古生代、シルル期の海に
かつて繁栄した太古の生物
生きた化石と呼ばれるカブトガニと同じ
三葉虫から進化したアグラスピスを先祖にもつ
広翼網の特徴である外殻は「天使の翼」と称され
四角い頭 ....
ガラスサンドイッチ八百五十円
エナメルコーヒー七百円
サクラ世界へようこそ
ようこそ
思い違いで吐いたせりふに
独りの夜が寝られない
震える心は何故なのか
人が恐い 人の悪意が恐ろしい
人を信じることを諦めた時
生きてることは痛々しい
人の心は季節の ....
さよならは言わない
青葉芽吹く春に
さよならは言えない
銀杏の赤ん坊が指を
くるくると丸めて
いくつも幾筋も
重なり合って
曇り空に緊張感を
旅立つならば
後ろは振り返らない
....
頭の中は何色?
私は 『赤』 と言う ダンサー。
俺は 『青』 と言う 科学者。
僕は 『緑』 と言う 思春期の子。
我は 『黒』 と言う 小説家。
Meは 『黄』 と言う 通訳者。
....
「――ないのに」
愛していたんだ、確かに、いつか
かすんだ想いは、もう輪郭さえ溶けて淡いけど
でもないていた君の声だけは
痛みくらい鋭く僕の心に刺さったままで
何が ....
文字面をいかに心地よく整えたところで
性根の卑しさを隠す事などできやしない
やけにくっきりと見える山と空の境で
手を伸ばしてみたいと嘆く現在
俺は俺自身を手始めに
軽々しく詠う輩を殴りた ....
野球を見に行った
試合の途中
本日の入場者数がアナウンスされて
僕が生まれ育った町の人口ほどだった
思わず観客席を見回すと
そこには
懐かしい人ばかりいるような気がした
当 ....
真夏の海岸でのたれ死ぬ
そこから私の旅ははじまる
*
毎日のように続く毎日の中で
呼吸をするのと同じくらい自然に
私の言葉は溢れ出てくる
笑顔のように涙のように
あ ....
醜い言葉ばかりが
詰め込まれた
黒い大学ノート
大人になったら
砂場に埋めて
地球に還そうと
思ってたんだ
未だに手元に
あるってことは
未だ未だ
大人になれてな ....
悪いことは言わないから
今日は村の外に出ない方がいいとおもうよ
とくに今夜みたいな月のない夜にはね
今日はここにいてみんなと
楽しく語り明かさない?
おいしいお酒もあるしさ
暖かな暖炉もね ....
080414
鬱蒼とした針葉樹林を抜けると、その先にはさわさわとした竹林がございました。先導するお頭の魚覧観音を偲ばせる柔和なお顔にも笑みがこぼれ、思わず ....
巻き戻されて
巻き戻されて
声が
聴こえた
すぐ側
頭上の左側
いつもの無愛想が緩む
予想外なヒトコマに零れた笑み
不自然な時間はまるで
日常茶飯事のような顔つきで
悪 ....
心の隙間に風が吹きこんで あなたをさらっていく
そうして僕はまた 靴紐の結び目を固めて
ドアを開けて 外に出て行くしかなくなった
重く気だるく降り注ぐ 慟哭の雨に 縫い付けられた
焼身自殺 ....
あの夏の夜 日焼けした月に 手を伸ばしたボクは
触れた君の手に ボクの体温を 悟られないように
頑なに なんともないフリをして....
君に何を話せただろう 君に何をしてあげれただろう
....
またねと君が笑う
次の邂逅はいつだろう
嗚呼 桜花よ散るな
君の姿が見えなくなる
僕らが迷子になってしまう
繋いでいなかったんだ
手を離す云々の話じゃなかった
....
悲しい息が漏れたのです。
視界はとうに滲んでいます。
冷たい水は流れ出し、
花瓶に挿した花たちは何も知らず笑います。
さよならという言葉なんて、
無くなってしまえばいいのに。
終わりが分か ....
水を得た魚は、いきいきと、そのまま
大きな指につままれて
ひょいと知らない国に
たたされてしまった
ような
そんなふうな
まもってるっていうけど
あたしひとりだよ
....
貴方の涙で
貴方の絵を
台無しにしないで
だから泣かないで
朝。
目が覚めるとぼくは勃起していて、ぼくのおちんちんは勃起してから考える。目覚めてすぐの勃起は何だかもやもやとしていて、少しおとなしい。もちろん血はどきどき充 ....
神を信じる者を、人は信者という。
自分を信じる者を、人は自惚れという。
君を信じる者を、人はベタ惚れという。
いいのさ。好きなんだから。
上手く機能してない頭でも
鼻歌ぐらい口ずさめるよ
こんな気持ちはよくある話だって
屈託なく笑いかけてよ
見えない手に窒息させられる
逃げ出すための算段を練っている
擦り切れ ....
風が光っている
それを
瞼の裏で感じて
われに五月を
犯罪的なほどに
短いスカートをはいた
女子高生の耳元で
一編の詩を
ささやいてみたい
気が合えば
ふたりで ....
雪が降り積もる
雪が降り積もる
まるで私の記憶のように
雪が降り積もる
雪が降り積もる
まるで何かのメタファーのように
天にあるとき
雪は天のもの
地にあるとき
雪は地のもの ....
私の希望は鈍色
闇の中で微かに光る銀
せめて春風が
私をやさしく癒してくれることを
祈る
カラフルに飾り付けられた街
美しいイルミネーションの波
どこか浮かれ気分の人々
街全体もウキウキ感に包まれる
今年もまたクリスマスがやってきた
しかし、何か忘れていませんか?
そう、こ ....
その昔
はるか彼方で
落としてしまったもの
探しに出かけます
もういいかい
もういいよ
細い声を頼りに
さらさらとささやく木々の言葉
滴るしずく
....
またここで 僕は
とめどなく 歌をうたおう
君が戻る その日まで
あの頃のように 絶え間なく
この花が 全て散って 実を結んだとしても
この鳥が 新しい命をはぐくみ 空へと飛び立って ....
雨は去り
すべてが
元どおり
日が戻る
夢の架け橋
虹が奇麗だ
楽しくなって
心も温まって
子供はスヤスヤ寝ている。
一人でご飯を食べ
毎日何が何だか
分からない。
....
きみの一日を 僕は知らない
きみが毎朝買っているパンの味も
きみが気にして飲んでいる健康ドリンクのことも
きみが僕に隠れて嬉しそうに読んでいる新聞の四コマ漫画のことも
きみが髪を無造作 ....
4228 4229 4230 4231 4232 4233 4234 4235 4236 4237 4238 4239 4240 4241 4242 4243 4244 4245 4246 4247 4248 4249 4250 4251 4252 4253 4254 4255 4256 4257 4258 4259 4260 4261 4262 4263 4264 4265 4266 4267 4268
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.71sec.