例えば
それは真っ黒な海に広がる
一滴のミルク
ゆるゆると広がり
消えて行くのか
それとも行かないのか
海の広さを
図りかねている


年月よりも尚
重い枷があるのだとして
そ ....
平日の昼間から僕のアドレス帳に登録されている人間たちに片っ端から
「雲を見に行こう」とメールを送りまくった。
来てくれたのは友人の一人モモサキだけだった。


彼はメールの一時間後、ピストル ....
ボクの今が、
うすまるのは、
あるがままをなくしてしまったから。

それに、

うすまっていく自分を見てしまうのは、
つらすぎるから。

浸れる映像を探しに毎晩リモコンを押しつづける ....
向精神薬なんて、鍵のひとつじゃない

ドーパミン

セロトニン

生まれもった病気のふり、やめろよな


あたしの未来になにをするんだ

医者やインターネットの

あたしペイ ....
さみしいものが
さみしいものと
こすれあう
すると なぜか
うみは ひろがる
なみは ひくいまま

たよりなさげな
しっぽでも 
つなご

ひねりだしたって
しょっぱい ....
となりの貴方を想う
その顔。

そんな顔の
過去の自分が
懐かしくて――
1つが2つ
増えていく気持ちを
僕は縮められないでいる
それは距離のように それは遠ざかる
受け入れれば 受け入れるほどに

一つにならない
それは分離しているということ
増え続ける  ....
現状取り急ぎ報告いたします期待はずれでした
それはもう期待はずれでした知らなかった頃に
戻りたいの多くの者が申しております何かの事故で
あって欲しいとも申しております裏側を覗く者もおります
足 ....
花火 のよう
ではなかった
燃え上がった炎

お互いのいのちを
内側から削り合って
混ぜ合わせた粉に
火矢を放つ

一瞬の火花の中
求め合い
探り合う 
薄い皮膚だけ保たれて
 ....
夕方
ベッドで
横になっている

台所からは
母の立ち働く
音が聞こえる

サクサクいう
包丁の音

ガスレンジをつける
チッチッという音

何か炒める
ジャッという音
 ....
自分の身勝手から
すべてに放り出された男

孤独と挫折を繰り返した
男の左手首には
すべてを終わりにしたかった
一本の深い傷跡がある


何も聞かず
何も言わず


後ろから ....
ある友は 
繰り返し押し寄せる
夜の暗闇に闘い疲れ果て  
自らの命を絶った 

ある友は 
不条理な世の濁流に流され 
無情な職場から 
解雇通告を受けた 

ある友は 
老い ....
アスファルトの上に
放置された猫の遺体を 
夏の陽射しが腐らせる 

数百年昔 
同じ場所で戦があり 
斬られた鎌倉武士の遺体は 
掘られた土の穴に埋められた 

やがて季節は巡り  ....
ハス
ガマ
ヒシ
ホテイアオイ

ジュンサイ
カナダモ
キンギョモ
アマモ

目に見えない
役目
誰も知らない
生態

世の中には
説明できない
けど
大切な事があ ....
フレンチトースト作って
コーヒー入れて
タバコを吸って
くつろぐ

夜香木の芽が
吹いた
挿し木をして
初めての夏

ターザンが
ホオオオホ
アーアアー
飛びついてきた。
 ....
絵里子は石垣に崩れ落ちた。
街は皆殺しにされた。
絵里子は落ちた。

愛もまた、絵里子と同じだ。
攻め立てられ、落ちた。

愛も、絵里子も同じだ。
唐突に攻められ、驚きとともに、
 ....
透けるレースのカーテン揺れて
弦はさりげなく弾かれていく
庭から伸びる仲良しな枝の先
蓄えていく思いつきのメロディ

楽譜に記録する事をあきらめた少年
鉛筆を放り出してハミングする
息を ....
人間になりたい
そればっかりが頭をよぎり
そのたびに問いただす

明日さえ来なければ、
なんて思いもしない
しないけど

犬の湿った鼻が欲しい
猫の光る目が欲しい
鼠の小さな体が欲 ....
このままじゃきっとダメになる
このままじゃきっとダメになる
そういう感覚を利用して
何よりもスピードを大事にしてみなよ
畑を耕して
種を撒くことから始めてみるべきだ
乾いた ....
この箱の色は メンソール
緑色とくりゃ メンソール

吸って スッとして
吐いて ハッとして




ニコチンマン ゴーゴー
ニコチンマン ゴゴゴー

 ....
{画像=080420120408.jpg}
救いのない旋律 / 救いのないコトバ

うつむいて歩くときの / 手のおきどころにこまる

あついコトバはなくて / 青くひかる煌めき

静か ....
 
 
 
百匹のトナカイ
百匹のトナカイ
 
 
 
五匹が雪の国のひとに
食べられました
 
 
 
九十五匹のトナカイ
 
 
 
二十五匹がライフルを持ったひ ....
革命家どうしの恋があった

恋は愛に変質していった

執着としての愛に

恋ごころとしての愛に

それは宝石のようだ

宝石の透明ないろをしていた


あきらめてはいけない
 ....
{引用=
物語を読むように
音楽を聴くように
写真を撮るように
素描を描くように

きっと、一番大切な時間を
いつも過ごしていたい}
A点がわからない
{引用=
シャッターを押すよ ....
回っている。
ロングスカートをはいた女が
スカートの傘の中央でバランスを取りながら。目を閉じて。
右手は垂直に天井に。左手を横にゆるやかに伸ばし、回転する。
長い間、ただ一心に回り続ける。
 ....
まだ
ほとんどの人が
眠りの中

早い朝は
静かに静かに

小鳥たちは
もう起きている

テーブルには
茹で卵が積み上げられ

昨日作ったスコーンが
口をあけて
笑ってい ....
とりあえず
と言って別れたあと
事故にあった

病床で
痛みに耐えて
うなされながらも
とりあえず
と寝言を言ったらしい

意識が戻って
何か食べたいものある
と聞かれたと ....
「何度も言うように
  それは私ではないのですけれども
   ある方はそれをとても大切になさいます
「何度も言うように
  それは私ではないのですけれども
   ある方はそれに語りかけておら ....
燃えるものがない
燃やすものがない

燃えようとする心だけが
かろうじて生き残ろうとするとき
ぼくの指先はペンを握りしめる
ああ白紙には危険な文字が溢れている
白紙を汚そうとするとき
 ....
訳もなく
お砂糖の糸の溶けて漂う
コップの中の水の宙が
明るい、そこへ
悲しい左目から順に
預ければいい


ほら
眼球が融けて、眩しい
それから右の頬 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
思春期さき308/4/20 22:24
や☆さ★し☆さ★青木龍一郎6*08/4/20 22:10
しょうがないさよーかん108/4/20 22:07
罪の色吉岡ペペロ908/4/20 21:39
うすめる唐草フウ6*08/4/20 21:17
xたろおx008/4/20 21:00
終壊tatsuy...008/4/20 20:53
ノーギャラリー・ノーリアクションキリギリ308/4/20 20:17
マグネシウムこゆり7*08/4/20 19:07
台所の音風音4*08/4/20 18:41
男と女舞狐2*08/4/20 18:24
服部 剛108/4/20 16:31
鎌倉の武士 008/4/20 16:03
水草ペポパンプ4*08/4/20 15:43
今日も雨4*08/4/20 15:43
華南ブライアン0*08/4/20 15:28
走れ青い鳥[group]木屋 亞万0*08/4/20 15:17
暗がりブロッコリー...008/4/20 14:28
スポンジは雨のあとに出てくる芽のことを待ち侘びているエスカルラー...7*08/4/20 12:54
メンソールソングcaleha608/4/20 12:35
天聴(テンチョウ)[group]beebee7*08/4/20 11:53
やさしい冬のはなし森さかな308/4/20 11:43
宝石吉岡ペペロ808/4/20 10:47
A-B Repeatたりぽん(大...408/4/20 9:56
さよならメリーゴーランド結城 森士408/4/20 9:37
早い朝に風音4*08/4/20 5:35
とりあえず小川 葉208/4/20 4:40
プロパゲータ若原光彦008/4/20 3:14
燃えるものがない/燃やすものがない五十嵐敬生108/4/20 2:56
お砂糖不全A道化308/4/20 2:45

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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