{引用=
天体観測者に告ぐ
赤道儀を解放せよ


赤道儀を空の中心に合わせると
僕は地軸を手に入れる
グリニッジでも
マウケアナでも
野辺山でも
誰かがそうやって
手に入れる
 ....
なりたい
なりたい
小学校の卒業文集
車掌さんになりたかった

なりたい
なりたい
中学生の頃のタイムカプセル
音楽家になりたかった

なりたい
なりたい
高校の進路相談
高 ....
世界が
よくない方角に
倒れこもうとしている様は

ちょうど
伐採される老木の
ゆっくりと
森に倒れる姿にも似て

何もかもがスローな速度で
笑い声も
ブランコも
つないだ手と ....
柔らかい雨が降っていた
右手を空にかざして
雲の向こう側から届くだろう
君の言葉を待っていた

冷たすぎることもなく
温かいはずなんてない
冷静に考えてみれば
いつもと同じ雨だけど
 ....

泣きたくなるのは
哀しいからでは
ありません

部屋に
サカナがいるからです
窒息すまいと
パクパクと口を開け
泳ぐサカナが
いるからです
水を求める
青いサカナが
水を ....
光の天使が突然僕の前に現れたところから
僕らの小さな物語は始まる。

そのころ
小説を読みまくっていた僕は
学校や、同級生や、先生や、その他の
世の中の大多数の大人達に辟易し、半ば馬鹿にし ....
ねえどうしてこんなに胸が苦しいの
ぼくたちを巻き込んでは、はなして
くりかえされるのは、夕立

あやまちをおかしたのは
いつだったか、もう
おぼえていないのです

きみが好きで
 ....
あなたの童話的世界

森があってお城があって
わたしがいてあなたがいて
自然とこぼれる微笑み


わたしの童話的世界

壁の目がひらき地面の口がひらき
のみ込まれてゆくうつくしいも ....
びんぼう びんぼう
いつだって
びんぼう どれだけ
金があっても 恋をしても
びんぼう 埋まらない
びんぼうな ココロ
どれだけ 歩いても
どんなに 泣いても

ビンボウ ヒマなし
 ....
どこかのひるがえりに花が咲きますと
はじめの足跡が海からバサって上がってきます

空にはたくさんの巨人が腕をのばして飛んでいる
巨人のTシャツには
春風とか桜とか
或いは一番とか神風とかプ ....
すくい上げる青色は美しく
胸の奥まで入り込み

すくい上げた青色は
先の見えない「透明」だった

悲しくて悲しくて
指の隙間から
寂しく寂しく
こぼれていった
世の中に

たくさんのスナックがあるのには

理由があるんです

おんなじ店で

なんども哀しみ見せられないでしょう

今夜も女は男に狙われ

身体を手で○○てゆくようです
 ....
いつのまにか気がつくと
おなじ出口にいきついてしまう
人生ゲームのルーレットも
カラカラとおなじ音をたてるだけ


でもわかった
きょうわかった
ほんとうは迷路なんかじゃないってことを ....
 頭を撫でられながら読んでいた物語のこと。
 宇宙船の中では電気の力で四季が生まれるという。
 ならば、どうするの? と問いかける。父の膝。温い。

 真っ暗闇では、ヒトの体は胸から眩い光 ....
あなたの横顔
あなたの香り
私を惑わす低い声

不器用な指先
じらすような返事

抱き締められたときの暖かさ
私を見つめる視線

自分を見失うほどに私はあなたの虜だった


 ....
あなたはいま、幸せですか?

君の単純な問いかけに
イエスともノーとも言えなかった僕は
不断桜の幹に身体をあずけ
枝先の小さな葉を気にしていた

こいつも光合成してるんだなあ
陽ざ ....
桜を見て綺麗 と言う君
そんな君を見て
僕は何を思うか知ってる?
桜より君の方が何倍何百倍も綺麗だよ

なんて言うつもりはないから安心して

ごめん桜の方が綺麗だ


だから

 ....
***


そらをおよいでは
不確かなものをさがして

真白なひかりをのこしました


きみはもう
ちいさなちきゅうでした


***
水晶のグラスを
シャンパンの泡
昇っていく
ナミダ浮かぶ夜

甘い地平線
求める冷たい雫
使えるようになったんだ
おとぎばなしの魔法

 ディズニーランドのパレード
 ラッキ ....
枯れた稲穂は 円錐状に伸び
一隻の 小船を 介護している
おれは 乗り込んでしまったが
遠くには 泣きそぼった雨がふる

まるで 彼らの 光景は ミューズのようだ
後頭部が やけに 鬱めい ....
枯れた稲穂は 円錐状に伸び
一隻の 小船を 介護している
おれは 乗り込んでしまったが
遠くには 泣きそぼった雨がふる

まるで 彼らの 光景は ミューズのようだ
後頭部が やけに 鬱めい ....
きみのつくってくれた

カレーうどんが

得意料理になっています

息子ふたりの

大好きな食べものになっています


公園のさくらは満開で

雲のなかにいるようでした

 ....
{引用=何十年か一度
季節が歪むと
東西の桜前線が逆転し
北から桜が咲きます

これを
紫桜前線と呼ぶのです}


{ルビ『紫桜前線』=しざくらぜんせん}

そんな記述を
小学 ....
桜が水の上に散ってゆく
不思議にあかるいその流れのように
生きられればいい。
からっきしだ
からっきし
あら、からっきしだぃ

もつれた足がタコにでもなっちまえばいいのに
なりきれずに二本のままだ

吸い込みきれない排気ガスに侵されることはないだろうに
何を鉢巻 ....
あの人の
邪魔にならぬよう

あの人に見つからないように姿を隠し
息をひそめ
ただじっと
あの人を感じ
眺めてみる

邪魔をしたくないから

私という存在で
あの人をかき乱した ....
女とセックスしたあと

街道をぶっ飛ばす

なぜなんだろう

月だけが騒がしいのは


低いビルのすき間から

はんぶんの月が見え隠れしている

虚無ってこんな感じか

 ....
打ち寄せる波が
群青色の夜に輝く頃
誰かが届けた二枚貝


時を刻み

異国の景色を

映し出す
陽炎のなかでゆらぐ
私を呼ぶ声がする
ふりむくと
呼んでいる私がいる

陽が奈落へ落ち
街が色彩をなくしてゆく
すべてが風のながれのなかに消えようとする
きっと思い出されることのない風 ....
ねぇ今どれくらい悲しい?

時が去って
過ぎ去って
失くなって
うずくまって





ねぇ今どんな風におもう?

甲斐なくて
隙間なくて ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
天体観測者に告ぐ[group]たりぽん(大...6*08/3/30 23:04
なりたいもの、いっぱいHonest...4*08/3/30 22:48
終の森uminek...5*08/3/30 22:39
柔らかい雨松本 卓也408/3/30 22:37
亜樹108/3/30 22:34
光の天使〜1草野大悟208/3/30 22:28
GUILTYゆうと1*08/3/30 21:57
この童話的世界因子3*08/3/30 21:51
びんぼうショボクレス...208/3/30 21:29
脱線tonpek...3*08/3/30 20:34
青色をmorio308/3/30 20:28
性の哀しみ吉岡ペペロ608/3/30 19:47
こころをぬりかえようふぁんバーバ...3*08/3/30 19:08
ひみつのひみつの如仁108/3/30 18:55
ホンモノですか?舞狐2*08/3/30 17:39
leaf-RainRin K24*08/3/30 16:31
桜の様に水口わする208/3/30 16:31
о.かたくりо208/3/30 16:12
猫の角が丸いみたいに[group]北大路京介19*08/3/30 14:20
円錐状の稲穂奥津 強008/3/30 14:03
1*08/3/30 14:03
さくらの雲のなか吉岡ペペロ908/3/30 13:56
紫桜前線蒸発王4*08/3/30 13:52
Etuji408/3/30 13:13
二本足の限界ってやつ太陽の獣0*08/3/30 11:42
そっと舞狐4*08/3/30 11:27
月騒小夜曲吉岡ペペロ208/3/30 11:19
異国の貝こゆり10*08/3/30 10:48
遠い風景Etuji308/3/30 10:31
笑滅caleha708/3/30 10:28

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