まだ
ほとんどの人が
眠りの中

早い朝は
静かに静かに

小鳥たちは
もう起きている

テーブルには
茹で卵が積み上げられ

昨日作ったスコーンが
口をあけて
笑ってい ....
とりあえず
と言って別れたあと
事故にあった

病床で
痛みに耐えて
うなされながらも
とりあえず
と寝言を言ったらしい

意識が戻って
何か食べたいものある
と聞かれたと ....
「何度も言うように
  それは私ではないのですけれども
   ある方はそれをとても大切になさいます
「何度も言うように
  それは私ではないのですけれども
   ある方はそれに語りかけておら ....
燃えるものがない
燃やすものがない

燃えようとする心だけが
かろうじて生き残ろうとするとき
ぼくの指先はペンを握りしめる
ああ白紙には危険な文字が溢れている
白紙を汚そうとするとき
 ....
訳もなく
お砂糖の糸の溶けて漂う
コップの中の水の宙が
明るい、そこへ
悲しい左目から順に
預ければいい


ほら
眼球が融けて、眩しい
それから右の頬 ....
描くのはいつもこの時間
弾くのもいつもこの時間
だって気持ち良いんだって
ずっと触れているみたいで
好き勝手に積み重ねたいいところどり
とりどりの芸術のさきっぽに抱きついてくらくら
ふ ....
お昼みたい明るいガソリンスタンド
街灯、信号、ネオン、テールランプ
涙で縦になったり

通いなれてた道を
今夜は一人で運転する
ひどい事故起こしそう
予感
お昼みたい明るいガソリンスタ ....
雨はあなたのうえにも降るでしょう



二度と出逢わない二人に、あの日々を思い出させる不思議な力を持っている


立ち止まらせ
振り返らせ
空を見上げさせ



寝るときにマ ....
ああ ああ

こんなに近いのに遠い

遠すぎるよ!

あたしは

何を

何を期待してるんだろ

遠すぎるんだって!!

叶わないんだよ

届かないんだよ

こ ....
ある朝
寝ぼうした
とりさんは
ふかふかの羽根にくるまれた
とりさんは
夢ごこち
あっちへふわふわ
こっちへふわふわ
風にとばされてしまわないか
ボクは気が気じゃないよ
夢ごこちで ....
ボクは

赤い夕日に恋をした

本気で愛してるよ

そう言って震えてる

ボクの赤い唇

夕日に照らされてるのかな?

君はあまりに綺麗すぎる

ボクには不釣合いだ

 ....
元気ですか?

しっかりと生きていますか?

愛していますか?

たとえ、愛されなくても

思うように過ごしていますか?

わがままばかりいっていませんか?

迷っていますか? ....
あははと踵の硬く白くなったところを爪でぐいぐい押しながらこらえきれなくなった笑いを爆発させる。ここ、ここ、ここ、ここ床一面に広がった牛乳を指差して必死に叫ぶ。その上をつーっとフィギュアの選手気取りで滑 .... おいしいと評判のケーキ屋さんは
有精卵をつかっているという噂だった
怪物みたいな冷蔵庫を開けると
そこには透き通るような殻をした
まだ温かい卵が並んでいるのだと

早朝
こっそりケーキ屋 ....
プール
プールに浮いている罠
ぼくは見抜けない
きみに囚われた



なびく
たゆたう
におい


プール
プールに沈む眼が
ぼくを見ている
空 見透かして
 ....
雨の落ちていく時
私の足音と同じ
ぱしゃりとつながるのが
みえそうな気がして
喜びというものに
出会えたらいいと
信号が車を止めるという
決まりきった約束だけに
心のすべてを捧げていた ....
石畳に膝を折る ぼろ切れを纏った少女

肌は白く 心臓が透けてしまいそうなほどで
髪は黒く 何か重大な光を隠しているようで
瞳は大きく ステンドグラスを見ているようで
手足は細く 成熟した草 ....
何者にも代えられないもの
はじめて知った気持ち
ざわめく事ばかり
変化を求めてばかりいた
そんな僕に

平凡という退屈な束縛すら
愛しく思えるように
離したくないと縋る迄に
変えてし ....
ごらん、あれが銀河というものだ
今日みたいな湿った夜に
こんなにくっきりと見えるのは
とても珍しいことなんだよ

僕は君たちに星は動いていないと教えた
地球の自転の見かけの動きなのだと ....
先端へ向かう
先端にはぎりぎりの刹那がある
意識の
肉体の
先端には果てしない落下への幻惑がある
ありふれた机の先端にさえ
底知れぬ奈落がみえる
先端の先へさしだすのは祈りだ
それが無 ....
仕事の帰り道
遅くなって借りた傘をさすと
すこし前を地下鉄のとおい駅まで
歩いて行くふたりは
みんなにこそこそかげぐちを言われてる

おんなのひとのほうはついこないだ
離婚した
おとこ ....
青白い空に僕が飛ぶ
青白い空に僕が飛ぶのだ
明け方の淡い夢の様に
暮れ方のカゲロウの羽ばたきみたいに
青白い空に
青白い空に



息をし始めてからこ ....
期待して、裏切られてを繰り返してきた人生だった。

それでもまた、期待してしまう。

幸せな日々を。笑い続けられる将来を。
僕が時々
夕食を買いに行くマックに
いつも立っているクルーの女の子

いつもオーダーを取りながらも
唇が乾くのか単なる癖なのか
唇を湿らすように舌を
チラチラのぞかせる

唇から漏れ ....
寝ている隙にブーツの中のにおいを嗅いだ
気が遠くなるという言葉の意味を知った
君を好きな気持ちに変わりは無い

寝ている隙に鼻毛を抜いてみた
殺すぞゴラァと胸ぐらをつかまれた
君を好きな気 ....
頭が悪いから割ったの
罪の意識が芽生えたわ
今じゃすくすく育って森みたい
私の居場所なんて水餃子の側で水餃子を食むしかないから
オルゴールが鳴り終わるまで息を吹いていたのだけれど
煮え立った ....
影なびくほうへ
路を曲がる
前も後ろも
午後になる


花の色と
名前を忘れる
すぐそばにただ
ひとつ揺れる


雨と雪が経ち
かたちは鳴る
すぎてゆく手に ....
すぎてはすぎる
曇のかたちを聴いている
水の名前に
拳をひらく


静かに紅く
夜へ降る曇
さらに暗く さらに静かに
さらに遠く さらに遠く


膝の光 銀の道 ....
みじめな欲望じゃけえ、今目の前で失うても構わん。ヒクヒク鼻を近づけて臭てもろても構わんけん、その代わり腰をくねらしたシルエットはきれいやと言うて。朝ごはんに作る味噌汁に何の具を入れるんか考えることだけ .... {引用=
                           あるんだ、
                           のお前は、
                           ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
早い朝に風音4*08/4/20 5:35
とりあえず小川 葉208/4/20 4:40
プロパゲータ若原光彦008/4/20 3:14
燃えるものがない/燃やすものがない五十嵐敬生108/4/20 2:56
お砂糖不全A道化308/4/20 2:45
脱皮したい鎖骨008/4/20 1:41
多久蘭乱008/4/20 1:10
雨あがる夜Orange...208/4/20 1:04
very far lovecass1*08/4/20 1:00
夢のとりさんここ708/4/20 0:59
sunset in lovecass2*08/4/20 0:56
手紙短角牛3*08/4/20 0:26
夜。笑い。にて。なかがわひろ...0*08/4/19 23:59
或るケーキ屋さんの話吉田ぐんじょ...608/4/19 23:54
夏、刹那ゆうと0*08/4/19 23:45
雨鏡砂木8*08/4/19 23:37
石畳の光灯兎208/4/19 22:36
開く扉ゆきのかけら...1*08/4/19 22:01
「光砂の海」ベンジャミン4*08/4/19 21:19
先端Etuji108/4/19 20:50
雨のものがたりふぁんバーバ...5*08/4/19 20:17
青白い空(悟ったからって別に)ホロウ・シカ...2*08/4/19 20:11
期待燕(ツバメ)008/4/19 19:53
彼女の唇から舌が漏れるとkauzak6*08/4/19 19:09
ブーツの中のにおいを嗅いだ。もののあはれ8+*08/4/19 18:12
その情景が既に損ねキリギリ008/4/19 16:51
ノート(離歩)[group]木立 悟408/4/19 16:02
夜をわたる308/4/19 16:01
駄話なかがわひろ...2*08/4/19 14:55
どうでもいいほど愛しい/067[group]ピッピ108/4/19 13:29

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