頭をすりよせてくる野良猫でさえ驚く。
お値段約9万円、
「工場タンクの注意書き」「反射ガードレール」のそれらしく、
真夜中だろうと灰色の輝きを放つ
シェラックのスーツ。

「○○○みたいで ....
西の空が赤く 東の空が青く 染まる頃に

「あの時 約束を忘れた振りをしたんでしょう?」

今まで言えなかったことを

いたずらに訊いてみようと顔をあげた

あなたの横顔がまるで知らな ....
夜、鏡の窓に
映るサイレントモード・シグナル

予感、といえばやさしく
明滅が灯台のように思えて

クッションでそっと隠す流れ星
夜明けまでそれはひらかない


眠るふりをして ....
世界がひとつになると
さらさらと
砂の崩れる音がする

幼い頃
ひとり布団の中で
聞いた音と同じだった

朝、家族に
おはようを言う

こんなに幸せな朝なのに
さらさらと
 ....
りんりんりんと
頭蓋の中で
鈴が鳴る
其れが
あんまし
喧しい

仕方がないので
てるてる坊主を
こしらえて
よくよくよォく
言い聞かす

お前にやる鈴は
此処に在る
見 ....
ぶろろん
ぶろろん
ぶろろろん

マシンが叫ぶぞ
そら行くぞ
釣竿担いで
三時間
3つのマシン
(電車、バス、レンタルの手漕ぎボートもちろん動力は人力のみ)
で立ち向かう
オレは ....
100000000回目の「もういいよね」と
100000001回目の「もうちょっと」

その繰り返しの果てにわたしは
平穏を見つけることができるだろうか
 精神を病んで手がつけられなくなった男達が
 運ばれる精神科閉鎖第一病棟

 初めに医師の診察が体を鍛えた看護師2人の監視のもと施される
 それから逆らう意思を麻痺させる注射を打たれ
 無力 ....
幼い 記憶辿る
暖かなる 春 揺りかご ゆらり
ありがとう
聴こえるの
嬉しい気持ちで お腹がいっぱーい
満たされているのよ わたし
幸せのおすそ分け ちょっとだけ あげる
幸せのおすそ ....
それはけして腐らない
それは流れる存在(モノ)だから


森のなかをめぐる
潔い空気のような
冷ややかで静かなる感触でありながら

体のなかをめぐる
熱い血流のような
雄々しくも力 ....
今というこの人生の一瞬


紙切れで縛られてしまった私は
あなたとの関係も
過去も
未来も
何もない
過去には戻れないし
たった一枚の紙に
未来という
無限に広がる大海原の可能性 ....
ねえちょっとタンマ

悪いけど。

そのなんて言うか、
そういうのやめちゃって、

かがやいちゃいなよ。

CMの中のタレント以上にね。
チマタの流行を教えてくれる
女子アナなん ....
いま からっぽのこの体 なにから詰め込んでいこうか
いま からっぽのこの体 目に映るはモノクロの世界
いま からっぽのこの体 なにから入れたらいいのでしょうか
いま からっぽのこの体 なにを愛せ ....
 
緑葉、色褪せてゆくよ
彩る星空に秘密を残して

ちょっと我慢しすぎたね
謝ることに疲れたんだ
君は私の幸せだけど
首輪を取れない猫じゃない

どっちつかずでもいいんだ ....
きれいな芝を見つけてしまうと

アプローチの練習がしたくなる

愛人と逢う数時間まえは

どんなふうにやるのか思ってしまう

想像と渇望のお話しだ


芝にねっころがるだけでは
 ....
ああ、神よ
何故私を生んだのか
何故世界を創ったのか

答え、神なんていないから
何も生みもしなかった
何も創りはしなかった

だからちっぽけでどうでもいいような願いは
叶いはしない ....
コトバがあふれる
グールドの鼻唄まじりの
バッハの平均律を聴くたびに
コトバの「意味」の間に
虚しい風が吹き抜ける
遂にそのものであり得ないことを
思い知らされる時
あふれ続ける
コト ....
どてかぼちゃ   どてかぼちゃ  ぼくは ぼくは  どてかぼちゃ
トナカイのー   真—っ赤なー   おはーなにー     シンパシー
へーやーのー   片隅にー     ....
甘やかな
ひとさじの記憶を舐めたので
それにすがって
いまでも背負う
185センチをもてあます
トンガッテ戸惑う魂を


(ウザイ)
(ウルサイ)


五角形のつぶてを
吐き ....
ソメイヨシノが いっせいに咲かなくなる
春が やってきてしまった

陽炎の丘を歩く少女  青空色のブラウス


液晶の中を舞うハイビジョンの花びらが
ひらひらと ひらひらと
 ....
街を歩いてゆくのは
君が10年前に落とした指だ
かつて、君の右手の中で
もっとも小さな指だったそれが
今では、親や子などという
不条理な力関係から解き放たれ
何に属することもなく
ただ一 ....
あり方、その方向が
きみを
はみ出していく、そのあふれ方
そのもの

もっともはみ出した
もの、彼女と
呼ばれた、夜に
共有していく
ことで、きみには夜が
はらまれて、その
ままの
あり方が
できるように、逆に方向
づけられていった、その
ままの
意味
ぎゅぅってする
照れちゃうからうつむく
うつむいたら
あたしの小さなおっぱいが
君のうすい胸板を不機嫌そうに遠ざけているのが見えた

{引用=夢のおはなし
いつか君と同じベッドであたしが ....
悲しみは、寂しがり屋でいつも頼れる人を探しているよ。
今日も一緒に泣いてくれる優しい人を探して、誰かのドアを小さくノックしてくるよ。

悲しみは、大好きな人にだけ会いに来る素直な子だよ。
 ....
硬い水と硬い石が
大きな球を廻している
緑の陽の下
川へ降る雪
実り落ちる火
空へ空へつぶやく火


流れのなかに立ちどまり
流れの壁を見つめている
岩と声 波紋に ....
すきだった言葉
嫌いな言葉と
気づいた

犠牲
義理
義務

しかし必要な言葉
裏切りと
隣り合わせ
     あめのしずく

       いろえんぴつ

     たかいおと

       いちょうなみき

     よる、ひかるほし

       ゆうぞら

     ....
雨が笑うのは
春になった証拠
ぱらぱらと
声を出して笑っている


庭で笑い声がする
覗いてみると花の蕾が
くすくすと
声を出して笑っている


小鳥が跳ねている
風の音に合 ....
それは
きれいなものでしょうか
 
 
本来のかたちを
たどって
宙返り
先祖のゆめを
かんぺきなさざ波のなかから
みつけるのか
あなた
ゆびがなぞりはじめる
ト音記号の
曲 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
詩的スーツプテラノドン108/4/9 0:42
赤紫色の空sekka3*08/4/9 0:33
サイレントモード・シグナル[group]たりぽん(大...208/4/9 0:22
砂の音小川 葉808/4/9 0:10
りん亜樹108/4/8 23:40
怪人丸ぼーず男北村 守通108/4/8 23:18
さよならの準備あずみの008/4/8 23:08
精神科第一病棟山崎 風雅2*08/4/8 23:07
揺りかごどらちゃん208/4/8 22:44
あなたのこえ安曇璃夢008/4/8 22:32
今というこの人生の一瞬夢乃 綴喜008/4/8 22:10
そこのオネエちゃん、ちょっとタンマよーかん2*08/4/8 22:06
からっぽどらちゃん508/4/8 22:00
Starin'雪間 翔108/4/8 21:34
芝について吉岡ペペロ508/4/8 21:20
素敵過ぎる夜明け紫音108/4/8 21:15
アリア— グールドの指先フクスケ108/4/8 20:41
どてかぼちゃの歌 31才クリスマスver.(不完全版)guchi_...408/4/8 20:16
ジゴロのごとく渡 ひろこ17*08/4/8 20:13
ソメイヨシノが咲かなくなる春北大路京介21*08/4/8 19:37
指詰めTsu-Yo008/4/8 19:32
exactこもん108/4/8 19:30
_108/4/8 19:22
おっぱいリヅ11*08/4/8 18:21
一人じゃない、一つなんだ。片 一008/4/8 18:03
まわるかたち木立 悟108/4/8 17:44
ペポパンプ3*08/4/8 17:27
mind cabinetゆきのかけら...0*08/4/8 15:34
聞こえるのは小原あき15*08/4/8 13:36
林檎をやぶる森さかな108/4/8 13:20

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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