空ばかり見上げている君の足元はおぼつかない
足元ばかり見つめているわたしの空はさびしい
だから
一緒に歩こう
そしたらまあるくなれるから
激しい雨
重く深い雲の隙間
金色の夕陽
霞む虹
フロントガラスの滴り
暗さの垂れた前方
真横に広がる黄昏
対向する光のパズル
終わりを支えた始まりが
忘れ去られようと ....
一人汗をかきながら
走りだす夜明け前
遠い日に憧れてた
昇る朝陽に背を向けて
寂しさと夢のカケラを
ココロに詰め込んで
シグナルが換わり出したら
止まってはい ....
{画像=080426092028.jpg}
さあさ みなさん
手を繋ぎ、
夜の踊りを踊りましょ。
赤いライトの輪の内は、
ヘモグロビンのタンゴです。
蒼いライトの輪の内は、
黴びた膚肌( ....
ピストルを背中に押し付けられて
細い路地へ連れ込まれる
そんな夢を見た
銃弾が放たれた瞬間に
ちょうど目が覚めるとは限らない
痛みのない苦痛を味わうこともある
それ ....
毎日が戦場で
しっかりと目を開いて
現実ばかり見ていると
ひとみが乾燥して疲れてしまう
だから そのたびに
まばたきをしてみるのだけれど
そんなとき一瞬
電車の車窓を見ているようで
何 ....
劇「中間の場所」
を
観た帰りに人身事故で
中央線遅れる
乗客救出の為、、、放送が何度も
ホームに流れる
バケツ5杯分の肉片を回収
肉片を救出終了のため運行を開始
....
枯れ木が立っている
その凛とした立ち姿に
僕はしばらく見惚れる
花なんて
飾りなのかもしれない
足跡を残すより
その一歩を踏み出す
足の方がよっぽど大切だと…
彼女はまだ温かい
フランスパンを
冷えた腕に抱えながら
川沿いの坂道を
一気に駆け上がる
街路樹は春に芽吹き
風は冬のまま
もうすぐ朝が来る
空は濃紺から薄い青へ
雲が暗く影を残す
....
エネルギーが切れそうなことを
悟られたくなくて
地面を脚で蹴って
蹴って
辛うじて前へ
前へ
楽しい思い出を作るために
生きてきたの
だけどそれを思い出す
身体が先になくなったら ....
僕のちょっとした
親切心を
無神経な人が
台無しにした
"なんて自分勝手な人なんだ"
と思ったけれど
そんなことを
考えるのは
結局僕も
....
「卵」という文字が
何故か哀しく歪んだ
誰かの顔に見える
「卵」という文字が
何故か背中合わせに俯く
ふたりの人に見える
「卵」という文字が
何故かずっと倒れずに ....
ほんとうの絶望に出遭うまで
あと何時間何分何秒
この曇天は
とりどりのあかりで
硫黄のけむりのいろをしているから
おさない夢のおわりにみた、あのあかい
みたことのない動脈血よりもっとあかい ....
昨夜は母ちゃんが
皿洗いを終えた後
ストレスから来る腹痛で
じっと座り込んでいた
今夜は親父が
夜勤警備で老体に鞭打ち
今頃懐中電灯を手に
役所の廊下を照らしてる
....
体温が交じり合って
境界線がなくなって
二人が一つになって
古い輪郭線がほどけてゆく
まっすぐに
まっすぐ に
雨の降る夜は
無口になって
過ぎるときと
訪れるときを
見つめるばかり
触れるのは
雨の音と
薫る灯り
窓辺においた影を
揺らした
あなたの夜も独り
何を見つめているの
た ....
080426
妻を殺して逃げるんだ
二十五時の暗闇で
つま先立ちで忍び足
窓の外はほの暗く
モダンな街灯連なって
にたりにたりと
ほくそ笑み
綺 ....
{引用=近道して
とおりぬけた石段に
昨日の雪が つもっている
桜に降る
ちいさな雪が
毛布のように 町をくるむ
あなたは
商店街のゆるやかな坂を下り
あおく ひかる
....
「ピンクの紙で包んで
ピンクのリボンをかけて」
照れくさそうに言った
かすみ草だけの花束なんてめずらしい
ちょっと驚いた
心の声を聞いてみた
好きだから
似合うと思う ....
雨の日なば
いっぱい
匂いっこするっけおの
雨の日なば
匂いっこ嗅ぎつけて
いっぱい
犬っこ集まるっけおの
雨の日なば
いっつも
なんかの大会
やってらっけおの
ば ....
向き合うということは
壁と向き合い
壁を見据え
壁を貫いてゆく
透徹した強い眼は
またそれほどにやさしいのだ
向き合うということは
眼に嵐がおこり
眼に海が満ちて
悔恨の情を絶ち ....
緩慢に
闇を燃やす
ロウソク
の滴
夜は等寸に
切り分けられる
薄紙に定着したしみのような方寸の記憶
が無造作に重なる
**風景**
それから 物語…
(あったか ....
せんせい、あのね。
かえりみちかたつむりをみつけたよ。いっぱいはくせんにいたよ。かたつむりはなんで、はくせんにいるんですか? でもうれしそうだったよ。でもみさちゃんにいっぱいなげられました。
....
青 い 光
{引用=
沸点が異常に高いキスをしたら
囀りさえも昨日のもののようになって
ぼくは、いつ救われるんだろうと
指先で境界線に触れるくらい難しいこと ....
人差し指と親指で輪っかをつくって
なにに見える?
かね?
おっけー?
そうだね
そんなもんにも見える
そいつを俺は
親指の角度をすこしずつ手のひらへ
ずらしていって
満月から
半月 ....
するどいエンピツ
つきささない
とがったじょうぎ
なげつけない
ノートにすうじをならべてみて
ほらここから
せんそうのはじまり
てきはあいつだ
けしごむとばせ
ひ ....
家?
賃貸、もちろん。
車?
たまにレンタカー借りるかな。
金?
ちゃんと返すよたぶん。
映画?
シネコン行くくらいなら家でDVD。
昔はよく行ってたけどな ....
朝の街は風が強い
友は今日だけのことと笑ったが
夜明けを知らないその朝
やはり風は強いのではないか
夜の街も風が強い
髪が乱れされて舞い上がる
灯りが明るく
またぼんやりと平然と雑 ....
誰か、知りませんか。
私のこと。
いつも顔を見せてくれなくて。
いつか鏡を見た時、あまりにリアルで。
その中の私は、薄笑いを浮かべて、
動き出しそうで。
怖かった。 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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