虹のようなところに
キャベツが生えている

抽選でもれなく
誰でも食べることができた

今日はマリーという人が
当選した

まだ生まれたばかりだった
自分のいる時代を一番いい時代だと言えないのは


情けないことなのだろう
ぼくたちは評論家ではないのだから
誰も彼もが分かったような顔をしたがる 夜のしずかなさんごの
いきをひそめる宵闇夜
青ぐろい街の空を
マンタレイが滑空するころ
天体望遠鏡をのぞきこんでいた
ちいさな天文学者は
ベランダで眠りこけて

あのちいさな星 ....
男と出会って記念日が生まれて

男と別れて記念日が無くなって

貼って 剥がされて

シールのように


私に残ったのは

自分の誕生日が刻まれた刺青だけ

誰かの誕生日を
 ....
気付けばなんにもない季節でした
冬の次は春であると教えられていたが
ごらんよ、
ここにはなにもない
雪景色と花の息吹の隙間
ぽかりとあいた時間
ごらんよ、
名前なんてないのさ

吹く ....
紙とペンとインクが相応しいと思った
相応しいというよりそれしか知らなかっただけなのだけれど
僕には普通の人のように仕事は出来ない
だからせめて書いていたいから
それだけだよそれだけ ....
この命、意味があるかは知らないけど。

いや、知ることは出来ないだろうけど。

スキナヒトたちのために、身を削りたいな。

そうしたら、どこか気持ちいいんだ。

(Mじゃないよ。)
 ....
絶望を混ぜるように
地下鉄の黒い壁

希望が現れたように
ホームに入り込んだ

その間に考える

あのとき 二歩ほど前に進めば
歩く足はどこかに飛ばされたかもしれない

浮かぶ  ....
眠るとき

口づける ひと

いる あたたかさ


やすらかな日々
紡ぐ 

しあわせ
書けないなあと
悩んでしまって
何も書けなくなるよりも
君が何かを書くことが
素晴らしい
君に何か書くことが
あるということが
素晴らしい

僕も時々
誰かに指を指され
笑わ ....
穏やかな日々というものがある

一日一日に
棘があり沼地があるのは
ほんとうは知っている
ひとびとは
うまく避けながら果実を探して
今日の美食を味わう

それでも僕は
虹の掛か ....
滑るように動く羽には じっと堪える足元が
爪先は息を殺し空に憧れる
バレリーナの脚をして 彼女は今日も笑った

三日月を捕ろうとしていた小さな女の子は
或る日欠けた場所を知り 深さに気付く
 ....
 零れ落ちた想いが過ちのシミを残す
 責める人ばかりで
 生きていく資格が奪われていくようだ
  
 人はそんなに強くない
 独りで生きていくにはこの社会は冷た過ぎて
 いつか心は凍死 ....
誰かを傷つけてしまうのに

世界平和なんて願えない

まして自分だけ幸せならいいなんて

なんで思ったんだろう
私はときに
音楽なんか聴きながら
夢の国を飛び回る

春の頭で
あの人を想ってみたり
私のものにしてみたり

きっと100年かかっても
叶わない恋だと
決め付けて

私はときに ....
風のなかで風を探して
気が付けばもう
誰も居ない
原っぱでひとり
終わることのない
鬼ごっこをつづけていた
少年はいつしか
風によく似た季節に
連れ去られ
四月になれば
アネモネと ....
周りには人が居るのに
一人ではないのに
何故かやって来る孤独感。
独りぼっちのような気がして
淋しく悲しくなる。

胸が痛くて苦しくて
体が冷えてゆく。
心に穴が開いてるみたい。

 ....
好物のベーコンチーズサンドに
下がる目尻
垂れたお腹

脆いんだろうか?

珈琲を啜っては新聞を捲る
秀でた額
背広を羽織り玄関から飛びだしていった
7年目の朝

いや、硬いかも ....
桜咲いて
笑顔でゆこう
新しい日々
歩いてゆこう

久しぶりの雨
途切れた雲の隙間
薄暗い街に明かり射す
待ちに待ったBrand-new day

春一番にコートがなびく
上昇気 ....
呼吸器官に異常を来す
きみの名前劇薬だなんて
空気が漏れる音だけ響く
無菌室で試したい愛
大人になったら消えるという
幼い傷跡 醜いケロイド
綺麗と言った無神経な優しさが
今となって肉を ....
小さな花びら ひとつうまれた
小さな掌 くしゃくしゃ 紅い
ずっとつぼみで いたんだね
(ぱっと広げた花びらには、むげんのかけらが ふわり)
月の光に 太陽のうたに
とけそうな影を 何度 ....
みずのなかでいきをしている
さかな
りくのうえでいきをしている
ぼく
そらにういていきをしている
とり

なにがちがうって
なにもちがわない
いきているものみんな
せおっている ....
夜風がゆるく吹いていた

さくらが銀河のようだった

カップルが一組

川向こうのベンチに座っていた

僕たちはすこし道に迷ったようだ

たまに肘があたる

あてどない人生が
 ....
しずかな時間に光がうまれた
わたしの心に映り形作られるもの
それは木もれ陽 それはうた
あたたかな陽だまりの中で
わたしを見つめるあなたの瞳
どこか遠いその瞳


あなたの眼差しに海が ....
命の水
木のえさ
動物の命
人の飲み水

星の精
木の精
水の精
花の精

一番大切なもの
ジュンスイ
澄んだ心
真心
海岸の波打ち際
時間はゆるやかに
木の葉がゆれ
空気がきれい

鍬を持ち
苗を育て
糸をくくり
葉をおろぬく

自然と共に
暮らす
太鼓を叩き
お神酒を飲む
あたし…
ずっと一人で薄暗いアパートに暮らしていたの
何日も洗っていない頭を床に落として、
部屋の隅に転がって、
ずっと一人で保存食の愛を食べていたの

窓の外は、緑色の大空が、紫色に染ま ....
桜舞う水底に佇む魚
たゆたうひとひらを
尾鰭で弾く

開ききった瞳孔で
仰ぐ空は
こみあげる白一色

こぽり、泡が漏れる
どこからか
漏れ続けている

ゆるい水流にもたれれば
 ....
さあ
一歩前へ

春風がそう言いながら
桜の花びらを携えて
背中をそっと押してくれた


さあ
踏み出そう
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
キャベツのしくみ小川 葉908/4/4 3:01
_夢頭制作委員...008/4/4 0:10
008/4/4 0:04
マンタレイの夜mizu K13*08/4/3 23:59
シールsekka4*08/4/3 23:21
名前をくださいアルビノ108/4/3 23:10
よくできた綺麗な季節鎖骨1*08/4/3 22:43
4月ばか。狠志108/4/3 22:13
絶望を混ぜるチェセロロ108/4/3 22:05
BlanketLucy.M...108/4/3 21:47
詩と旅人208/4/3 21:43
陽光乱太郎26*08/4/3 20:56
バレリーナの爪先新谷みふゆ2*08/4/3 20:04
山崎 風雅308/4/3 19:48
誰かを傷つけてしまうのに真琴2*08/4/3 19:38
春の頭そらの とこ2*08/4/3 17:36
アネモネTsu-Yo608/4/3 17:36
孤独Rinka2*08/4/3 17:31
妻の期限ましろ6*08/4/3 17:24
Brand-new day相羽 柚希2*08/4/3 17:17
『毒』東雲 李葉1*08/4/3 17:10
花びら唐草フウ7*08/4/3 16:21
シャイニー、シャイニーゆうと3*08/4/3 14:49
銀河吉岡ペペロ2208/4/3 14:26
しずかな時間石瀬琳々9*08/4/3 13:52
ペポパンプ6*08/4/3 12:53
自然3*08/4/3 12:52
52歳の小鳥結城 森士208/4/3 10:46
魚眼佐野権太12*08/4/3 9:17
さあ!舞狐4*08/4/3 6:43

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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