ほうきぼし
ほうきぼし
ぼくはつかみとる
ほうきぼし
ほうきぼし
油性ペンで名前を書いた
愛しているの
誰よりも貴方を
愛しているの
だから傍にいて
愛しいよ、君が
ずっと傍にいる
愛しいよ、君が
僕には君が必要だ
愛 ....
はら ほろ り
はらり ほろり
宵闇を淡い 焔で燃やす
桜花 澄む
幽玄 現前と古木から湧き立ち
しとやかな肌 剥がれるように
はら ほろり はらり ほろり ....
私の
心の半分は
麻痺しているので
触れないでね
痛い、とか
冷たい、だとか
そちらの側では
感じられない
ただ
ぴりぴりとしびれるような
ここでない
どこかの空の
....
規則正しい点滴の
落ちる雫が
音を見せつけ
皮膚へと流れる緩い粒子
管へと混ざり
音を響かす
耳に響かない
眠りに落ちる瞬間さえ
心地よい鼓動
胎内へと帰化する
温かい ....
あんたが帰ってくる前に
あんたが大好きな
大きなお皿作って
がんばってテレビ見てたんだ
早く帰ってきて
ってカチカチを追いかけなくてもいいように
全部を集中させて
見てたつもりなのに ....
わたしのウルフが遠吠えをしている
その青い瞳で遠く月を射ってしまえ
群青すべてはオマエのもの
気高き闇の王者よ
森の奥深く老木が生い茂る彼方から
瞬時におまえの気配を感じるとき
わたし ....
この気持ちを
どうやって伝えればいい、
好きになってしまった心が悩む
桜吹雪に風に乗って
どうか思いが伝わればいいのに
いくら祈っても祈っても
叶わない思いは一体どこで
消し去ればい ....
君と出会った頃の俺は
服にも無頓着で
流行の歌も歌えなかった
君と付き合い始めて
少し増しになった俺
喧嘩しても
寄り添いながら
たわいのない夢を話してた
今夜の風はあの時 ....
桜の花の咲く頃
僕と君は出会った
黒く流れる髪
花より紅い唇
桜の精のような君だった
僕たちは付き合うようになった
映画もいっぱい行った
ドライブもした
桜のになると
必 ....
淡い色のアスファルト
履き慣れないローファーがなく
緩やかにのびる桜のトンネル
出口は海へと繋がる
祖母は言っていた
この町は桜が多い、と
まるで桜の中に町があるようだ、と
寝ぼ ....
あえぐ芸術に怯えてしまうわ
わたし
鳥 あなたのように高く飛べるのだろうか
犬 あなたのように歩けるのだろうか
壁 そして白く
風化せず、ただ慄然と
人は立って ....
いつのまにか入日は焼け落ちていた
にびいろのざわめきとしじまが
霊気のたもとでからみあいながら
青い春の痕跡も堕ちていった
仰向けで腕組みしている「時間 ....
/事実、あるいていた。
海岸線と海岸線の隙間に、隠れるようにちいさく。
裸足で踏んだ熱い砂浜はコンクリイトのように固く。
/事実、みつけていた。
半田鏝で容易にべっとりと結び付けられた簡略 ....
(暁のまだ白染めのころ)
徘徊をしていた鶺鴒は何時の間にか言葉を覚えて、
さくら、さくらと挨拶をする
――――あなた、何処にいらっしゃる?
手許に目を向けてもお返事は三角定規の平行線。 ....
ねぇ。
気付いてる?
君 が 必 要 っ て こ と
ねぇ。
気付いてる?
君 の こ と を 大 切 に 想 っ て る こ と。
だから……
独りだ ....
真っ赤な世界に三味線弾いて鳴いたこねこのおなかしろしろ
やわらかアスファルト
黒いグーグルアースで拡大できないふるさとの景色
夕暮れ 君の料理がうまくなる
(はっかないお味〜)
夕暮れ ....
きらきら光る 梢の隙間から
優しい春の色が 通り過ぎてゆく
気まぐれな風が 散らす花びら
ふわりふわりと風に乗り 空へ舞い上がる
たをやかに咲く花も 蕾のままの花も
散っ ....
(チューリップが 咲いたよ)
君は少しずつ
透きとおって消えていった
虹色の血液をめぐらせる
心臓と血管だけは
しばらく其処に残っていたが
やがてそれらも
透きとおって消えてしまった ....
緑色の体をした
体格のいいおとこのこが
通天閣のまんまえで
しんでしまった
からすは
そう、とだけ頷いて
仕事場である住宅街に
早々に飛んでいってしまった
鋭い瞳は
....
一
真夏の昼下がり。
海へと向かう埠頭をめざして
ただ、闇雲に走るのは
未知のウイルスに侵された
一匹の狂犬。
ザー、ザーと耳の奥で
鳴りつづける不気味な雑音。
熱を帯びた鼻 ....
「On your mark」
隠しておいた二枚目の舌も きみに引っこ抜かれちゃったから
だから
寡黙なランナーに なれるよやっと
沿道の声援に もう お調子者の返事はしない できない
整 ....
「せんせいのては やさしいかたちしてるね」
いきなり言われたので
僕は自分の手をじっと見た
どうみても普通の手だ
「どういうところがやさしいの?」
血管がういて筋張っているし ....
「邪魔だから外れてろ」
その凶器がボクを貫く
灰色の感情が血液の変わりに流れ出す
大きなパレットには様々な色の感情が最初沢山あった
新鮮な感じだった
そこへ入るために新し ....
さて物語がまた1つ始まろうとしています
瞬きをしている時間が惜しい
昔々。。。ほら始まった
お決まりのフレーズから僕達を色々な世界へと誘う
朝霧の発生
靄が辺り一面に蔓延 ....
俺の前世は武士だったのかもしれない
いや、そんなに大層なものじゃない
野武士だ
それも山賊や海賊に近い荒くれ者だったんじゃないかな
堕落した生活の一途を辿ればひたすらに他のもの ....
たくさんの夢が過ぎていったカーペットの上
歳月だけが流れ、後に残ったのはゴミだけだった
積み上げた夢は崩れ落ち、私には何も残らなかった
新しいカーペットを敷く
クリーム色の憂鬱が広 ....
ああ めまいが
涼しい顔してその実
目の前を通り過ぎるもの全部に翻弄されている
それでもまだ発狂してないところを見るに
やはり俺は何も考えていないのかもしれないな
俺は俺自身に尋ねる
....
俺は基本的にボロを纏い
本物を見つけてみたかったんだ
本物を見つめていたんだ
薄汚れたにカーディガンに
色落ちしたスウェット着てさ
穴だらけのジーパンを穿くんだ
指差して汚 ....
好きか
わかんない。
なんて
ダメな気持ちですか。
気にはなってます
正直。
わかんないけど
彼氏いるの
いないの
わかんないよ。
いるなら
アピールしてよ
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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