美はいたるところにある
何も考えていないこと
歴史
寝ているあなたのすがお
すがた
美はいたるところにある
走っていく電車の音
朝はたくさん
昼はときどき
夜 ....
寒い
僕の家だけ
シベリア
いえ
僕の部屋だけ
ツンドラ
窓の外では
光を跳ね返す素材の
白いビキニさえ
ありふれているようです
布団に包まり
鼻からつらら
僕は餃子男 ....
うまくいかないことばかりだ
それでも地球は回っている
めまぐるしい日々
ぼくらはすこしだけ息を止めて
飛んだ
「ダックス!」
といきなりいわれた
ソファーでひっくり返って
ノビている姿が
ペットショップで見かけた
ミニチュア・ダックスにそっくりだという
あんなふうにやわらかい腹をムキダシで
無垢 ....
わたしはこわい
あなたがこわい
あなたに見られるのが
感じられるのが
思われるのが
こわい
こわくていつも
嘘をついてしまう
嘘をついて生きてしまう
わたしは嘘をついて
わ ....
元気ですか、で始まり
元気ですか、で終わる
始まりと終わりが手をつないで
ぐるぐる回りだす
後ろの正面だあれ
立ち止まると
旅人が集う酒場で
ときどき
伝説になった君の
噂話を聞 ....
雨の中で涙を流すと
君はあの日言ってたね
頬を伝う雫も涙も
たった一つになりゃいいと
ボク 今日 気付いたよ
雨に混ぜることもない
傘の中 俯いて
前髪で目を 隠せばいい
....
戒厳令下、部屋は灯火管制の暗闇に沈んでいる
遠く、山脈の向こうで、モデムのLEDが点滅している
僕は、銃撃に怯えながら
アロマキャンドルの揺れる炎を見つめている
嘘ではない。もはや戦後では ....
いったりきたり
ゆらゆら ゆらゆら
あっちへいったり こっちへきたり
ぐらぐら シーソー
いつか落ちてしまうだろう
こんなところから救ってくれる誰かを
一生探し続け ....
アバウト
チャランポラン
ボケー
笑ってごまかす。
傷つきたくない
プライド投げ捨てて
違った視線で
人を笑わせる
けっして怒らず
けっして泣かず
けっして悲しまず
いつ ....
死んだ瞬間
私に賞味期限がつくらしい
そんなあなたの価値観に
ついていけません
女の腐ったような男
なんていうけど
私が腐ったって
あなたよりはまし
冷凍しても劣化する
....
昨日までのすべての
嫌な出来事を振り切るために
遠いところへ旅に出た
何にもない なにもかも棄てた
知る人もない たたずまい
吹く風が柔らかに 頬を撫でる
見つめた海は繰り返し波を ....
散りゆく花びら舞うように
爪の先を桜色に染めた
散った桜を惜しむように
爪の先を桜色に染めた
爪の先だけ満開な桜
俺は相変わらず墓標を背負いながら歩きながら歩いている
お前らにとっては久しぶりだろうが
俺にとってはまあ昨日の今日みたいなもんだ
で、気がついたら
いつも俺の詩みたいな文章みたいなもの ....
4月14日 雨-----------------------------------
憧れのあのひと 人気者
あんなに綺麗な人と ほら・・・ 仲良さそう
あたしなんか どうせ カエルみたいだし ....
花柄のシマウマが横断歩道を闊歩しているのを見た翌日、文机にもたれながら、サナトリウムの君はどうしているかときにかかり、風鈴をちらちらと鳴らしているそんな弱弱しいゾウは檻から出て行けといわれたので、栗 ....
ああ
きみはどうしてこの世界に来たのですか と
機関士が言ったので
そうだな、僕は
なにひとつ持ってこられなかった と こたえた
砂漠の砂は日々減ってゆき
海はすぐそこ ....
{画像=080415103405.jpg}
もう眠ることが仕事になってしまったね。
丸くなって眠っている。
お気に入りの毛布とタオルケット。
近くのカーペットにはおしっこの染みもある。
首筋 ....
芽を花を実を
踏む道をゆき
芽を花を実を
肌に宿す
瞳のなかの高い窓から
さらに高い瞳を見るひと
影の脚が
影の胴を透り
羽の浮かぶ水
何かが去った跡へと至る
....
順調に下りてきた針は息切れし
8あたりで喘いでいる
それを見てただ微笑むだけの君は
海外ドラマに夢中になってて
きのう焦げつかせたやかんをせっせと磨く
空だ
空が見える
ああ、あの空へ
手をかざせば
すぐさま雲が手に掴めよう
ほうら見てご覧なさい
あの空こそが私たちの死への道標
眼を瞑ると見える光の道を行きなさい
こみ上げる涙 ....
よく生きたい、生きたいで
ここまで貪ったものだ
当然、罰は受けてもらう
罪を報いろ
この餓鬼が
あはは、、
腹減ってさ
どうでもいいけど
おじさん髭ない方がイケてるよ
まだもてる ....
こっそりと
ゆびわをかじると きいん とする
ぽっかりと
ちいさなあなのあいた夜
空の一部を
せろはんてーぷのぎざぎざで
ひかりのかたちに
切り抜く
わたしのへやで
ちか ....
夕凪は待つことを{ルビ已=や}めて 知らぬ場所へと流れた
てのひらにぬくくなる小石 解放すれば 水面を模した服を着て
しずかに転がる
濃紺と橙が補色を崩す
群閃光が雲に喰われてゆく
....
脳味噌が敏感だった
幼かりしあの日々、嗚呼
あの時間こそまさに類を見ない至宝であったのに!
テクノの砂浜、ザリザリと歩いて
顔を突っ伏したって今じゃ
ちっとも痺れたりしない
強 ....
私はなにを望んでいたのだろう
平坦で
幸せなだけの
人生なんて有り得ないのに
地味で
地道な
日々が続いてく
ただそれだけ
槌を取れ
夜に降りてくる天啓を手に
つまらない、眩しくてでかい顔をする
朝のお前を壊せ
明日はもう来ない
同じものはもう二度と
に、
ち、
じょ、
....
古生代、シルル期の海に
かつて繁栄した太古の生物
生きた化石と呼ばれるカブトガニと同じ
三葉虫から進化したアグラスピスを先祖にもつ
広翼網の特徴である外殻は「天使の翼」と称され
四角い頭 ....
ガラスサンドイッチ八百五十円
エナメルコーヒー七百円
サクラ世界へようこそ
ようこそ
思い違いで吐いたせりふに
独りの夜が寝られない
震える心は何故なのか
人が恐い 人の悪意が恐ろしい
人を信じることを諦めた時
生きてることは痛々しい
人の心は季節の ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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