存在がわからなくなった
自分の中でもう一人の自分を作った時
自分とは一体何なのだろうと思う
もう一人の自分が自分として行動をし ....
春の光を浴び
菜の花が咲き
正しい言葉を語り
正しい努力をする
メロディーは心を癒す。
楽観主義は夢を叶える
攻撃の人生
笑顔の人生
世の中が楽しい
世の中は美しい
助け合 ....
その呼吸すら純潔、
されど言ふあなたは
まごうことなく悪辣。
(恋をしていると
楽しいけれど
恋をしている人間は
....
コピー機の隣に
幼なじみが立っていた
靴を片方なくしてしまったと
挿絵のように
静かに泣いていた
右手を左手首のあたりに添えるしぐさは
昔と同じ感じだった
野で摘んできた白い花を ....
{画像=080322120856.jpg}
耕ちゃんは泣いた。
泣いて 泣いて
耕ちゃんは
ウサギになった。
耕ちゃんが眠った
原っぱの上に
丸い大きなお月さま。
耕ちゃんはウサギにな ....
知っていました、
漠然と、
そんな気がしていました、
ずっと前から、
だって、
そう願ったのは私なのだから。
神様 ありがとう、
僕がもう隣に居られなくても、
君が ....
「ただの人」に成り下がった 自分には
あの日放った金色の光は もはやなく
鈍色の影を身に纏っている
わたしは「ただの人」ではなかった
そう、何度も、何度も、何度も、何度も、
床に ....
やわらかいサクラ木のチップを踏みしめるとつんとして春
子犬の茶色い足首が白くかすむ雲の春
おとーさんは今日も仕事です
わたしはキレイを集めて花束にします
オツカレサマ
....
霧立ちこめる
蒼白い朝もやの中
ぼんやり浮かび上がる
朱色の門
奇跡的に護られたという
幾年もの時代
立ち続け
幾人もの人々を
見送った
陽はゆるやかに昇り
山々を包み込む ....
一。
この街ではつめたくて、誰もが当然のような顔をして、歩いて、いる。ぼくらは他人のふりをするのが得意だから、みんなすぐに誰かに成り切って、誰にも知られない ....
プリキュアが好きな君は
まだ小さな体にも関わらず
まるで男の子みたいに活発で
倍くらいある身長の僕に飛び掛ってくるし
ときどき乱暴な言葉も使うね
だけどね僕は
そんな君の可愛いところも知っ ....
あなたがいるから競り勝てる
自分が今正しいのか間違っているのか
あなたの姿勢が思い出させてくれる
少し前を向けばいつでも道は開いているから
あなたが見守っていてくれるから頑張れ ....
いったい世界の夜の
何パーセントの夜が
煮え切らない胸を抱えて
夜道を歩くのだろうか
飲み足りない頭と
伝えきれない言葉を抱えて
何パーセントの人が
飲酒運転を避けた
帰路を歩 ....
そこに穴がある限り 空は飛ぶ 有名なJumperを退けて
空は飛ぶ 有名なJumperを退けて 空は溶ける
有名なJumperを退けて 空は溶ける ....
夏がくる
空は高く広がり
雲の白さは辺りの色彩と
反比例し濃く
清々しい風のような恋が
夏に終わるとは
ただ何も考えずに
暑さを過ごし
いつもどおりの
夏が
意 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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