すぎてはすぎる
曇のかたちを聴いている
水の名前に
拳をひらく


静かに紅く
夜へ降る曇
さらに暗く さらに静かに
さらに遠く さらに遠く


膝の光 銀の道 ....
みじめな欲望じゃけえ、今目の前で失うても構わん。ヒクヒク鼻を近づけて臭てもろても構わんけん、その代わり腰をくねらしたシルエットはきれいやと言うて。朝ごはんに作る味噌汁に何の具を入れるんか考えることだけ .... {引用=
                           あるんだ、
                           のお前は、
                           ....
 コトリとした
 小さな違和感を
 いつもいつも大切にして
 彼女は生きてきました

 胸の中で
 コトリと鳴るたび
 どうしてだろう
 と問いかけてきました

 どうしてだろう ....
世界がもう少しちいさかったなら

お互いがお互いを理解することも
やさしかっただろう

世界がもう少しちいさかったなら

お互いがお互いに対して
やさしかっただろう

世界がもう少 ....
朝の一時
アップルパイと
グレープファンタ
出勤の男性

新芽が元気
明りの消えた電灯
新たな気持ちで
今動き出す。

鳥の声
朝日が暖かい
笹の音
アマリリスの笑顔
見えないように 幾つも隠していった
触れないように 何度も遠ざけていた
光よりも 陰よりも 離れた場所に

君にだけ 教えてあげる

ふたつにひとつ 秘密をひとつ
守らないで 背負わない ....
旅人は
暗い雲が垂れ籠める中
追いかけて
追いかけて
どうしても手が届かなくて



ついに追いかけるのを止めた
地球がまあるい事に気付いたから



雲の笑顔の隙間からは
 ....
春の日に 知らない色を びりりとやぶり
ただあかく塗り潰し
集めて君に突き立てて

これでも浮かれるかと問う

君 くろい髪ばさりと落とし

あか くらり 

うすらいで

は ....
 
いつか みた 写真

 花を食べる 仔猫

ねぇ 君。
その花は甘いの?

 例えば
 毎年花開く 木蓮の
 絹のように白く肉厚な花弁

 例えば
 夏の百合たちの
  ....
聖火ランナー達の映像

聖火を運ぶということ

かつてこれほど人類が


外灯のしたその青白いカップル

感情は何枚もコピーされている

幽霊みたいなおまえの写メール

それ ....
点線に沿った生き方を始めて
今年で二十年になりました
僕は曲がりもせずに、1ミリもずれないで
同じ道を歩いてきました
 
時折吹く
雨の香りの混ざったぬるいぬるい風は
行っては行けない方 ....
揺れる
運命の場所で
神様の子どもたちに
優しくなでられながら

咲きたい場所で咲けるわけじゃない
揺れたいときに揺れるわけじゃない
けれどこの場所で咲いていくと 
揺れていくと決 ....
君に惹かれて
ひかれて
ぼくの水面に波が立つ

君に惹かれて
ひかれて
あふれそうになる
この思い

だからぼくは夜が好きで
こうして夜更かししては
君に会う

その裏側 ....
ごめんね
君を失って知った
今更どうしようもない思いを
とてつもなく切ない気持ちを
「大切」と呼ぶこと

ありがとう
君と出会って
気づけた
憂いに寄り添うことが
「優しさ ....
「お前ひとりくらい入れるぜ」

急に降ってきた雨

折りたたみの傘が
小さくてごめんねと言う

持っていなかった
多分
雨は大丈夫だろうと思ってた

帰り道
何も話さないかもし ....
ずっと思っていた
私は何のために泣いていたのだろう

怖いから?
流れていくと思ったから?

涙はいくら流しても
痕を遺していくというのに…

ずっと刺さっていた
私は誰を思って泣 ....
闇夜に咲く花はきれいやね、と言うお前はこんな真っ暗なところで一体何を見ているというのだ、と僕は思うけれど、そうだな、と同意する。お前は満足したようににやりと品無く笑い、また夜道を歩き出す。その足先はい .... 十七年
経って今頃
ただいま
しても
虫のいい話とはわかっちゃいたことではあったけれども
無理やり思い出しながら
使い方確かめながらの
ご当地言葉じゃ
ギクシャクするのか
知らぬ顔さ ....
風の強い朝に吹き散らされた雲の放恣な広がり
僕たちの寝乱れたシーツのようだねという君を
横目に見ながら私は昨日身体の中で一度だけ
咲いた水の踊りを思い出そうと必死だった
テーブルの上に置かれた ....
           帆
山         を             藍
葵        打  放           染
と陵       つ  物          埠の
 辱    ....
朝起きたら布団がチーズになっていて
僕はトーストになっていたんだ
左脳の辺りを噛みちぎられて
イメージだけで世界は動く
しまった僕の新しい顔はもうない
昨日サンドウィッチになって
全部食べ ....
コンクリートの塀の上に
鳥みたいにとまって
下を見たら崖で
気づいたらもう
落ちている夢を
いや
妄想をよく見て
神経は
そんな私の頭の中に不安という
ゴミが散らかっていると警告する ....
まわる裸足のステップ
流線を描く白い手
揺れるスカート
君の赤いスカート

純粋の赤
静寂の赤
孤高の赤
唯一の赤

まわるスカート
揺れるスカート
君の赤いスカート
閉ざされた想い
祈り合わせた手から
こぼれ落ちた
二枚貝

黄金色
さざめく波に乗せて
天上のせかいは
ぼくたちの住む世界の
ちょうど裏側にあって
あちらに行けるひとはなかなかいない

そのせかいは
雲の上とか空飛ぶなんとかとか空中庭園のようなとか
とにかく架空のせかいらし ....
安否された記憶をたどり
行き着いた先にはあなたの島
正午の光も 豊満な裸体も
燃えさかる海へ流される
原色のサルがなき喚く森で出遭った奇怪な蔦をもつ植物たちよ
その乱暴な肢体からは緑の湯気が ....
駱駝は人手に渡してしまった。
少しの水と、一日分の糧と引き替えに。
だから二人の娘は手をつないで歩いた、
月下の沙漠は、
はろばろと二人の前に広がっていた。

邪恋の娘ども、と囃し立てられ ....
地上を覆う 
夜の帳の重さを 
老木の林が支えている 

土深く 
張り巡らせた 
無数の根足を踏ん張りながら 

夕闇に黒く浮き立つ 
老木達をじっとみつめる 
君の体から放たれ ....
失いかけたものを
取り戻せた。

もう少し遅ければ
失ったのかもしれない。

一瞬。

たった一瞬の判断が
失ったはずのもの。
それが
そこにあるかもしれない。

いや
あ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夜をわたる木立 悟308/4/19 16:01
駄話なかがわひろ...2*08/4/19 14:55
どうでもいいほど愛しい/067[group]ピッピ108/4/19 13:29
コトリ伊那 果108/4/19 13:09
「世界がもう少しちいさかったなら」ベンジャミン3*08/4/19 12:39
朝マックペポパンプ4*08/4/19 11:34
ひみつ蒼穹7*08/4/19 11:24
いつの日にか、きっとHonest...4*08/4/19 11:19
ねたむ割る惜しむnaho108/4/19 11:03
花喰らいちぇしゃ猫0*08/4/19 10:37
革命前夜吉岡ペペロ308/4/19 9:38
あめあがりゆるこ208/4/19 8:24
青の詩人3*08/4/19 4:31
引力1*08/4/19 4:27
ありがとう。1*08/4/19 4:27
@ひとりなら貴水 水海308/4/19 2:44
深騒燥想ゆきのかけら...0*08/4/19 2:25
妹よなかがわひろ...1*08/4/19 2:02
蝙蝠北村 守通108/4/19 0:58
水の庭及川三貴308/4/19 0:45
描写井岡護0*08/4/19 0:40
詩人では、ない焼きたてでもないただ、さめている木屋 亞万1*08/4/19 0:31
散る桜蒼木りん308/4/18 22:58
由志キョウス...508/4/18 22:48
流された貝こゆり6*08/4/18 22:42
世界とぼくの涙れんげ108/4/18 21:51
あなたの得た浮力、わたしの透明さとの交感逆島夢子5*08/4/18 21:25
影さやかな月のもと[group]佐々宝砂16*08/4/18 20:54
いのちの石 服部 剛308/4/18 20:18
かもしれないxたろおx208/4/18 20:16

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